モラハラ(モラルハラスメント)とは何か?
モラハラ(モラルハラスメント)とは何か?
モラハラ(モラルハラスメント)とは、言葉や態度によって相手の尊厳を傷つけ、精神的に追い詰める行為です。身体的な暴力がないため周囲から気づかれにくく、夫婦間などの閉鎖的な関係で起こりやすいのが特徴です。2024年4月からはDV防止法の対象にもなりました。
リジェネでは、2,500件以上の相談の経験から、モラハラの根本には「過剰なコントロール欲」があり、そこに「自他境界線(バウンダリー)の崩れ」が深く関わっていると考えています。これは公的な定義ではなく、現場で見てきたことをもとにした、リジェネの見方です。
この記事を読んでいただいているあなたは、恐らくパートナーとの関係に悩んでおられると思います。
- 一緒にいるのがしんどい
- 不機嫌になられるのが疲れる
- 最近、ケンカになることが多い
こうした悩みの中で「もしかしてモラハラなのかな?」という違和感を感じておられるのではないでしょうか。
ハッキリ言います。
その違和感は正しいです。
この記事では、その違和感の正体を明らかにしていきます。
まず、私の自己紹介ですが、私はASD・ADHD混合型の診断を受けており、かつて妻に対してモラハラをしていた元モラハラ加害者夫です。
ですので、加害者のリアルな心情などは、他の支援者よりも理解できると思っています。
そして、妻の協力のもと自身の加害性を克服し、2015年から妻と共にモラハラ解決相談所リジェネを運営しております。
今回は2,500件超の相談実績をもとに、モラハラの定義、加害者の特徴、加害者への対処法について解説していきます。
リジェネは、これまでNHK、産経新聞、週刊文春など全国のメディアで紹介されました。
2026年4月にはABEMA「秘密のママ園」7月にはABEMA Primeに出演させていただきました。
2026年4月にはKindle本「Re:(リプライ)〜元モラハラ加害者と被害者が夫婦で書いた再構築の記録〜」を出版しています。
Kindle本には、結婚当初のモラハラ時の私と妻のリアルな心情を書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
テレビ出演で伝えきれなかったこと
もくじ
- モラハラとは
- モラハラの4つのタイプ
- 言葉の暴力型
- 不機嫌まき散らし型(サイレントモラハラ)
- 経済的支配型
- 悪意の支配型(ガスライティング)
- モラハラとDV・パワハラの違い
- モラハラが起こる仕組み
- 根本にある「過剰なコントロール欲」
- 自他境界線(バウンダリー)の崩れ
- 力関係の「上下」:モラハラは、水のように上から下へ流れる
- 他責の体質と自責の体質(加害者体質・被害者体質)
- 被害に遭いやすい人の傾向
- 加害者側の背景と、発達障害との関連
- 善悪ではなく、「構造」として解決する
- モラハラは法律的にどう扱われるのか
- モラハラで離婚はできるのか
- モラハラで逮捕されることはあるのか
- モラハラへの対処法3選
- ①会話量を減らす
- ②接触の機会を減らす
- ③暴言には毅然と対応
- まとめ
モラハラとは
モラハラとは、モラルハラスメント(精神的な暴力)の略称です。
言葉や態度によって特定の誰かを傷つける「嫌がらせ」の行為を指します。
1990年代にフランスの精神科医マリー=フランス・イルゴイエンヌによって提唱された概念で、相手の尊厳を損なう行為を意味します。
身体的な暴力を伴わないため周囲から気づかれにくいのが最大の特徴です。
被害者はじわじわと精神的に追い詰められ、深いダメージを負います。
特に夫婦間などの閉鎖的な関係で起こりやすく、加害者は外部では評価が高い場合が多いため、周囲に理解されにくいことが深刻な問題です。
2024年4月からはDV防止法の対象にもなり、社会的な認識は変わりつつあります。
まずは、あなた自身の状況を確認してみてください。
モラハラの4つのタイプ
2,500件以上の相談を受けてきた中で、モラハラには大きく4つのタイプがあると整理しています。
言葉の暴力型
最も典型的なモラハラのタイプです。
「バカ」「クズ」などの侮辱や「お前は何をやってもダメだ」といった人格否定を繰り返します。
ポイントは、行動への指摘ではなく、人格そのものを否定する点です。
「ここを直してほしい」ではなく「お前はダメな人間だ」と言う。
この違いが、単なる夫婦喧嘩とモラハラを分ける境界線です。
モラハラ夫の暴言の事例
