デリカシーがない夫の特徴と対処法

本日はデリカシーがない夫の特徴と対処法を説明していきます。

前回、デリカシーがない妻の特徴と対処法について書きましたが、主に男性によるデリカシー欠如による不快な行動や言動は短絡的であるケースが多数です。

女性より共感的コミュニケーションや情緒的コミュニケーションを取る機会が少ない男性社会の中でも、スポーツを長年してきた体育会系や職人が多い会社に勤めているパターンや女性とあまり関わらない研究職やエンジニアの方など、近しい女性から「それは失礼なことだ」と指摘されずに生活してきた方に多いものです。

部下とコミュニケーションをしていると自負していても、自身の自慢話や相手が興味のないものを一方的に話して仕方なく「すごいですね」「知らなかったです」といわせているだけのスナック会話しか出来ない方も多くいらっしゃいます。

デリカシーのない夫の主な内容としては、明白な容姿批判や公然で大声での発言などが一般的です。

また、デリカシーの欠如の域ではなく、明らかなモラハラに該当する場合が多くあります。

その場合はスルーせずに対処しないと被害者の方のメンタルが疲弊するので注意が必要です。

今回はこれまでのモラハラ夫に関する実例を元に、デリカシーの欠如した夫の行動とその対処法について説明していきます。

最後までお読みいただければ幸いです。

この記事はこんな方におすすめです

  • 夫の無神経さに辟易している方
  • デリカシーがない夫の脳内が知りたい方
  • デリカシーがない夫の対処法が知りたい方

もくじ

  1. デリカシーがない夫の特徴
  2. 人の気持ちがわからない
  3. 人の悪口や批判をする
  4. 空気が読めない
  5. プライベートに踏み込んでくる
  6. 社会性の欠如やマナーが悪い
  7. なぜデリカシーのない行動を取るのか?
  8. ASD特性が強いから
  9. 感情タイプだから
  10. デリカシーがない夫への対処法集
  11. あなたへの悪口や批判をしてくる場合
  12. 暴言ほどではないが不快な発言をする場合
  13. 社会性の欠如やマナーの悪さについては
  14. まとめ

デリカシーがない夫の特徴

人の気持ちがわからない

病気の妻に対して

  • 「俺の晩御飯は?」と平気で聞く  
  • 「家事をサボるのは怠慢だ」と言う  
  • 今日、一日何をしていたか答えろと責め立てる
  • 自分の分の弁当しか買ってこない
  • 家事や育児を一切手伝わない

貰った物に文句を言う

  • 「これは安物だから、家着には使えるな」と言う
  • 「これ嫌いやわ」「家に同じ物あるわ」
  • 「これ要らねえから、欲しかったらあげる」とプレゼントした人が目の前にいるのに横流しする

人の悪口や批判をする

妻への悪口の事例

  • そんなこともできないの?
  • オマエ、本当バカだよな
  • オマエの実家、ゴミ屋敷だよな
  • 少しは痩せようと思わないの?
  • 妻の友人に対して「デブスだよな」と平然と批判する
  • 「やっぱ若い奥さんっていいよな」「肌が綺麗だし」と言い放つ

空気が読めない

声の音量や物音が大きい

  • 真横なのにデイサービスの音量で話す  
  • コップを置く音やドアを閉める音がうるさい  
  • 気に入らないと舌打ちをする
  • 妻の実家に行くと早く帰ろうと聞こえる声で言う

プライベートに踏み込んでくる

聞かれたくないことを平気で聞く

  • 最近、いつエッチしたの? 今まで何人としたの?
  • 「旦那の給料はいくら?」「何で離婚したの?」
  • 妻の友人に「まだ結婚しないの?」と聞く
  • イライラしている女性に生理や更年期かを確認する
  • 不妊治療中の妻の友人に「40歳でも妊娠できるの?」と聞く 

社会性の欠如やマナーが悪い

社会性の欠如

  • ありがとうや、ごめんなさいを言わない
  • ポイ捨てや歩きタバコや唾を吐く等を平気でする
  • 店員さんに向かって偉そうな態度を取る
  • 通行人に対して「何か臭くね?」「アイツ気持ち悪くね?」と言う

食べ方や所作が汚い

  • クチャラーである
  • 犬みたいな食べ方
  • 口を開けて食べる
  • お風呂に入らないので臭い
  • 公共の場でもおならやゲップを平気でする
  • 爪が汚い、フケが付いている、鼻毛が出ている

なぜデリカシーのない行動を取るのか?

