弱者男性がモラハラ被害に遭いやすい理由と対策|特徴も解説
今回は、弱者男性がモラハラ被害に遭いやすい理由と対策について書いていきます。
私はASDとADHDの混合型で診断済みの元モラハラ加害者であり、現在はカウンセラーとして妻と共にモラハラ解決の仕事をしています。
一般的な定義だと、弱者男性とは、年収が低い、コミュニケーション能力が低い、友人が少ない、恋人がいない、外見に自信がない人たちを指すと言われています。
しかし、弱者男性の定義はそれだけではありません。
トイアンナさんが書いた「弱者男性1500万人時代」では16項目の定義があり、私はそのうち10項目に該当します。
弱者男性に該当する人の中には、妻や彼女からのモラハラ被害を受けている人も多いと思います。
昭和育ちの私は幼少期に父から「男は弱音を吐くな」「泣くな」という教育を受けてきました。
我々昭和世代の男性は、例えいじめに遭ったとしても、時代の風潮的に、今のように言える雰囲気ではとてもなかったのです。
まして、女性から家庭内でモラハラというイジメを受けているなんて、恥ずかしくて言えないという人も、潜在的にはかなり多いと思います。
この記事では、以下の3つの視点から弱者男性とモラハラ被害について解説します。
- 【視点1】モラハラ解決の専門家として
- 【視点2】弱者男性・発達障害当事者として
- 【視点3】元生活保護課相談員として
一般的な弱者男性の記事とは異なり、当事者でありながら専門家、そして支援現場を知る立場から、実践的な解決策をお伝えします。
誰にも言えない辛さを抱えて生きている男性たちにも、この記事が届くことを願っています。
もくじ
弱者男性とは?
弱者男性とは、トイアンナ著「弱者男性1500万人時代」によると、独身・貧困・障害といった「弱者になる要素」を備えた男性たちを指します。
トイアンナさんの調査によると、日本人の8人に1人、男性の4人に1人が弱者男性を自認しており、全国に当てはめると約1,600万人が該当します。
弱者男性を自認する理由のトップ3は以下の通りです。
- 年収が低い、貧乏である
- 友人が少ない
- 人と話をするのが苦手だ
つまり、経済的な問題と、人間関係やコミュニケーションの問題が、弱者男性の主な要因となっています。
弱者男性の16のカテゴリー
トイアンナさんの定義によると、弱者男性には以下の16種類の要素があります。
主な3つの要素
- 非正規雇用または無職
- コミュニケーション障害
- 身長が低い、または容姿にハンデがある
付随する13の要素
- 障害がある(身体・精神)
- 発達障害(ASD・ADHD・LD)
- 引きこもり
- 新興宗教(カルト宗教)の信者または家族に信者がいる(宗教二世)
- 介護者(家族に要介護者がいる、ヤングケアラー)
- 虐待者サバイバー
- 犯罪被害サバイバー
- 家族に多重債務者がいる
- 貧困(年収125万円以下、貧困家庭で育った)
- 性的マイノリティ
- 境界知能(IQの問題)
- 3K労働者(きつい、汚い、危険な仕事)
- きょうだい児(病気や障がいを抱える兄弟姉妹のいる人)
弱者男性は、これらの16要素のうち1つだけを持っているということは稀であり、複数の要素を持っている人が多いです。
弱者男性の統計データ
弱者男性を取り巻く状況を、データで見ていきましょう。
自殺者数:男性は女性の約2倍
男性:14,746人
女性:7,135人
日本の10〜44歳男性の死因第1位は自殺です。
女性でも10〜34歳で第1位が自殺ですが、絶対数では男性が圧倒的に多い状況です。
出典:厚生労働省「令和4年中における自殺の状況」
孤独死の83.1%が男性
2024年(第9回最新):男性83.5%、女性16.5%
孤独死の死因として最も多いのは病死で66.8%ですが、自殺も9.8%と高い割合を占めています。
全国民の死因に占める自殺の割合は1.4%なので、孤独死における自殺の割合は約7倍も高いことになります。
出典:一般社団法人日本少額短期保険協会 孤独死対策委員会「孤独死現状レポート」
男性という時点で強者というバイアス
男性は元来、強者だという前提があるため、弱者男性は蔑ろにされやすいです。
