アルコール依存症チェックテスト お酒で暴言を吐く夫への対処法
お酒を飲むと暴言を吐く夫に悩んでいませんか?
それはアルコール依存症とモラハラが複合的に発生している可能性があります。
以前に「モラハラとアルコール依存症の関係性」について記事を書きましたが、今回は久里浜式アルコール依存症チェックテスト(男女別)を追加し、さらに具体的な対処法と解決プログラムも詳しく解説いたします。
あなたはこんなことで悩んでいませんか?
- 夫は普段は優しいのに、お酒を飲むと別人になる
- 酒が入ると暴言・暴力がエスカレートする
- 翌日は「覚えていない」「酔っていたから」と謝る
- しかし、飲酒のことを指摘すると不機嫌になる
- 飲酒や暴言を吐く頻度が明らかに増えてきた
- 子どもたちが怯えている様子を見るのが辛い
- 家庭の中に常に緊張感があり、安らげない
- 家族や友人にも相談できずに孤立感を感じている
これらに当てはまる場合、アルコール依存症とモラハラが同時に起きている可能性があります。
なぜこの記事を書いたのか
近年、アルコール依存症とモラハラの関係性について相談が急増しています。
しかし、多くの方が「どこから手をつけていいかわからない」「夫の問題なのに、なぜ自分が行動しなければならないのか」と悩んでいらっしゃいます。
この記事では、まず客観的なチェックテストで現状を把握し、その後の具体的な対処法までを段階的にご説明します。
一人で抱え込まず、適切なサポートを受けることで、多くの家族が問題を解決しています。
現状を正しく把握することが、解決への第一歩です。
私たちが全力でサポートいたします。
まずは勇気を出してチェックテストから始めてみましょう。
もくじ
- なぜお酒を飲むとモラハラが起きるのか?
- アルコール依存症チェックテスト
- チェックテスト結果別対応ガイド
- アルコール依存症の疑いが高い場合
- 身体的暴力がある場合
- 怒鳴る場合
- Re:geneのモラハラ解決プログラム
- よくある質問
- まとめ
なぜお酒を飲むとモラハラが起きるのか?
アルコールが脳に与える影響
アルコールは脳の前頭葉の働きを抑制し、感情のコントロールを困難にします。
これにより以下のような変化が起こります。
- 理性的判断力の低下
普段は抑えている攻撃性や怒りが表面化し、些細なことでも暴言を吐くようになります。 - 記憶形成の阻害
アルコールにより記憶を司る機能が低下し、翌日「覚えていない」状態になります。 - 依存性の進行
アルコールへの耐性ができると、量や頻度が徐々に増加し、それに伴い問題行動も悪化していきます。
モラハラとの悪循環パターン
多くの家庭で見られる典型的な悪循環は以下の通りです。
- 【第1段階】飲酒開始
- 仕事のストレスや家庭での不満を理由に飲酒
- 【第2段階】暴言・暴力
- アルコールの影響で理性が効かなくなり、家族への暴言や暴力
- 【第3段階】記憶の欠落
- 翌日になると「覚えていない」と主張、または軽く謝る程度
- 【第4段階】根本解決なし
- 問題の本質に向き合わず、再び同じパターンを繰り返す
- 【第5段階】問題の深刻化
- 回数や程度がエスカレートし、家族関係が悪化の一途をたどる
解決には両方向からのアプローチが必要
この悪循環を断ち切るには、アルコール問題とモラハラ問題の両方に同時にアプローチする必要があります。
どちらか一方だけでは根本的な解決には至りません。
まずは現在の状況を客観的に把握することから始めましょう。
アルコール依存症チェックテスト
まずは夫(またはあなた自身)の状況を客観的に把握しましょう。
新久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト(新KAST)設問文
男性版(KAST-M)
男性版判定基準
- 合計点が4点以上:アルコール依存症の疑い群
- 合計点が1~3点:要注意群(ただし、質問項目1番による1点のみの場合は正常群)
- 合計点が0点:正常群
女性版(KAST-F)
女性版判定基準
- 合計点が3点以上:アルコール依存症の疑い群
- 合計点が1~2点:要注意群(ただし、質問項目6番による1点のみの場合は正常群)
- 合計点が0点:正常群
出典情報
出典: 厚生労働省「新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト」
開発: 国立病院機構久里浜医療センター
免責事項
このテストは厚生労働省公式の新久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト(新KAST)を引用しており、アルコール依存症のスクリーニング目的で使用されています。
気になる結果が出た場合は、必ず医療機関で専門医にご相談ください。
チェックテスト結果別対応ガイド
アルコール依存症の疑いが高い場合
パートナーのアルコール問題は深刻で、専門的な治療が必要な段階です。
もはや本人の意志では治すのは難しいので、一日も早く精神科への受診をお勧めします。
身体的暴力がある場合
パートナーから殴られたり、身の危険を感じたりするなど緊急性が高い場合は、迷わずに最寄りの警察署、または下記の警察相談専用電話に連絡してください。
配偶者暴力支援センター