- 「お前、そんなこともできないの?」
- 「誰のおかげで飯を食えていると思っているんだ?」
- 「専業主婦はいいよな、何もせずにダラダラ生活できて」
- 「お前の頭が悪いのは親のせいだな」
モラハラ妻の暴言の事例
- 「男のくせに弱音ばかり吐くな、情けない」
- 「男は黙って仕事だけしろ。それができないなら夫失格」
- 「あなたの母親はバカだから娘には絶対に会わせない」
また以下のような行為もモラハラに該当します。
- 相手を見下す態度をとる
- 身体的特徴や障害を揶揄・嘲笑する
- 出自や国籍を差別的に扱う
- 信仰・政治的信条・性的指向を否定する
- スマホの無断チェックや外出の制限
- 相手の体調や気持ちを無視し性的行為を強要する
不機嫌まき散らし型(サイレントモラハラ)
言葉では直接攻撃せず、不機嫌な態度によって相手をコントロールするタイプです。
- 突然黙り込んで話さなくなる
- 話しかけても無視をされる
- 何も言わずに睨んでくる
- 大きなため息をついたり舌打ちをする
- ドアを激しく閉める
- テーブルを叩く
- 物を投げる
これらに一つでも該当するなら、不機嫌ハラスメント、またはサイレントモラハラに該当する可能性が高いです。
このタイプの厄介な点は「何もしていない」「黙っているだけ」と加害者が言い逃れしやすいことです。
しかし、意図的に不機嫌な態度で相手を萎縮させている時点で、それは精神的な暴力です。
特に深刻なのは、無視が2週間以上にわたるケースです。
被害者は理由もわからないまま無視され続け「自分が何か悪いことをしたのだろうか」と自分を責めるようになります。
経済的支配型
生活費を極端に制限し、パートナーの金銭的な自由を奪うタイプです。
これは「経済的DV」とも呼ばれます。
- 最低限の生活費しか渡さない
- 外で働かせてくれない
- お金の使い道を厳しく管理される
- 給与明細書や預金通帳を見せてくれない
- 働いた給与を没収される
- 配偶者が浪費やギャンブルで借金をする
「俺が稼いだ金だろ?」とキレる行為や、自由に使えるお金がないのに「やりくりが下手だ」と責め立てる状況は、明らかな経済的暴力です。
判断基準として、夫に収入があるにもかかわらず十分な生活費を渡さず、生活に支障が出ている場合は経済的DVと見なされます。
貯金を切り崩したり、実家から借金せざるを得ない状況も、その可能性が高いです。
悪意の支配型(ガスライティング)
最も悪質なタイプです。
「お前はおかしい」「被害妄想だ」と繰り返し浴びせ、被害者の現実認識そのものを揺るがせる心理操作です。
他の3タイプが感情の爆発や衝動に基づくことが多いのに対し、ガスライティングは冷静かつ計画的に行われます。
加害者は罪悪感を持たず、自分の行為を完全にコントロールしています。
ガスライティングの事例
- 記憶力が悪いと洗脳する
- ミスが多いと洗脳する
- 受け取り方が過剰だと洗脳する
- 周囲の人たちに反感を持つように仕向ける
- 周りから嫌われていると思い込ませる
このタイプの加害者は反社会性パーソナリティ障害に近い特性を持つ可能性があり、改善は極めて困難です。
基本的には離婚を検討することをおすすめします。
モラハラとDV・パワハラの違い
DV(ドメスティック・バイオレンス)は、配偶者やパートナーからの暴力全般を指します。
身体的暴力だけでなく、精神的暴力(モラハラ)、経済的暴力、性的暴力を含みます。
つまり、モラハラはDVの一種です。
2024年4月から改正DV防止法が施行され、精神的暴力(モラハラ)も明確にDVとして扱われるようになりました。
これにより、モラハラを理由とした保護命令が出されるケースも増えています。
パワハラ(パワーハラスメント)は、職場でのパワーバランスを利用した精神的な暴力です。
家庭内の問題が「モラハラ」、職場の問題が「パワハラ」と場所で分けることもありますが、精神的に相手を追い詰める行為であるという本質は同じです。
モラハラが起こる仕組み
モラハラは、加害者だけでなく、加害者と被害者の関係性が大きく影響して起こります。
ここからは、公的な定義ではなく、リジェネが2015年から2,500件以上の相談を受けるなかで見てきたことをもとにした、リジェネの見方としてお伝えします。
根本にある「過剰なコントロール欲」
リジェネでは、モラハラの根本には「過剰なコントロール欲」があると考えています。相手が思い通りにならないときに、責めたり無視したりして、自分の考える「正しい行動」をさせようとする傾向です。