デリカシーのない行動を取る理由

  • 空気が読めないから 
  • 相手の気持ちがわからないから 
  • 思ったことをそのまま言っているだけ
  • マウントを取りたいから 
  • 人に負けるのが嫌だから 
  • 自分が100%正しいと思っているから
  • 面白いと思っているから  

などが該当すると思います。

ただ、これらの行動が度を過ぎており、社会性や協調性の欠如、情緒的なコミュニケーションの難しさが挙げられます。

こうした観点から、ASDと論理・感情タイプの観点からデリカシーのない行動を取る理由を解説していきます。

発達障害であるASDは、生まれつきの脳の特性であり、行動や情緒的な面での特性が見られます。

ASDは圧倒的に男性に多く、診断は国際的な基準であるDSM-5によって行われます。

また、ASDの症状はあるものの、診断基準に満たない場合はグレーゾーンと呼ばれます。

厚生労働省の2020年の発表によると、発達障害と診断された人の数は全国で約48万人であり、さらに潜在的には800万人が該当するとも言われています。

さらに、グレーゾーンや無自覚な人は、それ以上に存在する可能性があります。

発達障害について詳しく知りたい方は、こちらのブログも参照にしてください。

ASD特性が強いから

発達障害であるASDは以前はアスペルガー症候群として知られていました。

現在、ASDは自閉症、高機能自閉症、およびアスペルガー症候群などを含む障害の総称として使用されています。

ASDの脳の特性には、人の気持ちがわからない、空気を読めない特性があります。

そのため、妻が不快な表情をしていても、一切、気づくことがなく、暴言を吐くことがあります。

また、悪口や批判であっても思ったことをそのまま口に出したり、初対面でもプライベートなことを平気で聞いてしまう傾向があります。そのような行動に対して叱責されても「本当のことを言って何が悪いの?」と意に介さないことがあります。

他者視点を持ちにくく、自分自身は困っていないため、社会人としてのマナーや身だしなみの整え方、風呂に入ることの意味などに理解が及ばない傾向もあります。

また、拘りが強いため、自分が望まないものを贈られると明らかに反応が悪く、不要と感じると躊躇なく捨てることもあります。

ASDの特性として、謝ることが苦手です。

これは、相手の表情や感情を読み取りにくい特性と、自身の持つルールに対する強い拘りが影響していると考えられます。

相手から謝罪を求められても、自身の行動がマイルールに沿っていた場合「私は間違っていない」「悪くない」と判断し、謝らない傾向があります。

また、自身のルール以外の行動や考え方を受け入れるのが難しいという要素も関与しています。

感情タイプだから

ここまでの説明を聞いて、うちの妻(彼女)は、そこまで症状は酷くはない、発達障害では無いという方は、単にお互いの脳の構造の違いにより、パートナーに振り回されているだけなのかもしれません。

次に脳の構造の違いである、論理・感情タイプについて簡単に説明します。

論理・感情タイプとは

通称、論理・感情タイプとは、モラハラ専門家の我々リジェネが長年のモラハラ解決への実践で培った知識と心理学の諸学説(エニアグラム・ビッグファイブ理論、交流分析)と発達障害などの脳機能の違いから生まれた、新しい手法です。

まだまだ、新しい手法のため、日々、研究やアップデートをしています。

ざっくり説明すると、論理タイプは「マルチタスクが得意」で「社会性や規範を重視する」という特徴、感情タイプは「一点集中が得意」で「個を重視する」ような特徴があります。