男女共同参画センターが運営しており、無料で利用できます。
配偶者からの暴力に悩んでいる方は、「DV相談ナビ」をご利用ください。
全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、最寄りの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。
公式サイト:配偶者暴力支援センター相談窓口一覧
DV相談プラス
内閣府が運営しており、こちらも無料です。
同行支援や保護、緊急の宿泊提供も行っています。
チャット:12時~22時(10か国語対応)
電話番号:0120-279-889
公式サイト:DV相談プラス
電話・メール:365日24時間受付対応
怒鳴る場合
飲酒をし加害者が怒鳴ってきた場合は「ちょっとうるさいので普通に話してもらえる?」と毅然と伝えましょう。
これはコールセンターや役所の窓口でのクレーム対応と同じ手法です。
自分をコールセンタースタッフ、相手をクレーマーと捉えることで、感情的にならず冷静に対応できます。
このように考えることで、対等な立場での対応が可能になります。
ただ、飲酒をしている場合は、これらを伝えたことで、更に怒鳴ってくることも考えられるので、その場合は物理的に距離を置くことをお勧めします。
怒りの感情に支配されている時は、ほとんど建設的な会話は成り立ちません。
Re:geneのモラハラ解決プログラム
アルコールの問題とモラハラの問題は密接に関わっており、両方に同時にアプローチする必要があります。
どちらか一方だけでは根本的な解決には至りません。
私たち、リジェネでは、以下のモラハラ解決プログラムを行っています。
モラハラ被害者プログラム
- 安全確保の具体的方法
- 心の回復とトラウマケア
- 境界線の設定方法
- 夫への効果的な対応戦略
- 経済的自立サポート
- 子どもへの影響の最小化
- 被害者体質の改善
モラハラ被害者体質改善講座はコチラ
モラハラ加害者更生プログラム
- 怒りのコントロール方法
- コミュニケーションスキルの向上
- ストレス管理技術
- アルコール問題への対処法
- 家族関係の再構築
- 再発防止策の確立
- 加害者体質の改善
モラハラ加害者体質改善講座はコチラ
※重要: アルコール依存症の支援機関は補完的な役割として活用し、Re:gene での専門的なモラハラ対応プログラムと併用することで、より効果的な解決が期待できます。
よくある質問
- Q. 夫は「酒をやめる」と約束しますが、守られません
- A. アルコール依存症の場合、意志力だけでは解決困難です。
専門的な治療が必要です。
- Q. 子どもへの影響が心配です
- A. 子どもは大人が思う以上に家庭の緊張を感じ取っています。
常に緊張感のある機能不全家族では、お子さんが愛着障害になりやすいリスクもあります。
早期の環境改善が重要です。
- Q. 経済的に自立できるか不安です
- A. 私たちは経済的自立に向けたサポートも行っています。
一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
【この記事を書いた人】
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の内容が、あなたが抱えている問題解決の一助になれば幸いです。
今回の記事を参考にして頂き、ご自身の状況に合った支援機関を選んで頂ければと思います。
今回の記事を読んでも、自身の問題に該当する支援機関がわからない、とりあえず相談がしたいという方は、我々リジェネに気軽にご相談してくださいね。
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
加害者である夫は無自覚に私を傷つけ、被害者である私は孤独で誰にも頼れず、絶望の淵に立たされていました。
しかし、私たちは諦めませんでした。
夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、ついに解決することができたのです。
現在は幸せに暮らしています。
だから、今モラハラの問題で苦しんでいるあなたにも伝えたいのです。
すぐに離婚だと諦めないでください。
この記事に辿り着いた時点で、あなたは一人ではありません。
解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして離婚の危機を乗り越えたのか、その壮絶な手記を被害者妻と加害者夫という両方の目線でリアルに書いています。
これらの記事では、実際にモラハラを乗り越えた夫婦のリアルな体験談を通して、問題の根本原因と具体的な解決方法を詳しく解説しています。
【加害者の視点から学ぶ】
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- 冷静に考えられない
- 些細なことでイライラしてしまう
- 不眠が続いている
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そんなときは、何よりもまず、ご自身の体調を大切にしてくださいね。
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