実は、このコントロール欲は誰にでもあるものです。特に大切な人ほど、「あの人のため」という気持ちから、相手の考えや行動を変えようとしてしまいます。その根底には、劣等感や、「誰かに責められる前に教えなければ」という不安が隠れていることも少なくありません。
ただし、これは決して加害者の行為を許すものではありません。
自他境界線(バウンダリー)の崩れ
もう一つ、深く関わっているのが「自他境界線(バウンダリー)」です。自分と相手の間にある「見えない線」で、感情・考え・体・責任の範囲を区切る役割があります。
モラハラでは、加害者も被害者も、この境界線が崩れています。
- 加害者側:境界線が曖昧で、パートナーを自分と同一視(依存)しています。「私の妻(夫)だからできるはずだ」と過度に期待し、相手の領域に踏み込んでも、罪悪感を持たない、または踏み込んでいる自覚すらありません。
- 被害者側:相手の不機嫌や問題を、自分の責任と感じてしまいます。相手の機嫌を取ろうと必死になり、自分の感情が分からなくなっていきます。
力関係の「上下」:モラハラは、水のように上から下へ流れる
さらに、リジェネが現場で強く感じているのが、力関係(パワー)です。モラハラは、水のように、上から下にしか流れません。つまり、その環境での「上下」があるところで起こります。
男性であること、力の強さ、収入など、男性が有利になりやすい要素が多く、相談の大半は、そのかたちです。ただし、逆もあります。
また、子育てや家事の場面では、「分からない」「知らない」と言って、相手に押し付けてしまう「無力の武器化」が起こることもあります。職場では、そのようなことはしないのに、家庭では、相手が引き受けてくれる関係だからこそ起こります。
他責の体質と自責の体質(加害者体質・被害者体質)
加害者は「他責の体質」を持っています。問題が起きたとき、自分の非を認めず「お前が悪い」と責任を相手に押し付けます。「一度決めたルールは守るべきだ」というマイルール(正しさ)も強く、怒りに変わりやすい傾向があります。
一方、被害者は「自責の体質」を持っていることが多く、何か問題が起きると「自分に原因があるのではないか」と考えます。周りを優先し、不安や罪悪感を抱きやすい傾向があります。
この2つが噛み合うことで、モラハラが成立し、続いていきます。
加害者が「お前が全部悪い」と強く責めると、被害者は「私が悪いのかも」と思い、その場を収めるために謝ってしまいます。この謝罪によって、加害者は「自分は正しい」と確信を強め、モラハラがさらにエスカレートしていきます。
リジェネでは、この2つを「加害者体質」「被害者体質」と呼んでいます。公的な用語ではなく、リジェネが付けた名前です。「被害者体質」という名前は、被害を受けた側に責任があるという意味ではありません。責任は、モラハラをする側にあります。
被害に遭いやすい人の傾向
相談の現場では、次のような方が、被害に遭いやすいと感じています。
- 自己主張が苦手で、他者を優先する方。嫌われることを恐れて、対立を避ける方
- 周囲への配慮が過度で、場の空気を読んで先回りする方(姉御肌など、親切な方も含まれます)
- 責任感が強く、問題が起きると自分を責める方
- 毒親のもとで育った方や、ヤングケアラーの経験がある方
- アダルトチルドレンの傾向がある方、HSPの傾向がある方:言い返さない、そして「言い返さないほうがいい」と学習してしまっているためです
アダルトチルドレンやHSPは、診断名ではありません。あくまで、「そうした傾向を持つ方が多い」という、現場の実感です。
毒親のもとで育ち、理不尽に怒鳴られても謝ることで生き延びてきた経験が、大人になってもパートナーとの関係で繰り返されることも、少なくありません。
加害者側の背景と、発達障害との関連
モラハラの背景は、一つではありません。発達障害、うつ病、境界性パーソナリティ障害、愛着障害、慢性的なストレスと睡眠不足など、複合的な要因があります。
現場では、特に発達障害が関連しやすいと感じています。たとえば、ADHDの特性(ワーキングメモリが少なく、ストレスの許容量が小さい、気持ちを言葉にするのが苦手、衝動的に言ってしまう)や、ASDの特性(予定が変わるとパニックになる、相手の気持ちが直感的に分からない、曖昧な表現が分かりにくい)が、ストレスをためて、怒りとして出てしまうことにつながる場合があります。
