夫がすぐにキレる理由
本日は、夫がすぐにキレる理由について説明していきます。
結婚前や新婚当初は穏やかで優しかった夫が、なぜすぐにキレる様になったのか、また最近は子供にもキレる様になったため、もう我慢の限界という奥さんも多いと思います。
ただ、夫はすぐにキレると言っても、会社や外では別人の様に良い夫で、家庭の中だけでキレるのであれば、それは夫からのモラハラの可能性が高いです。
こんなことありませんか?
- キレると手がつけられない
- 夫のキレ方が異常過ぎる
- 夫のキレるポイントがわからない
- ケンカになるとすぐにキレるので怖い
- 子供にもキレるので影響が心配
家庭という閉鎖的な環境で、しょっちゅう夫からキレられると、恐怖でしかないでしかないですよね。
夫がいつキレるのか、日々ビクビクして気持ちも休まらないこともあると思います。
何かあると大声で怒鳴ったり、物に当たったり、ドアを激しく閉めたり、冷静に話しができない夫と、今後も家族として一緒に過ごしていくことに不安を感じる女性は多いでしょう。
すぐにキレる夫たちには何か共通点があるのか気になりますよね。
ここでは、すぐにキレる夫が怒鳴る理由や特徴、お子さんへの影響や対処法について、モラハラ解決専門家の視点から解説していきます。
もくじ
以下に夫がキレる要因と同居することでの影響を説明していきます。
- 慢性疲労や身体的な病気
- 怒りの感情をコントロール出来ない
- 上手く言葉が出ない
- 自分のことを大事にして貰えなかったから
- 相手をコントロールしたいと思っている
- 発達障害や精神疾患の傾向がある
- キレる夫と同居することでの影響
- 子どもが不登校や学校を休みがちになりやすい
- キレる夫への対処法
- さいごに
慢性疲労や身体的な病気
キレる夫に多いのは、30代や40代の方々で、彼らは一般的に中間管理職や経営者などのポジションにあり、仕事が最も忙しい年齢層に属します。
また立場上、責任を負い、複雑な業務を遂行しなければならないため、ストレスが蓄積しやすい状況と言えます。
また、日々の残業や多忙なスケジュールによって、慢性的な肉体的疲労と睡眠不足が重なり、それらの疲労から心に余裕を持つことが難しくなります。
その結果、普段なら許容できることでも、些細なことでキレてしまう傾向があります。
さらに、人間の脳には怒りや恐怖などの感情を処理する「扁桃体」と呼ばれる部位が存在します。
十分な睡眠を取ることで、扁桃体は感情を適切に処理する役割を果たしますが、睡眠不足などによって自律神経のバランスが乱れると、扁桃体の機能が低下し、怒りの感情を適切に制御できなくなることが、キレやすくなる要因の一つとなります
また、男性の更年期障害の疑いも考えられます。
通常、更年期障害と言えば、女性が罹りやすいと一般的に考えられがちですが、実際に男性でもこの症状に悩む人はいます。
女性の更年期障害と同様に、男性の更年期障害も性ホルモンの減少に起因する身体的な症状を伴います。
男性の場合、これらの症状は30代後半から現れ始めることがあり、具体的な症状としては、以下のようなものが挙げられます
急にキレる、過度の発汗、不安感の増加、性欲の減少、抑うつ傾向、不眠症などがあります。
怒りの感情をコントロール出来ない
すぐにキレる夫に共通しているのが怒りの感情をコントロール出来ないというケースです。
他の夫と比べて、キレ方や怒鳴り方が異常であったり、頻度が高いのであれば発達障害(ASDやADHD)または自己愛性や境界性パーソナリティ障害の傾向があるかもしれません。
定型発達の人であればイライラした場合でも「今、怒鳴るのはダメだ」と自分自身を俯瞰で見て、怒鳴った後にどうなるのかを考えて、怒りの感情を表出せずに処理していくのですが発達障害や精神障害傾向の人は、それらの処理が苦手です。
例えば、ADHD傾向だと衝動的に癇癪ギレを起こすことがあります。
発達特性上、会話中に少しでも納得できないことがあると突然、怒鳴ったり、机を叩いたりすることがあります。
特性上、感情を抑えるのが難しく、相手の話を遮ったり、会話を早めに終わらせようとすることもあります。
また、ASD(アスペルガー)傾向であれば自身のルールに拘る体質から、少しでも違うことをされると受け入れられず、衝動的にキレてしまうことがあります。
