モラハラは減ったが会話がつまらなくなった|楽しい会話を取り戻す方法

今回は「モラハラは減ったが会話がつまらなくなった|楽しい会話を取り戻す方法」について説明します。

私たちの被害者体質改善講座を受講された妻の方からよくある声があります。

  • 「リジェネで教えてもらった方法論を実践して、確かに夫の暴言や不機嫌は減った」
  • 「でも、日常会話がつまらなくなった、素っ気なくなった」
  • 「夫の機嫌が良い時も減ってしまった」

なぜ、こんなことになったのでしょうか?

今回は、この疑問に答え、以前のような楽しい会話を取り戻す具体的な方法を説明します。

少し長くなりますが、順を追って説明していきますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

もくじ

  1. なぜ会話がつまらなくなったのか?
  2. 楽しい会話を取り戻す方法
  3. 具体的に伝える・継続する・感謝する
  4. 夫に関心を持ち、会話に参加させる
  5. 基本的な姿勢
  6. 一旦は受容する
  7. 話を聴く環境を整える
  8. 会話の精度を上げる
  9. 相手を深く理解する
  10. まとめ

なぜ会話がつまらなくなったのか?

実は、リジェネで教えている「会話や接触を減らすことで攻撃を軽減する方法」これを行うと「急激にパートナーとの会話はつまらなくなります。これは避けられない「副作用」なのです。

リジェネの方法論とは

  • 暴言や不機嫌に対して毅然と「やめて」と伝える
  • 嫌なことは断る、理不尽なことは受け入れない
  • 会話や接触を減らすことで攻撃の機会を減らす

会話を減らせば、攻撃も減ります。

でも同時に、楽しい会話も減ってしまうんです。

それだけじゃありません。

夫の心境も変化しています。

今まで苦笑いでやり過ごしていたことに「やめて」と言われ、愛想笑いもしなくなり、会話も最低限になった。

夫は戸惑い、焦り「妻が怖い」と思っています。

だから遠回しに妻のことを探ってきたり、機嫌を伺うようなこともしてきます。

この、あなたに対して腫れ物に触るような態度。

実は、これが一番モラハラを受けにくい状態なんです。

だって、気を遣っている相手に対して暴言を吐いたり、攻撃はしないでしょ?

ただ、この会話、面白くないですよね。

あからさまに気を遣われるのは、あまり気分の良いものでもないと思います。

以下に、被害者の方が仰られる疑問について回答します。

攻撃だけ減らして、楽しい会話は残したかったんだけど?

その気持ち、痛いほどわかります。

でも、残念ながら、良いところだけを選んで残すことはできないんですよね。

ダイエットで例えるなら「体重は減らしたいけど、食事制限も運動もしたくない」と言っているようなもの。

リジェネの方法論は「会話を減らす」技法です。

会話が減るのは当然の結果なんです。

じゃあ、楽しい会話を取り戻すことはできないの?

大丈夫です。

攻撃を減らした「後」に、以前のような楽しい会話、温かい会話を取り戻すことはできます。

ただ、そのためには、もう一つやるべきことがあるんです。

それは、あなた自身が無意識にやっている「会話のパターン」を見直すということ。

会話のパターンって何?私が悪いって言うの?

