元モラハラ加害者の修行日記:ASD夫の脳内解説【後編】
前回の「元モラハラ加害者の修行日記:ASD夫の脳内解説【前編】」では、ASD・ADHD夫の「認知・情報処理」と「コミュニケーション」の特性について解説しました。
今回の後編では「こだわり・ルーティン」「対人関係・興味関心」「思考パターン」の特性について、引き続き私の実体験をもとに解説していきます。
もくじ
- こだわり・ルーティンの特性
- ルーティンを壊されると不機嫌になる
- 急な予定変更や臨機応変な対応が苦手
- 行動に意味を求めてしまう
- 対人関係・興味関心の特性
- 他人への興味がない
- 雑談に意味を感じない
- 女性特有の会話が理解できない
- 友達ができない
- 子どもが苦手
- 冗談が通じない
- 思考パターンの特性
- 白黒思考である
- 感謝や謝罪ができない
- 自分の中の歪んだ認知集
- まとめ
こだわり・ルーティンの特性
ルーティンを壊されると不機嫌になる
電車は同じ時刻・同じ場所
以前、会社員として通勤していた時は、必ず同じ時刻の同じ車両の同じ場所に乗るようにしていました。
その方が安心するからです。
たまに、いつも乗っているJRの電車が遅延したり、人身事故などで運転見合わせになった時に、振替輸送で私鉄に乗らないといけないことがあり、その場合はかなりパニックでした。
いつもと違うということが、全く気分的に落ち着きません。
私の中では電車は1人で落ち着く場所という認識のため、かなり苦痛な時間でした。
家では仕事ができない
自営業のみになってからは、家では仕事ができません。
家は寝る場所や住む場所という認識であり、仕事をする場所ではないと認識しているからです。
だから仕事はカフェなど外でないとできません。
何度もこれに抗って、家で読書や仕事をしようとしましたが、催眠術にかかったくらいに睡魔が来て、全く捗りません。
10年ほどやりましたが無理なので、さすがに発達特性だと思い諦めました。
行きつけのカフェだと自分が座る席が自ずと決まっており、その席に人がいると結構不快になることもありました。
ただ、今はそれも想定して極力ストレスを抱えないようにしています。
加えて、外に行くと仕事モードになり、集中力も上がって仕事の効率が良くなるので、お金がかかろうがカフェなどに行き仕事をしています。
これは会社員の経験が長かったことも関係していると思います。
急な予定変更や臨機応変な対応が苦手
例えば仕事で会議の時間や場所が変更になったり、業務が押して昼休憩に入る時間がいつもと違うことに、最初はかなり気持ち悪さがありました。
ただ、何回も経験すると対応できるようになりました。
自身の中で予定変更時への対処法などの引き出しが増えたからです。
定型発達の人は、そんなことを考えずに通常業務の応用の感覚、つまりAがあるならA’として処理するのでしょうが、私の場合は別のもの、つまりBとして処理する感覚です。
自分の家以外では寝れない
基本的に自分の家以外では寝れません。
だから妻の実家にも泊まっていくように言われますが、一度も泊まったことはありません。
単純に雨が降るのも苦手です。
雨が降ると、傘が必要だったり、濡れるのも嫌だし、車の運転もしにくく、いつもよりタスクが増えます。
そのため、入念に天気予報を調べて、降らないルートを選んだりします。
スケジュールを詰め込む癖
発達障害と診断されるまでは、スケジュールを詰め込む癖がありました。
例えば、旅行や観光だと、その地域の観光名所や名物店などを網羅しようとして、かなりタイトな予定を組みます。
車の渋滞や店舗に並ぶ時間は考慮されていないため、思い通りにならずに不機嫌になることが多々ありました。
現在は入念に下調べをし、現実的に起こりそうなことを想定しながら予定を組んでいます。
それらのタスクが全て達成できないという最悪の状況も想定して行動することで、心の安定を保っています。

それでも虚弱な私からすると詰め込まれていると感じますが、最近は程よくトラブルを楽しめるようになりましたね。
ここ数年は一緒に旅行に行くのが楽しいです。
以前はジゴクでした
行動に意味を求めてしまう
これは、雑談との関連ですが、この会話自体に何の意味があるのか?と考えてしまう部分があります。
カウンセラーの職業病
カウンセラーの職業病ではありますが、カウンセリングという作業は質問に意図や意味を重視するんです。
適当に質問をしているのではなく、クライアントの自己理解を深めるために意図的に質問します。
その考えが根底にあるため、意図のない行動や発言が無意味に感じてしまいます。
心理学を学ぶ前後
