私たちがモラハラから抜け出せた理由

私たち夫婦は、過去には離婚寸前のモラハラを経験しています。

今回は、私の目線でモラハラから抜け出せた経緯をお話したいと思います。

私目線でもっと詳しく書いている≪最新版≫があります。よかったらこちらもどうぞ

もくじ

  1. モラハラ夫婦な私たち
  2. カウンセリングを受けたら…
  3. 困難は乗り越えられる
  4. ポジティブだけじゃダメだった

モラハラ夫婦な私たち

父からの抑圧と母の過干渉の家庭で育ち、正しいコミュニケーションを学ぶ経験をしないまま育った損得勘定主義でコミュ障の夫
幼少期に父親が愛人と逃げて、貧乏な母子家庭で育ち、周りの空気と顔色を異常に気にする依存体質で八方美人の私
まるでパズルのピースのように凸と凹を埋め合わせて我々は結婚しました。

夫と意見が違った時は夫の年齢が上なのと男性だから優先せねばと思ってほぼ我慢していました。

しかし、私は自身の意見がしっかりしていてリーダー的役割をしてきたタイプで、時々どうしても耐えられずに自分の意見を話すとケンカになってしまい、いつも私が謝っていました。

だんだんとケンカの回数が増えて、夫が納得いくまで謝らないと批判が止まらなくなり、自分の意見を言うことが面倒になりほどんど何も言わなくなりましたが、内心はコミュ障でキレやすい夫の問題で、夫さえ変わってくれればいいと常に思っていました。

カウンセリングを受けたら…

ある時、言葉に表せない息苦しさでこのまま心を抑え込んで生きていくなら死んだほうがマシだと思ってしまった自分が怖くなり夫婦問題のカウンセリングを受けてみました。その際に、

  • 夫の発言と言動はモラハラに該当すること
  • 加害者の大半が自己愛性人格障害であること
  • 解決方法が離婚か別居しかないということ

と説明されました。やはりそうか…と納得する一方で、果たして全てそうだったのかなと疑問に感じる部分もありました。

私は意を決してカウンセラーに「夫はもう変わらないのですか?彼の全てがダメだとは思いません。」と質問すると、「今のあなたの状態は共依存です。その状態では何も変わらないので離婚が難しいならご実家に帰るか別居しましょう」と言われてしまいました。

きっと当時の私はカサンドラ症候群に該当していたのだと思います。

しかし、私にとっては、唯一の理解者になってくれるハズだと期待していたカウンセラーという存在にさえ理解されないのかと落胆してしまったのです。

「やっぱり私がおかしいんやんか・・・」と責められている気分になりました。後から気付くのですがこれは「二次被害」というものです。

それからカウンセリングだけでなく、様々なセミナーに行っては試行錯誤しても上手くいかず、目が真っ赤に充血するまで自身と同じ体験を探してインターネットで検索を繰り返していましたが、納得いく答えはひとつもありませんでした。

困難は乗り越えられる

追い込まれて思い出したのが、幼少期に大人から言われた言葉でした。

『過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えることが出来る』
『乗り越えられない困難は与えられない。きっと乗り越えられる』

父が出ていった時、母がノイローゼのようになった時、姉たちが出ていって母と祖母だけになった時、お金がなくて電気を止められてガタガタ震えた時・・・

何か困難がある度に、この言葉を私は思い返して行動してきたので、この時も「もしかして、私が変われば彼も変わってくれるかも知れない!仲が良かった頃に戻れるかも知れない!」と、希望を胸に勉強を開始しました。

しかし、はじめは全く上手くいかず、逆に夫からの「口撃」は激化しました。

ポジティブだけじゃダメだった

何が一体いけなかったのか・・・何度も自分の行動と言動を振り返ってみて、「押し付けがましい気持ちがあった」という事に気づきました。

それは、夫がのちに発達障害(ADHDとASD)であると判明するのですが、その特性による不器用さや普通ではない感覚を「まともに変えてあげよう」と教育者の様に立ち振る舞っていたと気付いたからです。

とにかく「あなたが知りたい、だってあなたと良好な関係にしたい」という姿勢で、アドバイスをやめました

すると、徐々に夫との関係が改善され対話する事が増えました。

その頃に夫から「否定しなくなったから話しやすい」と言われ、やはり今まで夫に良くなってほしい気持ちから言っていた事が、否定と捉えられていたんだなと確信しました。

そして、今まで全く問題がないと思っていた自分のコミュニケーション方法にも問題があったわかりました。

『わかり合いたいという気持ち』から発生しているものなのに、コミュニケーションひとつでこんなにすれ違うのかと落ち込みましたが、解決の光も見えた瞬間でした。

それから、今までと行動を変えてみようと、心理学をベースにコミュニケーション術など様々な事を勉強していく中で、お互いに人体実験の様に実践していたらモラハラという関わりはほとんどなくなりました。

そして、夫とより深い対話をするようになって、2人で実践して使えるものを見極めていくようになり、お互いの成長を楽しむように変化していった頃には、ライフワークとして広めたいという気持ちが生まれていました。

その時に思い出したのが、自分が経験したあのカウンセリングでした。

夫に実はこんな事があったと伝えると、「本当にごめんなさい。そこまで傷つけているとは…でも、そこまで言われたのに関係を変えたいと思ってくれてすごく嬉しい。ありがとう。」と言ってくれ、私たちのように困った人が悲しい思いをしないで済むようにと【Re:gene(リジェネ)】が生まれました。

かなり長い文章でごめんなさい。でも、これが私目線での解決までの流れです。そして、3ヶ月でしっかり解決まで出来るプログラムを作って、継続できる環境を整えた事で、実際に解決されている方が多数います。ですから、こんな私のような長く苦しい道は歩まなくても大丈夫です。

安心して飛び込んできてくださいね!

夫目線の解決までの道のり 

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