違います。

あなたが悪いわけじゃありません。

ただ、学校では「話し方」や「聴き方」を習わなかったから、知らないのは当然なんです。

私たちが10年以上支援してきた中で気づいたことがあります。

多くの方が、相手からの信頼を失う会話、話す気を失わせる会話、相手に関心がない聴き方、話し方を無意識的にしています。

これは悪意があるわけじゃありません。

誰にも教わらなかったから、気づかずにやってきただけです。

だから、あなたが悪いわけじゃありません。

ただ、知らなかっただけ。

でもね、知らないまま無意識の会話パターンを続けていると、リジェネの方法論で攻撃を減らした後も、楽しい会話は戻ってこないんです。

なぜなら、モラハラの問題を解決し、関係性を再構築するには、双方向のコミュニケーション、つまり会話の技術、聴く技術が必須だから。

もし離婚するつもりなら、このままでも構いません。

でも、この先も夫と人生を共にする、共存するつもりなら、この無意識の会話パターンを見直す必要があります。

それでは、具体的にどうすれば良いのか、説明していきますね。

楽しい会話を取り戻す方法

それでは、以前のような楽しい会話、温かい会話を取り戻すための具体的な方法を説明していきます。

具体的に伝える・継続する・感謝する

してほしいことがあるなら、具体的に言いましょう。

家事を手伝わせたい時は、ベビーステップで伝えることが大切です。

今まで全く家事をしなかった夫ができる能力は限られています。

まずは「洗濯物を干すだけはしてほしい」と簡単にできそうな内容から伝えてみてください。

また、夫を動かす声がけは、習慣化させるまで言い続けることが何よりも重要です。

仮に習慣化になっても、サボる時もあるので、その時は再度、声がけを地道に続けましょう。

そして、言うことを聞いてくれたり、してくれたことについては必ず「ありがとう」と一声かけること。

これ、すごく大事です。

夫に関心を持ち、会話に参加させる

被害者妻に多いのが、夫には全く興味が持てないという主張。

これは、モラハラ後なら理解できます。

でも、モラハラ前から、そもそも興味がなかったという人もいるんです。

この場合は、会話が素っ気なくなるのは当たり前ですよね。

こういう人に限って、自分に対しては興味を持ってほしいと承認欲求の塊みたいな人も結構います。

この時点で対等な関係じゃありません。

だから、自分にも興味を持ってほしいと主張するなら、気づいたあなたから相手に対して興味を持つことをおすすめします。

また、夫を家族の会話に参加させることも重要です。

話題は本当に些細な内容で良いんです。

今日の晩御飯は何が良い的なことからで良いんです。

その際、漠然と「晩御飯は何がいい?」と聴くと面倒くさそうに「何でもいい」と返ってくるのがオチです。

そうではなく「肉と魚ならどっちがいい?」「焼肉と中華なら、どっちがいい?」というように、選択肢を提示して考えさせずに答えさせる質問の方が答えやすくなるのでオススメです。