心理学を学ぶまでの私は、ADHDの特徴から衝動性や注意力散漫などで、目標達成ができないことが多々ありました。
その時は、意図や目的を考えずに行動をしていました。
ただ、それではダメだと思ったのと、カウンセリング技法の習得過程で、散々SVから意図や目的を意識するように指導され、それを忠実に守り、習熟度が上がり、目標達成もできるようになりました。
それが体に染み付いてしまったのが要因だと思います。
だから、思いつきで衝動的にダラダラ話す人には、少しは考えて話せよとは言いたくなるんです。

雑談の様にペラペラ話しているなかで、気付きを与えられるのがプロだと思うけどね(バトル開始の合図)
対人関係・興味関心の特性
他人への興味がない
これは幼少期からそうです。
基本的に興味はないし湧きません。
人に勧められたとて、自分の興味が湧かなければ全く反応しません。
仕事のクライアントには興味が持てる
ただ、相談支援業務を始めてから、自分のクライアントには興味が持てます。
その理由は、問題解決にはクライアントの性格、価値観、認知、思考などのデータが必要だからです。
自分はお金をもらって、クライアントの問題解決をするプロだとアイデンティティレベルで思っています。
モラハラの仕事以前から各公的機関での相談員をしている時も、そう思って職責を全うしてきました。
仕事以外の人間関係には興味がない
その一方で、仕事以外での人間関係には全く興味がありません。
以前に公的機関で勤めていた時、周囲の人たちはスタッフ間での噂話や愚痴ばかり話していましたが、全く興味がありませんでした。
そんな話をする暇があるなら、本業に集中しろとしか思いませんでした。
だから一人だけ浮いていましたが、全く気になりませんでしたし、周りからどう思われようがどうでも良かったです。
なぜなら、職場は仕事をするための場所であって、雑談をする場ではないと思っていたからです。
なので、上司からは良い評価でしたが、同僚からは嫌われていたとは思います。
SNSも流行も興味がない
SNSは全く興味がありませんでしたが、自営業を始めてから必要になってきたため、行うようになりました。
ただ、仕事の目的以外には活用する気がありません。
別に誰がプライベートで何をしてようが、本当にどうでもいいです。
鬼滅の刃やワンピースも見たことがないし、ミセスなんやらも寧ろ全く見たいとも思いません。
万博にも行きたいと思わなかったし、行列のある店にわざわざ並ぶ意味もわからないし絶対にしたいと思いません。
世間の流行なども、本当に興味が湧きません。
定型発達への擬態をやめた
幼少期は、共通の話題がないと話すことがなかったため、ある意味定型発達に擬態しながら、音楽番組や情報番組などは見ていました。
しかしそれがバカらしくなり、どうでもいいと思ってからは自分の本音で生きるようになりました。
なので、あくまでも自分のアンテナに反応するかどうかです。
雑談に意味を感じない
幼少期は、ADHDの特性から言語化能力自体が低かったため、他者から質問されることが苦痛でした。
自分の興味がある野球、プロレス、ロックについては話せますが、それ以外は全く興味がないため、その共通の話題がない人と話すことはありませんでした。
カウンセラーになってから
カウンセラーという仕事を始めてからは、言語化能力が上がり、話すこと自体は苦痛ではなくなりました。
しかし、ASD要素が強くなり、私は仕事にしか興味がなくなりました。
仕事というのは、このモラハラの仕事もそうですが、公的機関で働いていた時はその職場での仕事のことであり、問題解決方法についてしか興味がなくなったんです。
その理由は、それらが直接、会社からの評価や自営業であれば収入に直結するためです。
雑談は面倒くさい
この雑談という行為自体は、他人と仲良くなるためにするということは頭では理解できます。
しかし、やはり面倒くさい行為に映ります。
私は人の本音にしか興味がないので、こんな遠回しなことをしなくても本音で話せば良いとしか思いません。
その方が早く深い信頼関係が築けると思っています。
大人になってからは、ビジネスパートナーは必要ですが、友達を作りたいとも思っていないため、余計に雑談という行為が無駄に感じます。
女性特有の会話が理解できない
いわゆる女子トークの面白さが全く理解できません。
これは、私が会社員時代や、妻の親族や知人たちと会った時に思うことです。
中身のない会話
テレビで見たまんまの話や、俳優で誰が好きとか、仕事や子育ての愚痴など、思いつきで衝動的で脱線ばかりで、オチのないつまらない話を、よくもまあ2〜3時間も中身のない話をダラダラとできるなと感心するのです。
