「体だけ求められる」モラハラ夫からの性的DVと対処法

今回は「体だけ求められる」モラハラ夫からの性的DVと対処法について解説します。

問い合わせの増加を受け、モラハラ加害者に多い「デートDV」の特徴と対処法より詳細な内容と具体的な対処法に焦点を当てます。

被害者と加害者、それぞれの声

相談で多いのが「夫が育児・家事に非協力で暴言を吐くくせに、突然体を求めてくることが苦痛」という妻の声です。

性の捌け口扱いに生理的嫌悪感を覚え、離婚を考えるケースが少なくありません。

一方、夫側からは「二人目出産後から妻が断る頻度が増えた」「愛しているのになぜ応えてくれないのか」という不満も聞かれます。

理解できる部分はありますが、性的DVが正当化されるわけではありません。

性的DVは最も相談しにくく問題が長期化しやすい特徴があり、精神面への影響は深刻です。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)不安障害、あるいは抑うつ状態(カサンドラ症候群)の場合は支援機関相談と並行して精神科受診をお勧めします。

相談者の多くは離婚より性的DV回避法を求めており、この問題解決で婚姻継続可能と考える妻も少なくありません。

今回は加害者の心理的背景・行動パターンの解説と、具体的な対処法をご紹介します。

まずは客観的なチェックテストで現状を把握し、その後モラハラとの関連性や具体的な対処法を段階的に解説します。

現状の把握が改善への第一歩です。

まずはチェックテストから始めてみましょう。

緊急対処をお求めの方は「モラハラ夫への対処法まとめ」を先にお読みください。

根本的な解決を目指す方へ

私自身、ASD・ADHD混合型で診断済みであり、夫婦でモラハラの問題を克服した専門家です。

2024年11月に週刊文春オンラインで3回連載され、NHKや産経新聞など全国11媒体で紹介されました。

私たち夫婦も新婚時にはモラハラ加害者と被害者になってしまいましたが、夫婦で協力してモラハラを克服しました。

この記事の対処法も参考になりますが、根本的な解決には、なぜモラハラが起きるのか、どう克服したのかを知ることがはるかに重要です。

週刊文春オンラインでも掲載された実体験をまずはお読みください。

これらを読んでから戻ってきていただくと、より深く理解できるはずです。

10年間で2500件超のモラハラ相談を解決してきた専門家として、実際の解決事例をもとに解説します。

もくじ

  1. 性的DVとは
  2. 各行為の背景にある心理
  3. 合意のない性行為を強要する・拒否すると怒る・生活費で脅す
  4. アダルト映像を見せる・撮影する・卑猥な発言を繰り返す
  5. 他者の前での屈辱的発言
  6. 避妊に協力しない行為と多産DV
  7. 多産DVとは
  8. 被害者が性的DVを断れない理由
  9. 対処法集
  10. 身体的DVを受けた場合
  11. 必ず話し合いをすること
  12. モラ夫が全く話し合いに応じない場合
  13. まとめ

性的DVとは

一般的に性的DVに該当するのは以下の特徴があります。

ここでは、各特徴と加害者がなぜそのような行動を取るのかという心理的背景や行動パターンを説明していきます。

性的DVの特徴

  • 合意のない性行為を強要する
  • 性行為を拒否すると怒ったり不機嫌になったりする
  • 避妊に協力しない
  • 見たくもないアダルトビデオを見せる
  • 性行為を勝手に撮影する、またはネットに公開すると脅す
  • 嫌がっているのに性的な内容や卑猥な発言を繰り返す
  • 他者の前で性的に屈辱を与える発言をする
  • 性行為に応じないと生活費を渡さないと脅す

加害者の心理

加害者が性的DVを行う心理として全般的に言えるのが、以下のような特徴です。

  • 自分と他人との境界線がない
  • 相手を所有物のように扱っている
  • 相手の気持ちが理解できない
  • 特に専業主婦として扶養している場合は、妻を所有物化する思考が強い傾向がある

各行為の背景にある心理

合意のない性行為を強要する・拒否すると怒る・生活費で脅す

これらの行為を行う加害者夫の中には、妻が性交渉に応じるのは「義務」であると思い込んでいる人が少なくありません。

また、以前より性交渉の回数が減ったことに対する不満を抱え、その解消を風俗や浮気ではなく「あくまでも妻じゃないとダメ」と考え、要望に応じない妻が悪いという思い込みを持っています。