自己愛性パーソナリティ障害傾向であれば特性上の「自分は特別な存在」と思っている為、妻が意見をしただけでも「俺の意見を否定された」「恥をかかされた」と脳内で変換され、突然ブチギレて怒鳴ることもあります。
また、境界性パーソナリティ障害傾向であれば、特性上の「見捨てられ不安」から妻からの期待していた言葉が貰えなかった場合、例えば「あなたのことを愛している」「ずっと好きだよ」などの言葉が貰えない場合、不安や恐怖を覚える為、衝動的に怒鳴ることがあります。
上手く言葉が出ない
キレる夫に多いのが、自分の思っている事や伝えたい事を上手く言葉に出来ず、衝動的にキレて物に当たるケースです。
これらのキレ方が頻繁に起こるならば、ADHD傾向があると考えられます。
ADHDの人は話しかけられても、すぐに言葉が出ません。
その理由は、ワーキングメモリが定型発達の人よりも低く、会話の中で相手からの情報量が多すぎて処理が追いつかず、適切な返答が出来ません。
また、自分の感情を表現することも苦手です。
これは自己理解が難しいためで、自分が何を好きで何が嫌なのか、現在の体調や疲労度、そして今の気持ちや欲求がわかりにくいため、相手に伝えることが難しく、その結果、フラストレーションがたまり、怒りを爆発させることがあります。
さらに、ストレスの処理も苦手です。
定型発達の人はストレスを感じると、その原因を言葉にして理解し、受け入れて処理することができます。
しかしADHDの人は言語化能力が低いため、自分が何にストレスを感じているかを理解することが難しく、ストレスの処理も出来ない為、衝動的にキレてしまうことがあります。
自分のことを大事にして貰えなかったから
夫がキレる時は、大抵、自分のことを「軽く扱われた」「大切にされなかった」「バカにされた」と感じた時です。
また人にはマイルールがあり、それらは幼少期から親の影響などで培ってきた価値観です。
自分の中の法律みたいなもので、そのルールを相手が守らなかった時に、相手に対して怒りが発動します。
例えば
夫がキレる事例
- 仕事で疲れて帰って来たのに風呂が沸いていなかった
- 妻が手料理を作らなかった
- 給料を渡したのに全く感謝をされなかった
だと「仕事で疲れて帰って来たのに風呂が沸いていなかった」事例であれば、夫の中では「夫(俺)が帰ってくる時に風呂が沸いているのが当たり前」と思っており、そのルールを妻が破った為「あり得ない」「軽く扱われた」という想いから、衝動的に怒りが発動するわけです。
傍から見れば夫は何ともワガママで妻の気持ちがわからない人間に写りますが、大抵のモラハラ加害者は、この様な感じです。
因みに怒りの感情は二次感情であり、根底には必ず一次感情があります。
一次感情とは「悲しい」「寂しい」「虚しい」などの感情を指します。
例えば、上記の例ならば
仕事で疲れて帰って来たのに風呂が沸いていなかったから「妻から軽く扱われたと感じて悲しい」という一次感情が根底にあると想定されます。
ただ、ブチギレている時点で、夫は怒りの感情に支配されており、そもそも一次感情の存在を知らないため、夫は何の疑いもなく「俺が仕事から帰ったら風呂が沸いているのが当たり前だろ」「俺をバカにしやがって」とブチギレて、自身の法律を守らなかった妻を犯罪者の如く全力で責めます。
ただ、夫からすれば幼少期から「常識」「当たり前」など、法律化されているのですが妻からすれば、夫から「俺にはこんなマイルール(法律)がある」とは一度も言われていない為、知るよしもありません。
ただ、夫は自分の中で常識と思っている為、妻も当然、理解していると、何の根拠もなく勝手に思っています。
これはモラハラ加害者に多い思考です。
定型発達の夫であれば、妻が今日に限って帰宅時に風呂が沸いていないのであれば、妻の立場を考え「育児で大変なんだろうな」「仕事のタスクが多くで無理だったんだろう」などと想定し、逆に妻を気遣う対応をするのですが、モラハラパーソナリティの様に妻にブチギレる人は、基本的に他責体質の為、相手の立場に立って考えることが出来ません。
相手をコントロールしたいと思っている
夫がキレる理由の一つとして、以前にブチギレたことで妻が思い通りの行動を取った経験から、自分の思い通りにならないとキレる様になったことが考えられます。
この行動は、妻を自分の思い通りにコントロールしたいという欲求が根底にあると考えられます。