おさらいすると、ここでは夫を会話に参加させるということを覚えておいてください。

基本的な姿勢

私はカウンセラーとして活動していますが、カウンセラーがクライアントと信頼関係を築けるのは、相手に対して積極的に関心を持って話を聞くからです。

「自分の話」を興味深そうに聞かれて不快感を抱く人はまずいません。

それほど人は、自分の話を聞いてほしい生き物なんです。

夫を話せるようにするには、聴く技術、傾聴の技術が必要です。

売れっ子のキャバ嬢は、この技術が著しく高いので、オッサン共は掌で転がされるんですよね。

相手の話を聞く時は聞くことに徹する必要があります。

カウンセラーは、これらを訓練されているため、相手は気分良くスラスラと話すようになります。

具体的には、軽いあいづちをうつこと。

「うんうん」「ふーん」「へー」「そうなんだ」「なるほどね」などの簡単な相槌をすることでパートナーが気持ち良く話し出します。

これは、あなたの話は「わかりますよ」「もっと話し続けてください」という意思表示として伝わります。

会話量が多い方であれば、あいづち自体が邪魔になる場合もあって、その場合は、無言でのうなずきの方が会話がスムーズに流れていきます。

ただし、過度な相槌は会話の妨げや不信感を招くので注意が必要です。

また、語尾を繰り返すことも有効です。

相手が言ったフレーズや文脈のキーワードを繰り返すことで「自分の話をちゃんと聞いてくれている」「理解してくれている」と感じ、更なる発話につながります。

例えば、夫婦の会話の事例だと「娘の習い事の話なんだけどね」→「習い事ね~」、「次の連休に旅行に行きたいと思うんだけど」→「旅行の話ね」といった具合です。

さらに、何かを言おうとしていて、明らかに言葉が出にくそうであるならば、言語化のサポートをすべきです。

そうやって協力していくことで、相手は、あなたのことを話しやすいと思うようになります。

一旦は受容する

モラハラ夫の話題に多いのが偏見や陰謀論などですが、明らかに変なことを言っている場合でも、一旦は受容する必要があります。

それは頭ごなしに否定すると夫が逆上するケースが考えられるからです。

だから、反論や意見が言いたくなった時は、一旦は「あなたはそう思うんだね」と受容してから言うことをお勧めします。

これは心理学者のロジャースが「無条件の肯定的関心」と呼ぶものです。

カウンセラーは相手の意見を否定や批判せずに「あなたは、そう思うんだね」と相手の言い分を受け入れます。

ただし、同意する必要はありません。

「あなたは、そう思うんだ」と受容する姿勢を見せるだけで十分です。

また、アドバイスをしないということも重要です。

アドバイスを求められている時以外にすると、相手からはおせっかいと受け取られたり、プライドが高い夫であればマウントを取られたと歪んだ解釈をするケースもあります。

そのような余計な敵対心を持たれないためにも、求められていないアドバイスはしないように心がけてくださいね。

話を聴く環境を整える

夫が心を開いてきて、今まで言って来なかった仕事のことや愚痴や悩みなどを言ってきたら、必ず聞くことです。

その際は、夫の話に集中し、家事などの手は止めたり、テレビは消したりするなど、あなたの話をちゃんと聞いていると言う姿勢を見せることが大切です。

これは、どんなことを言っても、否定や批判がされない安全な環境を作るということ。

このような環境を作ることで、夫は「この場は安全だ、何を話しても大丈夫だ」と感じ、本音が出てくるようになります。

会話の精度を上げる

モラハラの関係に多いのですが、自身の思考や感情を言語化することが苦手な夫と、威圧的なモラ夫に対して不明点を確認することが億劫になってしまい、話のテーマがわからないまま流してしまう妻との間で起こるミスコミュニケーションがあります。

このようなことを防ぎ、会話の精度を上げるために、不明点や疑問点については積極的に確認していきましょう。

3W1Hを使って確認する

  1. 誰の(Who):例)妻「あの子、また朝に起きれなかったのよね」→夫「○○(長女)のこと?」
  2. 何の(what):例)妻「あの子、また学校でやらかしてね」→夫「何をやらかしたの?」
  3. いつ(when):例)妻「あの子、また友達とトラブルになってね」→夫「いつの話?」
  4. どの様に(How):例)妻「あの子、また朝に起きれなかったのよね」→夫「その時、君は、どういう対応をしたの?」

話がテーマからズレた時に戻す

また、話がテーマからズレてきた場合は戻す必要があります。

例えば「娘にピアノを習わせようと思うんだけどね、あ、そういえば今日の晩御飯、何にする?」と脱線した時は「ごめんね、さっきの娘のピアノの話に戻ってもいい?」と戻しましょう。

これにより、今はこのテーマについて話していると自覚させ、その話は今回のテーマには関係がないと自覚させ、本題についての話を深められます。

言葉の定義を合わせる

パートナーの使う言葉の定義を合わせることも重要です。

同じ単語を使っても人によって伝えたい内容が違う事があります。

例えば「俺を信じて欲しい」という言葉。

「信じる」という言葉一つを取っても

  • 相手の言う事に従うことなのか
  • 何でも相談することなのか
  • 疑いの言葉を使うなということなのか

など、人によって違います。

夫は「信じる」で①を意味し、妻は②を思うなど、この時点でズレが起こります。

これを避けるには「信じて欲しいってどういうこと?」「私は、こう解釈したけど、これで合ってる?」と確認が必要です。

相手を深く理解する

相手がさらに話しやすくなる聴き方としてお勧めなのが、相手の感情を理解することです。

先ほどの3W1Hの掘り下げは事実確認の掘り下げですが、この事実、事柄に付随する感情を理解してあげることで、相手は共感してもらったと感じ、あなたに対して好意的になります。