さらに、子どもを優先されることへの嫉妬や不満を抱えていることもあります。

そのため、怒りの感情を適切に処理できず、不機嫌な態度や発言として表出させるのです。

なお、性行為に応じないと生活費を渡さないと脅す行為は、経済的DVにも該当します。

アダルト映像を見せる・撮影する・卑猥な発言を繰り返す

これらの行為の背景には、相手の気持ちがわからない、空気が読めない、デリカシーがないという特性があります。

あるいは、相手が嫌がる姿を見て楽しんでいたり、その行為自体を面白いと思っていたりする場合もあります。

他者の前での屈辱的発言

「デブなのに貧乳だな」「怒ってる女性に『生理なのか、更年期なのか』」などと言うような、デリカシーのない発言がモラハラ加害者に多く見られます。

上記同様、加害者はこのような発言自体を面白いと思い、周囲にウケると思って言っていることが多く、周りがドン引きしていても平気で話を続けます。

また、公の場で相手を貶めることで優位性を示そうとする支配欲の表れもあると考えられます。

避妊に協力しない行為と多産DV

避妊に協力しない心理的背景

避妊に協力しない行為の背景には、まず自分の快楽を最優先する傾向があります。

加えて「コンドームを装着すると射精できない」といった言い訳や、コンドームなしでの性交渉がもたらす結果を想像できないという想像力の欠如も理由として挙げられます。

さらに、より深刻なケースとして、意図的に妊娠させることで相手を支配しようとする「多産DV」の可能性も考えられます。

実際の相談事例として、妻が「育児が落ち着いてきたので家計のためにパートに出たい」と申し出るたびに、夫が避妊に協力せず妊娠させるということが4〜5年に一回の頻度で3回ほど続き、妻が40代半ばになってようやく終わったという深刻なケースがあります。

多産DVの背景にある見捨てられ不安

上記の事例のモラ夫にカウンセリングを実施し、なぜそのような行動を取るのか尋ねたところ、彼自身が毒親育ちであることが明らかになりました。

幼少期に親から躾という名目の暴言や批判を受け続け、本来得られるべき親からの愛情が著しく不足していたのです。

そのため、健全な愛着形成ができず、常に見捨てられることへの強い不安を抱えていました。

彼は妻が外で働き、特に他の男性と関わる可能性があることに耐えられず、その不安を「解決」するために子どもを作り、妻が自分から離れられない状況を意図的に作り出していたことを、カウンセリングの過程で最終的に本人が認めました。

ただし、これはこの特定の加害者の事例であり、必ずしもすべての加害者に当てはまるものではありません。

また、愛着障害境界性パーソナリティ障害の傾向があったとしても、このような性的DVは決して正当化されるものではなく、断じて許されない行為であることを強調しておきます。

多産DVとは

多産DVとは、パートナーが避妊に協力せず、計画外の妊娠や連続出産を意図的に促すことで、被害者を支配下に置こうとする暴力の一形態です。

被害者の身体的・精神的健康、経済的自立、社会的活動が制限されます。

被害者が望まないのに、または経済的な余裕がないにもかかわらず、何人もの子どもを産ませる行為を指します。

また、子どもが多い家庭は一般的に円満に見えるため、他のDV形態より発覚しにくいという特徴があります。

多産DVの主な特徴

  1. 避妊の妨害:コンドームの使用拒否、ピルの隠匿・破棄、避妊についての話し合いを拒否する
  2. 妊娠の強制:「子どもがほしい」と一方的に主張し、同意なく妊娠させようとする
  3. 中絶の禁止:望まない妊娠でも中絶を強く非難し、罪悪感を植え付ける
  4. 連続出産の要求:十分な回復期間なく次の妊娠を促し「子どもは多い方が良い」「○人欲しい」と一方的に決めつける
  5. 経済的依存の強化:多子により被害者の就労や経済的自立を困難にする

