妻にも悪いところがあると主張するモラ夫たち

本日は、加害者プログラムを受講される方が必ずといっていいほど繰り返す悪質なフレーズ

「妻にも悪いところがある」について説明していきます。

「妻にも悪いところがあると思う」「僕だけが悪いとは思えません」「お互い様だと思います」

このフレーズは加害者プログラムを受講される方が、初回面談時から精神的自立をするまでの期間ほぼ全員と言っていいほど仰るフレーズです。

この発言の心理的背景には

  • 自分だけが悪者扱いされて受け入れられない
  • なぜ自分だけが犯罪者の様な扱いを受けないといけないのか

という、現在の状況を到底受け入れ難い心理がまず働いています。

モラハラ夫の頭の中

  • 妻から突然、モラハラ被害を訴えられたが全く身に覚えが無い
  • 妻に急に出て行かれパニックになり、とにかく話し合いがしたいと思う
  • よくある夫婦ゲンカなだけでモラハラとまで言われるほどではない
  • 子どもを引き連れて行ったことに対して裏切られたと思う
  • 家族の為に一生懸命働いてきたことを否定された気がする
  • 多少強く言っただけで離婚を突きつけられた意味が分からない

など、このように突然のことでパニックになったことから、怒りに繋がってこの発言に至っていると想定されます。

ちなみに僕含めて何かあった場合に自我防衛本能として怒りが出るというのは加害者特有のもので、妻を含めた被害者は「自分が悪いのではないか」という不安感が高まるそうです。

怒りは二次感情と言われており、 怒りの感情の裏側には、ネガティブな感情が潜んでいると言われています。 

ネガティブな感情とは「不安・心配・困惑・落胆・悲しさ・虚しさ」というような感情で、これらを一次感情(本音)と呼ぶ

これらを元に上記の事例の一次感情を想定すると

モラ夫の一次感情

  • 妻が突然、出て行って悲しい、この先どうなるのかが不安
  • 急に出て行かれて見放されたと感じた、会って話したら理解してくれると期待している
  • 分かり合いたかっただけ、加害者とまでいわれてつらい
  • 子供と会えないなんて不安で悲しすぎる 
  • 子どもを連れて家から出て行ってしまったことに対して裏切られたと感じる
  • 家族の為に一生懸命働いてきたのに、離婚されるなんて悲しい、虚しい
  • 理解してくれると思って期待していた

などという気持ちが根底にはあるということです。

プログラムの初期段階で、加害者の方がご自身の一次感情(本音)に、辿り着いて受け入れることは、まずありません。

もしたどりついているのであれば、このような「妻にも悪い部分はある」という発言は見受けられないでしょう。

また、反省しているような発言をしていても時折「俺ばっかり」と発言するのも表現方法が違うだけで構造は同じです。

話が冒頭のテーマに戻しますが、モラ夫からすると妻にも悪い部分があり、自分だけが犯罪者扱いをされているのに対してモヤモヤしているからこそ

  • なぜ、自分だけが反省を強いられないといけないのか?
  • なぜ、自分だけがへりくだらないといけないのか?

という思想になるのです。これは根底では自分はそこまで間違ってはいないと思っているからです。ここで我々は、あえて厳しいことを言わせていただきます。

あなたのお気持ちは僕のは痛いほどわかりますが、今は緊急事態だということに気付いて下さい。

モラハラ加害者は無自覚である

恐らく、あなたが我々のサイトに辿り着いたのには、パートナーからのアシストがあったからだと思います。

  • リジェネの加害者プログラムを受けて改心すれば別居を解消してもいい
  • 夫婦でプログラムを受けて、あなたが改心をするなら離婚を取り下げてもいい

などの言葉があったのではないでしょうか?

今まで相談に来られた加害者の方々に経緯をお聞きすると、自身がモラハラ加害をしていると明確な自覚はないままであれ、この2点の理由がある来談された方は加害者プログラム・夫婦プログラムをほぼ受講されています。

それほどに我々モラハラ加害者と言うのは無自覚なのです。

自分の正しさを証明しても幸せには繋がらない

あなたからすると加害者のレッテルを貼られて自分だけが改善を求められるのは不本意であっても、

もう一度、夫婦再生に努めるのか もう一度、人生をやり直すのか

まずはそこから考えてみてください。自然と答えが浮かぶと思います。

あなた自身の加害性と向き合うことが出来る「自己成長できる」ラストチャンスです。

今までの夫婦喧嘩であれば先延ばしにしたことで、うやむやになってきたこともあったでしょう。

しかし今回は違います。残念ですが行動しないと復縁する意思が無いと見なされ着々と離婚の手続きを進められてしまうだけです。

いくら相手から再構築を提案されていようが、もう変えるつもりもないという行動や発言と思われてしまうことを繰り返すと「諦めた方が自身の人生にとって有益だ」とジャッジされてしまいます。