家庭が安全な場になり、パートナーが何でも話せるようになると、信頼が深まり、より内面的な話をするようになります。

その中には、今まで誰にも相談できなかったり、隠し続けてきたネガティブな内容も含まれます。

感情にシフトして掘り下げる

例えば、夫が「昇給したのは良かったけど管理職は初めてなんで不安だよ」と言った時。

ここでは感情にシフトした掘り下げをします。

「どういう不安がある?」と質問すると「そりゃ初めてだし、一気に部下が20人も出来るしね。業務量も増えるし、責任も負わなきゃならないし」などと話してくれます。

このように、事実関係の掘り下げではなく、その事実に付随する感情を理解することが、深い聴き方の本質です。

価値観を深く理解する

価値観を深く理解することも重要です。

例えば、相手が「あの人が嫌い」「生理的に無理」と言ったとき、一般的には「嫌いなんだね」と受け流しがちですが、より深く理解するには掘り下げます。

「どの部分が嫌いなのか?」「どの部分が無理なのか?」と質問すると「嫌みっぽくてウザい」「マウントを取ってくる」「デリカシーがない」などの返答があるでしょう。

さらに「嫌みっぽいとは、どういう部分?」「マウントを取るとは、どの行為?」と掘り下げていくことで、本人の価値観が明確になり、ストレスが緩和します。

このようなサポートによって「この人は私のことを誰よりも理解してくれる」という深い信頼感が生まれます。

ネガティブなテーマにも向き合う

勇気を出して相談してくれた時は、聞くことを避けず、関心を持って受け止めてください。

まず「それは大変だったね」「それはしんどいよな」と労いの言葉をかけましょう。

そして「どうしてそうなったの?」「その時はどんな状況だったの?」と質問します。

こうすることで、相手は自分の経験を振り返りながら話してくれるでしょう。

このような話を聞くと、感情的になりたくなるかもしれませんが、常に冷静さを保ち、丁寧に質問を続けることが大切です。

言葉の背景にある本音を読み取る

言葉の背景にある本音を読み取ることも大切です。

例えば「また今日も残業だよ」という言葉の背景には「残業ばかりで、あなたと一緒に過ごす時間が短い」という本音が隠れているかもしれません。

この場合「最近、残業続きで一緒に過ごせてないよね。でも、家族のために頑張ってくれている、あなたが好きだよ」「次の休みは温泉に行かない?」などと返答することで、相手の本音や感情に応えることができます。

まとめ

リジェネの方法論を実践して、夫の暴言や不機嫌は減った。

でも、日常会話がつまらなくなった、素っ気なくなった。

この気持ち、本当によくわかります。

これは避けられない「副作用」なんですよね。

会話を減らす技法だから、楽しい会話も減ってしまう。

それは仕方がないことです。

でも、ここからが大事です。

攻撃を減らした「後」に、以前のような楽しい会話、温かい会話を取り戻すことはできます。

そのためには、あなた自身が無意識にやっている「会話のパターン」を見直してみる。

学校では「話し方」や「聴き方」を習わなかったから、知らないのは当然です。

誰も教えてくれなかったんですから。

でもね、知らないまま無意識の会話パターンを続けていると、せっかく攻撃を減らしたのに、楽しい会話は戻ってこないんです。

今回紹介した8つの方法を、少しずつ日常会話に取り入れてみてください。

最初は難しいかもしれません。

でも、継続することで、夫の反応も少しずつ変化していくはずです。

もし離婚を考えているなら、無理に頑張る必要はありません。

でも、もしこの先も夫と人生を共にしていくつもりなら、一緒に会話のパターンを見直していきませんか?

一歩ずつで良いんです。

あなたのペースで進めていってください。

【この記事を書いた人】

経験と専門性

  • 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
  • ASD・ADHDの混合型診断済み
  • モラハラ加害者としての更生を実現
  • 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開

臨床経験(2010年〜)

カウンセラーとして幅広い支援経験

  • 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
  • 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
  • うつ病の方の復職支援
  • 元受刑者・薬物依存者への更生支援
  • ひとり親・DV被害者相談
  • 企業内パワハラ相談
  • 自助グループ・セミナー開催

メディア掲載実績

新聞・雑誌掲載

  • 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
  • 産経新聞(2021年9月)
  • 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
  • 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
  • ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)

テレビ・ラジオ出演

  • NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
  • KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)

全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介

モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。

モラハラで苦しんでいるあなたへ

私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。

しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。

現在は幸せに暮らしています。

すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。

私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。

もし「記事は理解できたけれど、うちの場合はどうすればいいのかわからない…」と感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにお話を聴かせてください。

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