「男らしさ」の規範が強く、弱音を吐きにくい環境があります。
そのため、差別対象ではないとされ、支援が後回しになりやすいのです。
それでも支援されない男性の現実
しかし実際には、先ほど示したデータの通り、以下のような状況があります。
孤独死の8割以上が男性
- 自殺者の約7割が男性
- 3K労働(きつい、汚い、危険な仕事)に就くのは圧倒的に男性
- 遺族年金制度でも、男性は女性に対して冷遇されている
このように、男性も様々な困難に直面しているにも関わらず、「男性=強者」というバイアスのせいで、支援を受けにくい状況にあります。
現状、日本には女性専門支援の認証NPOは4,953あるものの、男性支援団体はゼロです。
内閣府の定めるNPOのカテゴリーにすら存在しません。
弱者男性がモラハラ被害に遭いやすい理由
弱者男性は、モラハラ被害に遭いやすい傾向があります。
これは、弱者男性特有の性格や生育環境が、モラハラ加害者にとって都合の良いターゲットになりやすいためです。
真面目で責任感が強く、自責体質だから
弱者男性に多いのは、トラブルがあった時に自分を責めてしまう体質です。
これは、生育環境的に親からのDVやモラハラなどがあり、いわゆる毒親から「お前が私を怒らせる」「私の言うことだけを聞け」「私に迷惑をかけるな」などと支配的にコントロールされ続けたため、自分を責めやすくなったと思われます。
また親が精神的に不安定だったり、借金まみれやギャンブル依存、アルコール依存などがあると、親が育児放棄の状態になり、幼少期から兄弟の面倒を見ないといけない、いわゆるヤングケアラーの状態に陥りやすいです。
そのため、自分がしっかりしなくてはと思うようになり、真面目で責任感が強い体質になったと思われます。
そのため、大人になっても、その体質は抜けきれず、妻から理不尽に「あなたの稼ぎが悪いせいで私は不幸だ」「あなたが私を怒らせる」などと、明らかに暴言や人格否定的な発言を言われたとしても「俺のせいだ」と思い込んでしまうのです。
また、この問題は、社会から求められる男性像もあり、特に昭和育ちですと「男は妻を養うもの」「甲斐性がない男はダメ」という世間体もあり、その重圧も相まって、さらに自分を責めてしまうのです。
自己主張が苦手で、自己肯定感が低いから
毒親育ちですと、理不尽な要求に対して言い返すと「口答えをするな」「お前みたいな子は要らない」「出て行け」などと言われた経験があり、幼少期には、それらが恐怖でしかないため、言い返せない体質になったと思われます。
また、私のように発達障害があると、言語化能力が低く、自分の思いや感情を瞬時に言葉にしにくいため、口喧嘩の強い女性が相手だとフリーズし、全く言い返せず言いくるめられてしまいます。
この体質は、仕事の場面でも見受けられ、過度な残業や休日出勤、タスクオーバーなのに仕事が断れないなどという事態に陥り、心身ともに疲弊していきます。
また、基本的に争いを好まず、相手がピリピリするなら、自分が我慢する方がマシだと思い、理不尽な要求でも引き受けるケースも見受けられます。
さらに、弱者男性全般に言えることですが、基本的に自分に自信がない人が多く、自己肯定感が低い人が多いと思います。
その要因はいくつかあり、例えば、毒親から否定的なことを言われ続けた、発達障害や境界知能、またはグレーゾーンの傾向から、勉強やスポーツが苦手なため、学生時代から成功体験が少ないことが挙げられます。
また、コミュニケーションが苦手なため、人付き合いも苦手で孤立した経験があったり、女性からモテた経験も少ないなどの成功体験の少なさもあります。
また、貧困な家庭環境で育つ、または自身の容姿自体にコンプレックスがあるなど、人生全般での成功体験の少なさからの劣等感があり、自分に自信がない人が多いと感じます。
そのため、妻から人格否定的な発言や理不封な要求をされたとしても、受け入れてしまいがちです。
孤立しやすく、誰にも相談できないから
仕事がうまくいかない、人間関係の愚痴などを吐露しようものなら、周囲からは「努力や頑張りが足りない」「怠けている」「自業自得」などと評価され、全く共感されず、自己責任論を押し付けられるという二次被害に遭います。