また、発達特性のある方のなかには、他者からの否定や拒絶を、他の人の何倍もの痛みとして感じてしまう「拒絶敏感性」(RSDと呼ばれることもあります)を持つ方もいます。リジェネの「回復ノート」シリーズでも、この特性を取り上げています。この特性は、加害側にも被害側にも見られます。
また、現場では、自分は被害者だと考えていながら、実際には加害性が高い方が、この特性に多いと感じています。自分を「被害者の立場」に置くことで、相手を責め、動かしてしまうためです。被害を受けて苦しんでいる方を責める意味ではありません。
ただし、「発達障害だからモラハラをする」ということではありません。本人に悪意がなく、失言のあとに反省する方も多くいます。
私自身が、ASD・ADHD混合型の診断を受けた元加害者です。自分の特性を知り、妻の協力のもと、加害性を克服することができました。
加害者を「人格障害だから変わらない」と切り捨てず、背景にある苦しみを理解して、共に成長していくことが大切だと、私たちは考えています。(ただし、計画的に相手を支配する「悪意の支配型(ガスライティング)」の場合は、離婚を検討することをおすすめしています。)
善悪ではなく、「構造」として解決する
家族という枠で考えると、モラハラかどうかを決めて、「どちらが悪いか」を判断することよりも、この構造を、いかに解決するかが大切だと、リジェネは考えています。
もちろん、暴力や身の危険がある場合は、安全の確保が最優先です。
この仕組みを理解することが、モラハラから抜け出す第一歩になります。
モラハラは法律的にどう扱われるのか
「モラハラでは離婚できない」「我慢するしかない」という情報がありますが、これは事実ではありません。
モラハラで離婚はできるのか
離婚には協議離婚、調停離婚、裁判離婚の3種類があります。
裁判離婚の場合、民法770条1項5号の「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に該当するかが争点となります。
2024年4月からモラハラもDV防止法に組み込まれたことで、モラハラを理由とした離婚が認められるケースは着実に増えています。
ただし、離婚には証拠が不可欠です。
最も有効な証拠は、暴言の録音・録画データと、LINEなどのデジタル記録です。
モラハラでの離婚について詳しくは「モラハラで離婚はできるのか?」→ /morahara-kaiketsu66/ を参考にしてください。
モラハラで逮捕されることはあるのか
モラハラそのものを直接罰する法律はありません。
しかし、暴行罪、傷害罪、脅迫罪、器物損壊罪などが適用されるケースがあります。
例えば、怒鳴ったり壁を殴って威圧し、相手に恐怖を与えた場合は、暴行罪に該当するケースがあります。
また、上記の行為を継続的にされたことで、その恐怖心からPTSDやうつ病などの精神疾患、睡眠障害を発症した場合、診断書が提出されれば傷害罪に該当するケースがあります。
それ以外にも、以下の行為が該当します。
- 物を投げつけて怪我をさせれば傷害罪
- 「殺すぞ」と発言すれば脅迫罪
- スマホやパソコンを壊せば器物損壊罪
詳しくは「モラハラで逮捕されることはあるのか」 の記事を参考にしてください。
モラハラへの対処法3選
①会話量を減らす
モラハラは、相手との会話や関わりの中で発生します。
ですので、相手との関わりを極力減らしていくことが一番の対策になります。
具体的には、会話の量を減らす、一緒にいる時間を減らすなどです。
加害者は基本的に自己中心的なので、人の話を聞かないし、自分の思うような反応がないと不機嫌になります。
長時間関わるほど加害者が不機嫌になる機会が増えるので、この機会自体を減らすことが一番の目的です。
加害者の思考は、相手の弱点やできていない部分に目が向きやすい傾向にあります。
そのため、機嫌が良いときは笑って済ませることもありますが、不機嫌なときには急に責め立てることがあります。
このような行動は、パワハラ上司やお局、小姑などとも共通しています。
また、モラハラ夫の父親もモラハラ加害者であり、幼少期から細かいことを指摘され続けた経験から、このような考え方が身についたのだと考えられます。
これは負の世代間連鎖です。
このような加害体質の人と長時間関わることは、アラ探しや攻撃材料を与えるようなものです。
そのような人からは距離を置くことが最善です。
②接触の機会を減らす
これも、①の会話量を減らす対策と同様の考え方です。
- 会話以外にも一緒に寝る
- 一緒に食事をする
- 一緒に外出をする
など、モラハラ夫との接触機会が増えるほど、暴言を受ける機会も増える傾向にあります。