多産DVがもたらす主なリスク

1. 心身への負担の増大
現代医療の発展により出産に伴う医学的リスクは軽減されていますが、妊娠・出産は依然として女性の体に大きな負担をかけます。 
さらに、出産後は育児による睡眠不足や精神的な負担が加わり、慢性的な疲労や体調不良に悩む方も少なくありません。 
特に夫が育児に非協力的な場合、産後うつ病や育児ノイローゼを発症するリスクが高まります。
2. 経済的余裕の喪失
子育てには相当の費用がかかるため、子どもの数が増えれば必然的に家計の負担も増加します。 
特に育児と仕事の両立が困難であり、パートナーの収入に依存せざるを得ない状況では、経済的な不安がさらに深刻になります。 
日々の生活費の心配に加え、将来の教育費などの長期的な経済的負担も増大するため、精神的プレッシャーも大きくなります。
3. 離婚の困難化
パートナーとの関係に不満があり、子どもが自立した後に離婚を考えていたとしても、子どもが多ければそのタイミングは大幅に遅れることになります。 
その間、子育てに時間を取られる被害者は、社会に出て就労経験やキャリアを積む機会を失うため、最終的には経済的な自立の困難さから離婚を断念せざるを得ないケースも少なくありません。

多産DVチェックリスト(簡略版)

以下の項目に当てはまるものがある場合、多産DVの可能性があります。

  • パートナーが避妊に協力せず、使用中にコンドームを外す
  • 避妊や家族計画について話し合おうとすると怒ったり、無視をする
  • 出産後の体調回復を待たずに次の妊娠を強要される
  • 育児や家事の負担は全てあなたに押し付けながら妊娠を強要する
  • 複数の子どもがいることを理由に「もう離婚できないよな」と言われる
  • 経済的に余裕がないにもかかわらず、あなたの意向を無視して出産を促す

多産DVは他のDV形態と同様に重大な人権侵害であり、被害者の自己決定権を奪う行為です。

子どもを持つこと自体が問題なのではなく、それを相手を支配するための手段として利用することが問題です。

被害者が性的DVを断れない理由

恐怖と緊張感の支配

一番の問題は、性交渉を断った際に怒鳴られたり物に当たられたりする経験や、半ば強制的に性交渉を強いられた恐怖体験です。

これらの経験が深く心に残り「断ったらまた怒鳴られる」「また不機嫌になる」という恐怖感から断ることができなくなります。

また、性交渉を断ったことで夫が不機嫌オーラを家庭内に撒き散らしたり、何週間も無視したりするなど、家庭に緊張感をもたらす体験も大きく影響しています。

特に子どもへの悪影響を懸念し「私さえ我慢すればいい」という考えから自分が折れて夫に合わせるようになり、結果として理不尽な性交渉を受け入れてしまうのです。

さらに、それまで激怒していた夫が性交渉に応じると途端に機嫌が良くなるという体験も断れない原因の一つです。

加害者から「夫婦なんだからSEXをするのが当たり前だろ」「子どもが増えるのはいいことじゃないのか?」「応じないお前がおかしいんだ」などの歪んだ価値観を強い口調で繰り返し言われると、モラハラ被害者に特有の自責の傾向から、自分自身を責めてしまい、次第に理不尽な要求にも応えるようになってしまいます。

幼少期の体験と被害者体質

モラハラ被害が長期化する第二の要因として、被害者自身の生育歴に関連した「被害者体質」の影響が挙げられます。

モラハラ被害者の多くは、いわゆる毒親(特に母親)のもとで育った経験を持っています。

幼少期から「口答えをするな!」「そんなこと言う奴は、ウチの子ではない」「出ていけ!」などの暴言を浴びせられたり、親の機嫌が悪くなると家庭内の雰囲気が一変するといった環境で育ってきました。

このような状況では、母親を怒らせないように常に顔色を伺う習慣が自然と身についていきます。

その結果、周囲の不機嫌さを察知する能力が非常に敏感になります。

幼少期には親から見捨てられると生存さえ危うくなるため、どんなに理不尽な状況でも「察して対応する」体質を身につけることが生き抜くための戦略だったのです。

しかしながら、成人した現在ではこうした対応パターンは本来不要であるにもかかわらず、長年の習慣として深く根付いているため、パートナーの理不尽な要求に対しても断ることができず、結果的に受け入れてしまい、DV被害が長期化してしまうのです。