また、男は強くあるべき、弱音を吐く男はダメという価値観も相まって、仮に心身ともに疲弊し、うつ状態に陥っていても、誰にも相談できません。
また、妻から明らかなモンスターレベルのモラハラ被害を受けていたとしても、弱音を吐けない「男らしさ」のプレッシャーから、誰にも相談できず、苦しみを一人で抱え込んでしまいます。
男性は「弱音を吐くな」「男のくせに情けない」という世間の目があるため、被害を誰にも相談できないのです。
弱者男性は、福祉や支援の対象からも外れやすく、ますます孤立してしまいます。
コミュニケーション能力が低いため、人間関係もうまくいかず、パワハラの被害にも遭いやすいのです。
収入が低く、妻から責められやすいから
収入が低いことで、妻から「稼ぎが悪い」「もっと稼げよ」「寝ずに働けよ」「そんな仕事辞めてしまえよ」などと暴言を吐かれることがあります。
これは明らかに、境界線を踏み越える行為です。
しかし、その発言に対しても、本当のことを言われていたり、自分にも負い目があったりするので反論もできず、言い返すこともできません。
また、発達障害や境界知能などがあると、定型発達の人よりもできる仕事が限られます。
発達でなくともコミュニケーションが苦手だと、どの職場であっても上司や同僚と友好的な人間関係が築けないため、社内で孤立しやすく、仕事が続きにくいという特性もあります。
また、離職を繰り返すと、キャリアが積めないため、出世や昇給などができず、給与が上がりません。
それらも経済的に困窮する要因です。
ただ、この特性についても、そもそもコミュニケーションが苦手なので、自身できちんと言語化して周りに理解をされるように話して対策を取れません。
パートナーからすると問題から逃避しているように見えて「あなたなんかと結婚するべきではなかった」「このダメ人間」「甲斐性なし」などと蔑まれるようなモラハラ事案へと発展しやすくなります。
モラハラ妻に子どもも味方につけられ、家庭内で孤立していくなど、心身ともに疲弊している被害者男性も増えてきています。
弱者男性・発達障害当事者としての生きづらさ
トイアンナさんが書いた「弱者男性1500万人時代」にある16項目の定義に照合すると、私は以下の10項目に該当します。
いや、結婚しているだろ!とかツッコミはあると思いますし、私もそう思います。
妻曰く「私のような理解のあるかわいい女と結婚できた男のどこが弱者だ。失礼な。豪運の持ち主に訂正しろ。」だそうです。
ただ、この本の定義には10項目該当していますし、生きにくさは感じてきたことも事実ではあります。
私が該当する弱者男性の16項目
- 障害者(軽度のうつ病、3年前にメニエール病で倒れ、現在も後遺症で不調時は天井や床が回転して目眩がします)
- 発達障害(ASDとADHDの混合型で診断済、現在も通院中)
- 引きこもり(父の会社が倒産した30歳の時に1年間引きこもり)
- 身長172cm(高身長ではない)
- 介護者がいる(母がアルコール依存症と認知症で要介護者)
- 虐待者サバイバー(幼少期に父からのDV)
- 家族に多重債務者(父が会社倒産時に自己破産)
- コミュ障(今も)
- 非正規雇用(2009年からカウンセラーですが、いずれも非正規雇用)
- 3K労働の経験あり→親が鉄工所経営(粉塵まみれで危険な作業)製油所での保全業務(高所作業や危険物の取扱い)など
現在も続く生きづらさ
引きこもり、父からのDV、家族の多重債務、非正規雇用、3K労働などの問題は、時間の経過や環境が変わったことにより、自然に解決していきました。
母はアルコール依存症と認知症を併発していますが、私とは別に暮らしており、定期的に入院しているため、私の負担は父のメンタルケアくらいで、それほど重くはありません。
なので、現在残っている問題は、3年前に発症したメニエール病による目眩症状、発達障害、そしてコミュニケーション全般が苦手という問題です。
メニエール病については、一時期は寝たきりの状態もありましたが、現在は定期的に通院し、薬を服用することで症状を抑え、倒れない程度に業務量をこなしています。
また、軽度のうつ病もあるため、体調面も考慮し、3勤1休、1日3時間〜7時間の間で稼働しています。