接触が増えるほど、あなたが相手の期待通りの行動を取らないときに、その不満を暴言という形でぶつけられる機会が増えます。
また、相手はあなた以外の外的要因に対しても突然不機嫌になり、その怒りをあなたにぶつけてきます。
これは、相手が自分の怒りを制御できないことが原因です。
外的要因の例としては、運転中に渋滞に巻き込まれる、飲食店やコンビニの店員の態度が悪いなどが挙げられます。
これらはあなたには全く関係のないことですが、夫は衝動的にキレます。
そのため、相手の加害者体質が改善しないうちは、関わりを減らすことでモラハラを軽減することが大切です。
③暴言には毅然と対応
相手が、あなたが絶対に言われたくないことを口にした場合は、不機嫌になっても構いません。
暴言には、段階的に対応してください。
まず「そういうことを言うのを止めてくれる?」と牽制します。
続く場合は
- 「しつこいな」
- 「いい加減にしてよ」
- 「絶対に許さないから」
と語気を強めます。
それでも収まらないときは「弁護士に相談しようと思っている」「離婚した方が、よっぽど楽だ」と告げます。
ここで重要なのは、感情的にならず淡々と自分の意思を伝えることです。
モラハラ加害者に共通しているのは、根拠のない自信です。
あなたをどんなに傷つけても「絶対に離れない」「自分の所有物だ」と思い込んでいます。
ですので、この図式を崩すために、離婚という選択肢を示すことは効果的です。
相手から
- 「お前が一人で暮らせるわけないだろ」
- 「仕事もまともにできないくせに」
など言いがかりをつけられても「それでも、こんなに暴言を振るわれるよりはマシだから」と毅然とした姿勢を見せてください。
ただし、DVの危険がある場合は控えましょう。
これまでは、理不尽な暴言に対して黙って受け入れ、最終的に謝らされるというパターンを繰り返してきたと思います。
ですので、このパターンを変える必要があります。
つまり
- 「暴言を吐けば相手は怒る」
- 「イヤなことを言えば相手は拒否反応を示す」
という単純な図式を、相手に理解させるのです。
ただし、長年の関係性を変えるには相応の時間と回数が必要です。
この対応により、相手があなたを避けたり、急に機嫌を伺うようになるかもしれません。
しかし、これは一時的な反応であり、加害体質そのものが改善したわけではありません。
冷静な対応を継続してください。
ちなみに、普段の会話では通常通りに接することで、そのギャップが「コイツは怒らせると危険」という認識を生み、抑止効果となります。
言い返すときの注意点は次のとおりです。
- 自分の意思を相手にハッキリ伝える
- 相手への人格否定はしない
- 一人の人間同士として対等に関わること
- 相手が感情的に煽ってきても、こちらは常に冷静に対応すること
- 自分の発言には責任を持つこと
【この記事を書いた人】
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国のメディアでモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
モラハラとは、言葉や態度による精神的な暴力です。
身体的な暴力と同じように、あるいはそれ以上に被害者を深く傷つける行為です。
2024年4月からはDV防止法の対象にもなり「我慢するしかない」という時代ではなくなっています。
また身体的DVやストーカー被害など緊急性の高い場合は、警察や支援機関に迷わず通報してください。
また、モラハラによるカサンドラ症候群(不眠・動悸・希死念慮)に該当する場合は、精神科や心療内科を受診し、適切な治療を受けることをお勧めします。
また、内容自体は理解できたが、ウチの夫の加害性が改善するかを教えてほしいという方は、下記の初回無料相談からお問い合わせいただければと思います。
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
もし「記事の内容は理解できたけれど、うちの場合はどうすればいいのかわからない…」と感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにお話を聴かせてください。
現在、LINE登録をしていただいた方には、初回特典として無料相談(50分)をプレゼントしています。下記からお気軽にご登録ください。
小さな一歩が、大きな変化を生むこともあります。
あなたが少しでも穏やかな毎日を取り戻せるよう、心から願っています。