また、この現象は、子供が親に頼んでお菓子を買ってもらえなくて癇癪を起こし、最終的には親が折れる経験から派生していることがあります。
大人になっても、同じパターンを踏襲していると考えられます。
夫が大きな声でキレる度に言う通りにしていると、この様なパターンに陥りやすくなります。
発達障害や精神疾患の傾向がある
冒頭からもお伝えした通り、夫が異常にキレたり、その頻度が高い場合は、ASD 、ADHDなどの発達障害グレーゾーンの疑いや、うつ病、双極性障害、自己愛性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害、愛着障害などの傾向も考えられます。
これらの精神疾患などについて詳しく知りたい方は、モラハラ=自己愛ではありませんを参照にしてください。
キレる夫と同居することでの影響
鬱病を発症する 可能性がある
夫がすぐにキレる体質、いわゆるモラハラパーソナリティに該当する場合であったとしても、様々な理由から簡単には離婚ができない方もおられると思います。
ここでは、モラハラ夫との結婚生活を続けることでの影響をご紹介します。
モラハラ夫の特性上、基本的には自分がキレる原因は相手にあり、家庭内では妻が全部悪いと思っているため、今後も何かあれば大声で怒鳴られたり、物に当たられたりされ、それらの行動は更にエスカレートすることが予想されます。
このようなモラハラは、妻の精神面や身体面に多大なストレスを与え、次第に頭痛、不眠、激しい動悸や呼吸困難、急に涙が出るなどの症状が出ることが予想され、悪化していくと、鬱病を発症する可能性があります。
子どもが不登校や学校を休みがちになりやすい
夫が日常的にキレる家庭では、子どもが不登校や学校を休みがちになる傾向があります。
先述した通り、モラハラなどの暴言が日常的に行われると、子どもは常に恐怖心や緊張感を抱えざるを得ません。
夫は突然キレ出すため、父親のキレるタイミングが予測できず、母親も子どもも常に夫の機嫌を気にしなければなりません。
その結果、家庭内での会話が少なくなり、子どもは学校での出来事や悩みを打ち明けにくい状況に追い込まれ、ストレスが蓄積されます。
さらに、父親が直接、子どもを怒鳴りつけたり暴言を浴びせる場合は、さらに状況は深刻です。
例えば、子どもがゲームをしていたら「早く宿題をしろ!」と怒鳴り「お姉ちゃんは優秀なのに、なぜオマエは出来ないんだ?」と責め立てることもあるでしょう。このような行動によって、子どもは「自分はダメなんだ」と自信を失い、心のエネルギーが低下してしまいます。
さらに、夫がキレる以外にも、明らかな舌打ちや物に当たったり、激しくドアを閉めるなどの行動も、子どもにとって追い打ちをかけます。
モラハラの環境では、恐怖心や緊張感が絶えず存在し、家庭内が不安定であり、心のエネルギーが回復せずに低下するため、子どもが不登校に陥りやすくなると考えられます。
キレる夫への対処法
キレる夫に対する有効な対処法は、まず夫が冷静になるまで物理的な距離を取ることです。
衝動的にキレている最中は、怒りの感情に捉われている為、ほぼ会話は成立しないと思います。
ただ、怒りの感情は衝動的で一時的なものである為、物理的な距離を取ることで怒りの感情は収まっていきます。
冷静になっていくことで、夫は衝動的にキレた自分自身に対して反省することも考えられます。
また、夫が怒鳴る時は、モラハラ夫が怒鳴る時の対処法を参照してください。
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は夫がキレることが家庭内に及ぼす弊害について述べさせていただきましたが、最も心配なのはその影響がお子さんに及ぶことですね。
モラハラが日常的に存在する家庭では、夫は育児に無関心の場合が多く、その結果、お子さんが不登校になったり、心を閉ざしてしまうことがあります。
このような状況下で育児に苦労されているお母さんは実際に多く存在しています。
その場合は、こちらの不登校になりやすい家庭と親の特徴も参考にして頂ければと思います。
また、あなた自身も長年の被害者体質を克服し、モラハラ夫に毅然と立ち向かい、何よりも大切なお子さんを守り、家族を再構築して頂きたいと思います。
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