発達障害による生きづらさ
私はADHDとASDの混合型で診断済みで、精神障害者手帳を所持しています。
40代になってから診断され、現在も通院し薬も服用しています。
発達障害があるため、すぐにタスクオーバーになりますし、イレギュラーな対応が苦手であり、人前で話すのも苦手です。
幼少期は、ADHDの特性が強く、言語化能力が低かったです。
緊張する場面では頭が真っ白になりフリーズするため、言葉が出ず、授業で当てられることに怯えていました。
また、質問されても言葉が出ないため、雑談も苦手でした。
言葉の情報処理も遅いため、会話の速度についていけないこともあり、話がよく分からなくても愛想笑いをして、その場を乗り切っていました。
これらは大人になっても続き、人前で話すのが苦手で、例えば会議などで意見を求められても頭が真っ白になることが多々あり、変な空気になっていました。
また、コミュニケーション全般が苦手なため、職場での雑談が弾まない、何て返したら良いか分からないため、会話が続かない状態が日常茶飯事でした。
職歴での失敗と挫折
社会人になってからは、発達障害が故に仕事でのミスが多く、それによりいじめられました。
現在のカウンセラーという仕事以外は、全く合いませんでした。
父が鉄工所を経営しており、一人息子のため自動的に後継ぎになりましたが、ADHD特性で手先が不器用なため、鉄板の加工や溶接は苦手でした。
また、CADでの製図は操作はできるものの、空間認識能力が低いため、めちゃくちゃ遅かったです。
仕事は遅く、遅刻も日常茶飯事でしたが、社長の息子のため怒られずに済みました。
ただ、会社が倒産したため退職に至りました。
実家暮らしであったため、持ち家も失い、人生で初めての挫折を味わい、この時点で私の人生は詰んだと思い、その絶望感から1年間引きこもりました。
定職に就かない私を心配した父がコネで、大手製油所内での保守メンテナンス業務に就かせてくれました。
しかし、ここから地獄の始まりでした。
ADHDの不注意さを発揮し、50mのタンク上からスパナを落とすことがあり、始末書を何回も書きました。
手先が不器用で、高所で足場が安定しない場所が多く、ねじ回しが下手くそでした。
また、製油所は広大で、1000個以上の計器があるため、場所が全く覚えられませんでした。
親方からしょっちゅう怒鳴られ、先輩からの風当たりも強く、最終的には財布から金を盗まれるなどのイジメに遭いました。
また、仕事もできないため、クビになり、ここでかなりうつ状態になりました。
私としては、この仕事でキャリアを積んでいこうと資格もかなり取りましたが、解雇されたため、ここでさらに将来への絶望感が増しました。
カウンセラーという仕事との出会い
解雇されて精神的に病んだため、少し休憩が必要と思い、心の回復の目的で心理カウンセラーの養成講座に通い始めました。
最初は、カウンセラーになる目的ではなく、緩めのリハビリの目的で講座に通い出しました。
これまでの人生で、仕事をする上で人の役に立った実感などは全くありませんでした。
6ヶ月間の講座でしたが、心が回復する過程で、この仕事をやってみたいと思いました。
カウンセラーの養成講座を修了後、実務経験を積むために公的機関で勤務しました。
- 生活保護や生活困窮者の自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
など、様々な対象者と面談してきました。
この仕事は、これまでの職歴で初めて「自分に合っている」と感じられる仕事でした。
面談は得意でしたが、事務作業やスケジュール管理、電話や受付対応は苦手で、最初の2年くらいは毎日2〜3時間の残業がありました。
なぜこの仕事が続いているか
この仕事が続いている理由は、興味が持てる仕事だったからです。
文章を書くのや人前で話すのが大の苦手でしたが、興味があることだったため、不器用ながらも人並み程度にはなったと思っています。
現在の自営業では、広報活動など苦手な部分は妻が補ってくれています。
自分に合う仕事を見つけたことで
以前は会社員として働いていましたが、カウンセラーは良い仕事である一方、そんなに稼げる仕事ではありませんでした。