これは、どちらが良いとか劣っているという話ではありません。

単に、脳の構造が違うという話です。

それぞれに特性があり、得意や不得意、向き不向きなどの特性があります。

ちなみに、モラハラ夫(彼氏)に振り回されやすい、妻(彼女)に多いのは論理タイプの傾向があります。

社会性や規範を重視するために、感情的で衝動的な夫の行動が理解できず、何度も同じ失敗を繰り返して振り回されるので、心が削られる妻が多いです。

例えば、モラハラ夫に多い、メンヘラ特有の下記の特徴は、感情タイプがモラハラモードになった時に起こる反応と類似しています。

感情タイプの特徴

  • 感情的で衝動的にキレる
  • かまってちゃんである
  • 電話やLINEの返信を急かす
  • 会話に纏まりが無い
  • 行動に計画性が無い

ですので、まずは論理・感情タイプのチェックリストを試してみてください。

論理・感情タイプの対処法も掲載していますが、今回のブログは、デリカシーがない夫に特化した内容で以下に対処法を記載しますので、また戻ってきて頂いて最後まで読んで頂ければ幸いです。

ちなみに、論理・感情タイプの脳内や思考について知りたい方は、コチラのブログも参考にしてくださいね。

デリカシーがない夫への対処法集

あなたへの悪口や批判をしてくる場合

あなたが絶対に言われたくないことを言ってきた場合は「そういうことを言うのは止めて」「絶対に許さないから」と毅然と対応してください。

それでも夫が言い続ける場合は「しつこいよ」「もう、いい加減にして」と語気を強めて伝えます。

ここでの注意点は、決して感情的にはならずに毅然と自分の意思を伝えることです。

暴言ほどではないが不快な発言をする場合

例えば、あなたが病気の時に晩御飯を作るように言ってくる場合は、ASDや感情タイプの特性上、人の気持ちがわからない特性が影響しています。

また、夫のマイルールとして「男は外で稼いでくるもの」「妻は家庭を守るもの」という、偏った男尊女卑的なルールが存在していると思われます。

その二つが相まって、どの様な状況であれ、家事をしない妻は「ルール違反をした悪い奴」と認識しているので、体調が悪いにも関わらず、強い口調で責め立ててくるのだと思われます。

このマイルールを緩和するには、夫自身が自身のモラハラ体質や加害性に気付き、自分の問題と向き合わないと改善しません。

ですので、夫が加害者プログラムなどを受講しない場合は、あなたが取って欲しい行動を具体的に伝える必要があります。

例えば、病気で買い物に行けないため、自分や子どもの分の弁当を買ってきて欲しい時は、何の弁当を何個、買って来て欲しいと具体的に伝えるようにしましょう。

また、育児で働けないのに働くように言ってくる場合も同様、「育児に掛かるタスク」や外に働きに出ることで「保育園や幼稚園の費用がこれだけかかる」など、具体的な金額や数字を提示すると、特性である損得感情から「そんなに費用がかかるのなら働かなくていい」と言う可能性がありますので、ぜひ試してくださいね。

社会性の欠如やマナーの悪さについては

これらは、特性上、無自覚で行なっている場合があるので、例えば、ポイ捨てや店員や通行人の批判をする時は「外では、そんなことはしてはダメ」「みっともないから止めて」と、子どもに叱るように、ハッキリ自覚させることが必要です。

次に夫から「何がダメなんだ?」と聞かれたら「外でそんなことをしていると、あなたが変な人だと思われる」「クレーマーや、ヤバい奴と思われるから」と具体的に伝えてください。

ASDは、客観的視点がなく、自分が他者から、どう見られているかという視点が欠けているため、まずは客観的視点を認識させることが重要です。

夫自身も自分が「変な奴」「ヤバい奴」とは周りから思われたくはないため、根気よく続けることで効果は出てくると思います。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

デリカシーのない夫の中には明らかに暴言や人格否定をしている夫もいます。

モラハラ被害を受け続けていると感覚に慣れてわかりづらい部分があるので「これってモラハラ?」と感じたなら、まずは、私たちに相談してくださいね。

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パートナーからのモラハラ被害で心身ともに疲れている方は、カサンドラ症候群になっている可能性がありますので下記のチェックリストも試して頂ければと思います。

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