元モラハラ被害者の観察日記|⑪私がやってしまった4つの失敗と学び
「完璧な対応」なんてない
「瑠美さんだから、うまくいくんですね」そう言われることがあります。
でも正直に言うと、私は何度も何度も失敗してきました。
- 感情的になって後悔した。
- 夫の圧力に飲み込まれてしまった
- 「配慮のつもり」で自分を追い詰めた
この記事は「元モラハラ被害者の観察日記」シリーズ、全11回の第11回目、つまり最終回です。
これまでの投稿内容
前回の「変化の測定方法」では、私たちの「現在の日常」を具体的にお伝えしたことで、私たちの変化を実感してもらえたと思います。
今回は、モラハラの問題解決において、私がどんな失敗をして、そこから何を学んだのかを、正直に書いていこうと思います。
※この記事は、加害性が強く、攻撃的で生々しい描写が含まれます。
フラッシュバックや不快感を覚える可能性がある方は、ここで読むのを止めることをお勧めします。
もくじ
- 失敗① 感情的になって謝罪を求めてしまった
- 失敗② 焦って「やるべきことが見えなくなった」
- 失敗③ 追いかけて話し合いを続行してしまった
- 失敗④ 「発達障害だから」と配慮し過ぎた
- 「完璧な対応」なんてない
- まとめ
失敗① 感情的になって謝罪を求めてしまった
夫の嫌な言い方に反応して、感情的になることがありました。
「謝ってほしい」「認めてほしい」という気持ちが強くなり、しつこく追いかけて謝罪を求めたり、話し合いを続行してしまった。
でも、その話し合いの中で、夫のマイルールと正しさの圧に混乱して、言い負かされてしまうことがありました。
後から気づいたのは、「謝罪を求める」という行動自体が、夫にとっては「攻撃」に見えるということでした。
私がそれを理解できるようになったのは、かなり後のことです。
あなたもこんな経験はありませんか?
「ちゃんと謝ってほしい」と思う気持ちは、当然のことです。
でも相手がそれを「攻撃」と受け取ってしまうなら、話し合いは平行線のままです。
この時、私が学んだのは「謝罪を求めない」ことでした。
謝罪がないと前に進めないと思っていたけれど、実際には「謝罪を求めないこと」が前に進むための一歩だったのです。
失敗② 焦って「やるべきことが見えなくなった」
夫が無視をしたり、不機嫌オーラを出すと、私の心拍数が上がっていきました。
「怒らせないように」という焦りが先に立ち、「やるべきことが見えなくなった」のです。
「正しいことを言えば分かってくれるだろう」という考えよりも、「怒らせないように」という感覚が私の判断を支配していた。
この時期の私には、「冷静に対応する」という余裕がありませんでした。
夫の気持ちが理解できず、キレるポイントが分からないのは、私にとっての常に「気になっていたもの」だったのです。
さらに、私の意見や態度を「そのような対応は正しくないですよ」と窘められると、「そうなのかも」と夫の圧に飲み込まれてしまうことがありました。
「本当に自分が間違っているのか」と思い込んでしまっていた。
これは、あなたの弱さではありません。
モラハラの中では、誰でも焦ります。誰でも「怒らせないように」と考えてしまいます。
この時、私が学んだのは「焦っている時には、その場で判断しない」ことでした。
「今は無理だ」と感じた時には、その場を離れる。
これが私にとっての最も大切なことだと気づきました。
失敗③ 追いかけて話し合いを続行してしまった
「許せない」という気持ちが強い時には、追いかけて話し合いを続行しようとすることがありました。
でも、その結果として、夫が使うような暴言を言ってしまったり、同じ手段を使ってしまうことがありました。
その後の後悔は激しかった。
「自分もやっていたのか」という事実が、私の気持ちを乱した。
過剰防衛になったり、鬱っぽくなったりと、その時期の私の気持ちは激しく揺れていました。
今振り返ると、これはカサンドラ症候群の症状だったのだと思います。
追いかけてしまう気持ちは、理解できます。
「このままじゃ終われない」と思う気持ちは、自然な反応
でも、この時私が学んだのは「追いかけない」ことでした。
感情が動いている時には、正しい判断はできません。
「追いかけない」「飲み込まれない」。
これは一日二日で身につくものではありませんでした。
でも少しずつ「やる前に立ち止まる」ことが増えていきました。
失敗④ 「発達障害だから」と配慮し過ぎた
夫が発達障害であると診断されたことで、「発達障害だから」という理由で配慮するようになりました。
でも、その「配慮」が私の失敗の一つでした。
夫は「僕は発達だから出来ません」と言葉にすることで、やる前から抵抗感があるものや面倒なことを私に押し付けてきていたのです。
「発達障害だから無理だ」と言われると「仕方がない」と思って、私が背負うことが増えていった。
「配慮」のつもりで、全てを背負い過ぎてしまった
今振り返ると、私は「教育者のように」夫に接していたのだと気づきました。
発達障害の特性による不器用さを「まともに変えてあげよう」という意識で立ち振る舞っていたのです。
それが私の失敗だと今は思っています。
この時、私が学んだのは「配慮と依存は違う」ということでした。
夫を理解することに努め、余計なアドバイスをすることをやめた。
すると、徐々に夫との関係が改善され、対話が増えていきました。
「完璧な対応」なんてない
「モラハラの問題は完全になくなるとは思わない」と私は今も思っています。
でも重要なのは、自身の特性や傾向を自覚し、どう上手く付き合っていくかを知っていくことです。
そうすることで、再発防止にもなりますし、対策も取れるようになっていきます。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
私が学んだことをまとめると、こうなります。
- 感情的になった時には、その場で話し合わない
- 焦っている時には、その場で判断しない
- 追いかけない、飲み込まれない
- 配慮と依存は違う
これらは一日二日で身につくものではありませんでした。
でも「失敗した時にどう気づくか」を知っておくことが、次の一歩につながっていきました。
「完璧な対応」なんてありません。
失敗しても、気づけたら、それでいいのです。
この記事を書いた人
経験と専門性
- 夫婦でモラハラを解決した実体験者
- 2015年から2500件超の相談解決実績
- 行動心理学をベースとしたモラハラ加害者・被害者の心理分析
- 加害者と被害者の思考・行動パターンの解明と改善指導
- 発達障害特性を持つ夫婦関係の調整とサポート
- カサンドラ症候群からの回復支援
- 夫婦間コミュニケーション改善や改善方法の開発
- 同じ経験を持つ専門家として、あなたの状況に寄り添うことが可能
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国12媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
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モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
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