そこで、妻と共に自営業を10年ほど行っており、決して高収入ではありませんが、何とか人並みには暮らせています。
弱者男性が求めているのは、高収入というよりも、人並みの生活ができることではないでしょうか。
自分に合う仕事を見つけ、長く続けることで、生活は安定します。
発達障害のある人への助言
キャリアカウンセラーとしての経験として助言させて頂きますが、これは新卒者と中高年では違うと思いますが、中高年の方なら、これまで色々な仕事をやってきた中で、自分に合う合わない仕事が、ある程度は明確になっていると思います。
また、私の職歴が物語っていますが、苦手なものは続かないし、興味も湧きません。
一般的には、給与が高い仕事を選びがちですが、それもキャリアが続いてこそ昇給できるものです。
やはり、興味を持てる仕事を探すべきだと思います。
また、仕事を覚えることも重要ですが、職場環境を整えることも同じくらい重要です。
自分の居心地の良い場所作りは、発達障害者にとって就労継続において何よりも重要だと思います。
悩み事があるなら、気兼ねせずに相談できる人を作っておいた方が良いです。
定型発達の人より出来ないことが多いのですから、人に頼る時は存分に頼れば良いのです。
元生活保護課の相談員としての助言
私自身の経験から
私は元生活保護課の相談員として、これまで2,000人ほどの対象者と面談してきました。
そこでのリアルな実態を書いていこうと思います。
ただ、その前に一つお伝えしたいことがあります。
私自身、うつ病、会社の倒産、発達障害、メニエール病と、弱者男性側の人間です。
それでも、何とか人並みの生活はできています。
妻と共に自営業を10年ほど続けることもできています。
私のような人間でも、何とかこれくらいはできます。
だから、あなたも大丈夫です。
生活保護受給者に見られる特徴
弱者男性の典型とも言える保護受給者の男性は、まず、一般の社会人ができていることができていない人がほとんどです。
たとえば
- 規則正しい生活ができない
- 就労面接の時間に遅刻する
- 身だしなみが出来ていない
生活保護を受給した時点で、安心するのか、気力がなくなるのか理由は不明ですが、身だしなみがまず出来ていません。
これは、生活保護に関わらず、引きこもりの人も同様ですが、社会との関わりがないと、部屋も片付けないし、決まった時間にも起きないし、当然、身だしなみも気にしなくなるため、ボロボロになるのが早いです。
こうなると、何もする気がなくなり、私が支援中にも、精神科でうつ病と認定される人も結構いました。
そうなると、さらに社会復帰が遠のきます。
清潔感が人生を変える
反対に、これらが普通にできている人、清潔感がある人は、すぐに仕事を決めて、生活保護からの自立が早いです。
また、容姿にコンプレックスがある人が弱者男性に多いですが、この問題は、清潔感のある身だしなみをすることで、大抵は解決できます。
若い人ならまだしも、40代以上の男性に求められるのは、顔の良さよりも、まず清潔感があるかだと思います。
清潔感があることで、相手はあなたの生活スタイルも想像できますし、自炊や家事なども問題なくできるのであれば、女性側からすれば、共働きでも共同生活ができそうと判断するのではないでしょうか。
そのゴールに到達するには、まず、基本的な生活をちゃんとしましょう。
まず、生活全般を整えること
弱者男性から脱するには、まず、生活全般を整えることが大切です。
自炊をしたり、家事をちゃんと行う。
身体を健康な状態にすること。
これが第一歩です。
身だしなみを整える
毎日、風呂に入り、歯を磨き、爪を切り、身だしなみを整える。
洗濯を定期的にし、清潔な服を着る。
長く着ている服は生地自体に匂いが染みついています。
安物でもいいから新品を揃えましょう。
金銭的に難しいなら、お湯に過炭酸ナトリウムを混ぜて漬けて(オキシ漬け)から洗ってください。
これだけでも、見た目のコンプレックスという部分は解消されると思います。
弱者男性を自認している人は、見た目が正直に言うと良くありません。
これは、容姿が悪いという意味ではありません。
清潔感が全くないのです。
具体的には以下のような状態です。
