ASDとは
【2025年7月更新】より実践的な対処法を知りたい方へ
この記事ではASDの基本的なメカニズムを解説していますが、「具体的にどう対処すればいいか知りたい」という多くのご要望にお応えし、実践的な対処法に特化した最新記事を公開しました。
ASD夫の5タイプ別対処法、ADHD夫への効果的な接し方、カサンドラ症候群の危険サインなど、2000件の相談事例から導き出した具体的な解決策をお伝えしています。
この記事ではASDについて説明していきます。
主にモラハラ加害者のアスペルガー夫に多い発達障害です。
この場合、妻はカサンドラ症候群であることが多いです。
ASDとは自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群などを含めた障害の総称です。
もくじ
ASDの診断基準
DSM-5における自閉症スペクトラム(ASD:Autism Spectrum Disorder)の診断基準は以下のABCD、4つの基準を満たしている時に診断が下せるとしています。
A:社会でのコミュニケーションや対人交流の持続的な障害(以下の項目の3点に当てはまる)
①社会での情緒的な相互交流の障害
興味や感情、愛情など相手と共有できる割合が少ないために、一般的でない人へのかかわり方をしたり言葉のキャッチボールに失敗してしまうような例から、人とのかかわりを自分から持てなかったり相手からの働きかけに反応できない例まで幅広くある
②社会的交流における非言語コミュニケーション行動の障害
アイコンタクトやボディランゲージが一般的でない使い方だったりジェスチャーの意味理解や使用がうまくできない例から、表情や非言語コミュニケーションが全く欠けている例まで幅広くある
③人間関係を築いて保ち理解することの障害
様々な社会的文脈に合わせて行動を変化させることに難しさがある例から、一緒にごっこ遊びをしたり友達を作るのが難しい例、また仲間を作ることに全く興味がない例まで幅広くある
B:限られた反復されるパターンの行動や興味、活動(以下の項目のうち少なくとも2つに当てはまる)
①型にはまった体の動き、物の使用や発話
単純な常同運動やおもちゃを一列に並べる、物をひっくり返す、エコラリア(オウム返し)、奇妙な言い回しなど
②同一性へのこだわり、決まった手順への融通の利かない固執、儀式化された言語もしくは非言語行動パターン
小さな変化に対して過剰に嘆き苦しむ、変化への対応の難しさ、融通のきかない考え方のパターン、儀礼のような決まった型での挨拶、決まり事を必ず行ったり同じものを毎日食べる必要性など
③集中の深さや狭さが一般的でないほど非常に限られている大変強い興味・関心
一般的でない物への強い愛着や没頭、過度に限られたもしくは固執した興味など
④感覚入力に対しての反応性の過度の上昇もしくは低下、もしくは周囲の環境の感覚的側面に対しての並外れた興味
痛みや温度に対して明らかに反応しない、特定の音や触感に対する強い拒否反応、過度に物のにおいを嗅いだり触ったりする、光や物の動きを夢中で追っているなど
C:症状は早期の発達段階までに発現していなければならない(ただし社会的な要求が限られた能力を超えるまで全てが現れないかもしれない。もしくは後天的に学んだ対処法で見えなくなっているかもしれない。)
D:症状によって社会や職業またはその他の重要な分野で臨床的に重大な機能障害が起こっている
※ DSM-5 = 「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」アメリカ精神医学会作成
ASDの特徴
ASDの特徴
- 興味や関心への強い偏りがある
- 予定変更や行動を妨げられるとパニックになる
- 空気が読めない
- 直感的に人の気持ちがわからない
- 曖昧な表現がわからない
- 子供が苦手
※発達障害児は親から虐待を受ける割合が定型発達よりも多いとされている
ASD受動型と積極奇異型とは
ASD受動型の特徴
- 自分から主体的に行動しようとしない
- 基本的に受け身である
- 積極性はないが、誘われれば素直に従う
- 言われたことだけはする
- 基本的に無口で無表情である
- 自分の意見がない
- 他人への興味や関心も薄く、自分の世界の中だけで生きている
- 主体性が無い
- 人に流されやすい為、相手の要求を全て受け入れストレスを抱えやすい
受動型というのは、いわゆるサイレントモラハラのことです。
ASD積極奇異型の特徴
- 典型的な空気が読めないタイプである
- 一般的にADHDの要素も強い
- 積極的すぎて、初対面の人にも馴れ馴れしい
- プライベートな事も平気で質問し、自分もズケズケと話す
- 質問はするが、人の話は聞いていない
- 相手の顔色は気にしない
- 自分が話したい事を一方的に話し続ける
- 自分が意見や正しいと思うことを一方的に押し付ける
ASDの人が、なぜモラハラに至るのかについては別ページの発達障害の人がモラハラを振るう理由を参照にしてください。
【この記事を書いた人】
もーちゃん
モラハラ解決相談所リジェネ 副所長 | 元モラハラ加害者ASD夫|2015年〜妻と共にモラハラ被害者・加害者体質改善講座を運営|10年間で2500件超の相談解決実績 | 夫婦でモラハラを乗り越えた実体験者
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
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まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の内容が、あなたが抱えている問題解決の一助になれば幸いです。
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
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