被害者体質に多い傾向

  • 相手の機嫌が悪くなることを何よりも恐れる
  • 家庭の雰囲気が悪くなるくらいなら自分が我慢する方がましだと考える
  • 嫌われることを恐れて本音を言えない
  • 「お前が悪い」と言われると即座に自分を責めてしまう
  • 自己主張が苦手で強く言い返すことができない

これらの要因により、日常的にモラハラを受け続けているにもかかわらず、真夜中や朝方に無理やり起こされて性交渉を強要されても断れずに応じてしまいます。

そして加害者側からすれば、被害者は「要求を断らない都合の良い相手」として認識され、さらなる支配の対象となるという悪循環に陥ってしまうのです。

対処法集

身体的DVを受けた場合

まず、性交渉を断ったことで、夫から殴られたり、身の危険を感じたりするなど緊急性が高い場合は、迷わずに最寄りの警察署、または下記の警察相談専用電話に連絡してください。

DV防止法について詳しく知りたい方は「モラハラで逮捕されることはあるのか」の記事をそれぞれご参照ください。

警察相談専用電話

「#9110」
受付時間:平日8時30分から17時15分まで(各都道府県警察本部によって異なります)
全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。

公式サイト:警察相談専用電話

配偶者暴力支援センター

男女共同参画センターが運営しており、無料で利用できます。
配偶者からの暴力に悩んでいる方は、「DV相談ナビ」をご利用ください。
全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、最寄りの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。
公式サイト:配偶者暴力支援センター相談窓口一覧

DV相談プラス

内閣府が運営しており、こちらも無料です。
同行支援や保護、緊急の宿泊提供も行っています。

  • 電話・メール:365日24時間受付対応
  • チャット:12時~22時(10か国語対応)
    電話番号:0120-279-889
    公式サイト:DV相談プラス

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(男女共同参画局)

性犯罪・性暴力に関する専門相談窓口です。
産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携しています。
電話番号:#8891
公式サイトはこちら

キュアタイム(内閣府)

性犯罪・性暴力の相談窓口です。
毎日17時〜21時までチャットで対応。外国語での相談も可能です。
公式サイトはこちら

必ず話し合いをすること

まず、モラ夫と話し合いが可能であれば、夫が落ち着いている時を選んで、性交渉についての不満や、夫の態度の何が嫌なのかを具体的に伝えましょう。 

その際に大切なのは、あなた自身が性交渉について何が嫌なのかをまず自分で理解し、明確にしておくことです。

例えば以下のような不満があるかもしれません

性交渉への不満の事例

  • 家事や育児に非協力なのに性交渉だけを求めてくる点がイヤ
  • 性の捌け口のように扱われるのがイヤ
  • 真夜中や早朝など、こちらの体調や都合を考えないのがイヤ
  • 頻度が多すぎる点がイヤ
  • 独りよがりな内容がイヤ
  • 何のムードも作らず、ただやりたいだけという感じが生理的に受け付けない
  • そもそも自宅では気分が乗らない
  • 清潔感がない、不衛生、体臭が気になる
  • 内容がマンネリ化しすぎてしたくない
  • そもそも全く気持ちよくない

これらの内容を相手に伝えるには、被害者体質の方からすれば、かなりの抵抗があるでしょうが、モラ夫の特性として想像力が乏しく、抽象的な表現では理解できないことが多いです。

そのため、あなたの要望を正しく伝えるためには、具体的な言葉で説明する必要があります。 

誤解を避けるためにも、モラ夫にはっきりと具体的に伝えることが重要です。

この際に注意すべきことは

パートナーとの話し合いに際して留意すべき点

  • パートナーに対して不機嫌な態度を取らない
  • 人格否定を避ける
  • お互いを対等な人間として尊重する姿勢を持つ
  • 相手が感情的になったとしても、こちらは冷静さを保つ
  • 自分の発言に責任を持ち、感情的な言葉を避ける