清潔感がない事例
- 爪が汚い
- 目やにがついている
- 鼻毛や指毛がボーボー
- 無精髭が生えている
- 髪もボサボサ
- シャツはヨレヨレで汚れている
- 明らかに風呂に入っていない体臭がする
- タバコ臭い
- 靴もボロボロ
身だしなみができていないのです。
これらを整えるだけで、容姿のコンプレックスや非モテという問題は、かなり解消されます。
容姿が悪いのではなく、清潔感がないだけなのです。
清潔感さえあれば、容姿のコンプレックスは大幅に軽減されます。
適度な運動
ウォーキングやジョギングなどをして、生活習慣病や糖尿病予備軍から脱却し、健康的な生活を心がけることも大切です。
運動することで、心身ともに健康になります。
最低限のコミュニケーション
私もコミュニケーション能力は低いですが、最低限の報連相、最低限の雑談はします。
今でも目を見て話すことは得意ではありません。
妻の目も数か月に1回見るくらいです。
完璧を目指さなくていいのです。
ありのままの自分を受け入れる
ここで重要なのは、もちろん、生活を立て直すこと、身だしなみも重要ですが、ありのままの自分自身を受け入れることです。
自分で変えられない部分、生い立ち、親ガチャ失敗、発達障害、境界知能などは受け入れて、現状から、どうすれば良くなるかだけを考えた方が、現実は変わっていくと思います。
また、コミュニケーションが苦手な自分を受け入れる。
ただ、そこで、苦手だからと心を閉ざすのではなく、苦手なりにも、どうすれば、この環境を良くできるかなどを考えても良いとは思います。
私は、発達障害特性を人に開示するようになってから、人間関係はずいぶん楽になりました。
発達障害のため「愛想がなかったり、素っ気ないが、決して悪意はない」と伝えました。
そうすると、周りも配慮してくれるし、ちょうど良い距離感で接してくれるようになります。
困ったら人に頼る、甘えるというのも大切です。
わからないことは、わからない。
だから教えてと言うのは意外と大事だと思います。
そうすることで、親しみやすさが生まれると思います。
もちろん、いい年して、そんなことも知らないのかと馬鹿にしてくる人もいます。
本当に知らないことが多いので、自分でもびっくりしますが、それを面白いと思ってくれる人とだけ関わっています。
そういう人格否定をする人とは関わらなければ良いだけです。
あとは、自分を良く見せようとしない、大きく見せようとしない、カッコつけようとしないという、マインドも必要かと思います。
【この記事を書いた人】
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国12媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
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まとめ
今回は弱者男性とモラハラ被害について、3つの視点から解説しました。
弱者男性は、社会から「男性=強者」というバイアスをかけられ、支援を受けにくい状況にあります。
さらに、弱者男性の75%が「自分が悪い」と自分を責めているため、妻からのモラハラ被害を受けても、誰にも相談できず、一人で苦しんでいる人が多いのです。
しかし、弱者男性から抜け出すことは可能です。
自分に合う仕事を見つけ、ありのままの自分を受け入れ、今できることに集中することで、現実は変わっていきます。
モラハラ問題の解決は決して簡単ではありませんが、一歩ずつ着実に進めていくことで、必ず関係性は改善していきます。
我々リジェネは、そのプロセスを全力でサポートいたします。
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
もし「記事は理解できたけれど、うちの場合はどうすればいいのかわからない…」と感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにお話を聴かせてください。
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