話し合いの場が調停や裁判に移行すると、もう顔を合わせて話をすることすら叶いません。

話し合いはディベートではない

また、多くのモラハラ加害者が勘違いしていますが、今までの相手との話し合いというのは、話し合いではなかったと認識してください。

自身の理論を相手側に投げて、一方的に相手に行動を変えさせるというのは、コミュニケーションでも何でもありません。ただの抑圧です。

また、「話せばわかる」「以前はわかってくれていたのに」「共感してくれなくなった」と仰る方がいますが、自分の稚拙な理論に対して相手が疲弊し関係性の維持のために仕方なく言葉では受け入れていたが、心では拒否してきたのを「理解された」「論破した」と勘違いしていただけです。

そんなことはないと思うでしょう。でも「モラハラだ」と言われてこのページにたどり着いた以上そこはもう受け入れるしかないのです。

また、直接話せばわかってもらえるなどは、そもそもありません。

理解はされても行動を変えたり、価値観を変えたりするかは相手側の判断で「多様性の尊重」に繋がります。

相手に対して期待して求めてしまい、相手をコントロールしようとする行為がモラハラだと理解しましょう。

また、相手を尊重しようとしない人には尊重されることなどありませんので、歩み寄って欲しいのであれば自分から動くしかありません。

パートナーから再構築の提案を受けていること自体が救済措置であると自覚して、このチャンスを逃さないでください。

また、「話せば理解してくれる」と「行動(思考)を変えてくれる」が一致している状態では、相手に対して「自分を理解して受け入れてくれる」と期待しているからであり、結果的に自分の思ったような対応にさせようとコントロールしようとしている=モラハラをする思考が改善されてはいないと判断されるだけで悪手でしかありません。

自身が改善された姿を証明するには「しない証明」を小さく積み重ねするしかないとても労力が必要な作業なのです。

一時的に反省しておとなしくしていれば大丈夫だとか淡い期待はせず、自身が変わる姿を見てもらうだけでしか評価されることなどないと覚悟を決めましょう。

今まで積み重ねてきた不信感は一朝一夕で払拭は出来ません。

【この記事を書いた人】

もーちゃん

モラハラ解決相談所リジェネ 副所長 | 元モラハラ加害者ASD夫|2015年〜妻と共にモラハラ被害者・加害者体質改善講座を運営|2015年から2500件超の相談解決実績 | 夫婦でモラハラを乗り越えた実体験者

経験と専門性

  • 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
  • ASD・ADHDの混合型診断済み
  • モラハラ加害者としての更生を実現
  • 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開

臨床経験(2010年〜)

カウンセラーとして幅広い支援経験

  • 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
  • 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
  • うつ病の方の復職支援
  • 元受刑者・薬物依存者への更生支援
  • ひとり親・DV被害者相談
  • 企業内パワハラ相談
  • 自助グループ・セミナー開催

メディア掲載実績

新聞・雑誌掲載

  • 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
  • 産経新聞(2021年9月)
  • 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
  • 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
  • ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)

テレビ・ラジオ出演

  • NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
  • KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)

全国12媒体でモラハラ解決の専門家として紹介

モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。

まとめ

最近は調停でモラハラを立証することも以前より難易度は下がりましたし、DV法の改定草案が出てから急激に変化が見受けられるようになってきました。

モラハラを改善するチャンスを与えられたにもかかわらず自ら行動を変えないまま、虚栄心やプライドを捨てられずに自分が捨てられてしまった

すぐバレるような小さな嘘を重ねてさらに落胆させてパートナーや子どもの顔も見れないまま会えなくなった

僕は、そういう人をたくさん見てきました。

早く対応しないと、手遅れになる場合があるので、あえて厳しい言葉で言わせていただいています。

問題を先延ばしにすることで、良いことなんて何一つありません。

今は、緊急事態だということに、まず気付いて下さい。

そして、いつまでも、妻が悪いと言ってる場合ではないことに気付いてください。真の目的を思い出してください。

わずかでも復縁の可能性があるならば、我々は全力でサポートさせて頂きます。

まずは一人で抱え込まずに気軽にご相談してくださいね。

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私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。

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