パートナーが自分の考えや感情をうまく言葉にできない場合は「もしかして〇〇と思っているの?」などと、あなたが言語化を手助けすることも効果的です。 

おそらくこのような深い話し合い自体、これまでの関係の中でほとんど経験がないかもしれませんが、離婚せずにモラ夫と共存していくためにも、またお子さんとあなた自身を守るためにも、冷静かつ毅然とした態度で、相手が理解できる明確な言葉で伝えることが大切です。

モラ夫が全く話し合いに応じない場合

モラ夫が話し合いに応じず、聞く耳を持たなかったり「そんなこと言わなくてもわかるだろ」などと、行動を改善しない場合は、次のステップとして「離婚を視野に入れている」ことを伝えて話し合うことも必要かもしれません。

このような発言が必要な理由は、話し合いに応じない時点でパートナーがあなたを所有物として見ており「絶対に自分から離れないだろう」と思い込んでいる可能性があるからです。

そのような態度に対しては「私はあなたの所有物ではない」ということを明確に伝えることが重要です。

「あなたのしてることは性的DVだ」「もう限界で弁護士に相談するつもりだ」「このようなDVが続くなら離婚した方が楽だと思う」といった言葉を使って、自分の気持ちや状況を伝えることも効果的な方法です。

これは即座に離婚を決定したわけではなく、このままモラハラが続き改心が見られないならば、離婚という選択肢もあり得るという現実をモラ夫に認識させる目的があります。

こうした発言に対して、夫が「お前みたいな専業主婦が一人で生きていける訳ないだろ」「まともに働いたこともないくせに」「生活保護でも受けるのか?」などと見下すような発言をしてくることが予想されます。

そのような場合は「贅沢しなければ普通に働けば生きていける」「生きていける手段はいくらでもある」「そんな心配はあなたがする必要がない」と冷静かつ毅然と反論してください。

このようにあなたを所有物のように扱うパートナーには再教育が必要です。

不機嫌な態度を取ったら「相手は怒るんだ」「不機嫌な態度を取ったら受け入れられないんだ」ということを実感させる必要があります。

これは一度や二度では効果がなく、パートナーが本当に自覚するまで繰り返し行うことが大切です。

離婚という言葉を使う際の重要な注意点

  • 身体的DVなどの過激な反応が予想される場合は安全を優先し、使用を控える
  • 実際には絶対に離婚をしたくない場合や、単なるコントロール目的での使用は避ける
  • モラ夫のように「離婚」を軽々しく連発せず、本気で考えた時だけ使用する
  • 感情的にではなく、冷静に淡々とした態度で伝える

あなたが離婚の可能性に言及した後、パートナーが急に機嫌を伺うような態度を取り始めたとしても、これは毅然とした態度に対する一時的な反応であり、モラハラの本質的な改善とは言えません。

「この人は本当に離婚する気かもしれない」「怒らせると本当に離れられるかもしれない」という認識が芽生えれば、次第に話し合いにも応じるようになる可能性はありますが、その場しのぎの態度変化に一喜一憂せず、長期的な視点で冷静に対処することが重要です。

【この記事を書いた人】

もーちゃん

モラハラ解決相談所リジェネ 副所長 | 元モラハラ加害者ASD夫|2015年〜妻と共にモラハラ被害者・加害者体質改善講座を運営|10年間で2500件超の相談解決実績 | 夫婦でモラハラを乗り越えた実体験者

経験と専門性

  • 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
  • ASD・ADHDの混合型診断済み
  • モラハラ加害者としての更生を実現
  • 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開

臨床経験(2010年〜)

カウンセラーとして幅広い支援経験

  • 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
  • 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
  • うつ病の方の復職支援
  • 元受刑者・薬物依存者への更生支援
  • ひとり親・DV被害者相談
  • 企業内パワハラ相談
  • 自助グループ・セミナー開催

メディア掲載実績

新聞・雑誌掲載

  • 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
  • 産経新聞(2021年9月)
  • 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
  • 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
  • ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)

テレビ・ラジオ出演

  • NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
  • KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)

全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介

モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回も、かなりセンシティブな内容でしたが、あなたが抱えている問題解決の一助になれば幸いです。

モラハラで苦しんでいるあなたへ

私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。

しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。

現在は幸せに暮らしています。

すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。

私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。

もし「記事は理解できたけれど、うちの場合はどうすればいいのかわからない…」と感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにお話を聴かせてください。

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