何も本質を突くこともなく、上澄みだけのインデックスをなぞるような浅い会話に何の意味があるのだろうと思います。
話を深掘りしてほしい
私が違和感を感じるのは、アメトークの立ちトークのような会話です。
誰かがネタを振ったら、それに関連する話を誰かがし出すのですが、人の話を取るなよと思ってしまいます。
そうではなく、その話を深掘り、縦掘りして、もっと深い話にしていけよと思ってしまいます。
だから、いつまでも本音が出ず、YouTubeショートのような会話になるのだと思ってしまいます。
偽善の相槌が嫌い
全く興味がないくせに「わかる」と死んだ魚のような目で相槌を打つ意味も理解できません。
そんなのは優しさではなく、自分からすれば偽善や欺瞞としか思いません。
自分がそんな相槌をされたら「嘘をつくな」「お前に何がわかるねん?」「お前は今、次に何を話そうかと考えていただけだろ?」と指摘してしまうでしょう。
そうツッコむと絶対に共感した本人は答えられないでしょう。
テレショッピングの大袈裟な相槌
反対に、夜中のテレショッピングで見る大袈裟な相槌には狂気を感じます。
昔は売れていた芸能人や野球選手など、お金のために割り切って仕事をしているのでしょうが、あんな大袈裟なテンションよりも、良い物は良い、悪いものは悪いとハッキリ言う人の方が私は信用に値します。
まあ、スポンサーからお金をもらっているので、それができないという立場も理解はできますが。
友達ができない
40代以降は要らなくなってきました。
これは負け惜しみでも何でもありません。
40歳までは草野球をしていましたが、チームが解散してから、全くプライベートで友人と会わなくなりました。
解散後も少しは会っていましたが、野球をしないと話すことがないことに気付きました。
野球の話題を除くと、彼らは会社の上司の愚痴や、テレビで見たまんまの受け売りの話ばかりする奴ばかりだということに気付き、全く非生産的な場のため、付き合い自体を辞めました。
そんな時間を過ごすなら、仕事をするか、寝ている方が生産的だからです。
サラリーマンの飲み屋トークに興味がない
サラリーマン達は飲み屋で、こういう会話をしているのでしょうが、私にとっては全く興味がない話題ばかりです。
そんな会話をするなら、どうすればそれらの問題が解決するかと考える方が生産的だと思います。
私はそれらを一人で熟考するので、そんな友達は必要がありません。

お好きにしたらいいさ。ただ私と猫と仕事以外の依存の線を作ってくれないと困る。
私はたくさん選択肢がある中で、あなたを「優先度高に設定」しているけれど、線の細さが違い過ぎると「大切にされていない」って肌感覚で思っちゃうでしょ。
私も自分の人生を楽しみたいからね。
子どもが苦手
ちなみに、私の家には子どもはいません。
子どもだからと贔屓することはないし、無条件で可愛いと思うこともありません。
基本的に大人と同じ扱いです。
うるさい子どもは嫌い
ギャーギャー騒いだり泣いたり、礼儀やマナーができていない子どもは嫌いです。
こんなことを言うと「お前も子どもの頃はそうだったのだから、もっと寛容になれよ」と言われそうですが、私は子どもの頃は大人しい子どもでした。
その理由は、ギャーギャー泣いたら、人前であろうが父にボコボコに殴られていたからです。
会話がしづらい
当たり前と言われればそうなのでしょうが、子どもは認知能力も言語化能力も低いため、普通の会話がしづらいです。
突然、意味不明な行動をしたり、物音が煩かったり、スキップしたり、奇声を発したり、些細なことで泣いたりするので、扱いづらく関わりたくない存在です。
嘘をつく子どもも嫌い
さっきまで言ってたことを、都合が悪くなると忘れたとか知らないとか言ったり、嘘をついたりするので、そういうズル賢い子も嫌いです。
礼儀がない子どももムカつく
マンションでエレベーターを開けて待ってあげたのに、お礼を言わない子どもには普通にムカつくし、可愛げのないガキだと思います。
その反面、ちゃんとお礼を言う子どもには好感を持ちます。

未熟さを受け入れられない弱さがあるよね。
これは私も自分に対して思う。
毒親になりたくないんだよ、私は。
冗談が通じない
ASDはこの傾向があり、私も妻と出会うまではこの傾向がありました。
いわゆる、ツッコミ慣れをしていなかったのです。
ツッコミ慣れしていなかった背景
私は一人っ子であり、父は厳格でDV体質、母はADHD傾向でした。
父は自営業のため、ほとんど家におらず、会話らしい会話をした記憶がありません。
私自身も発達障害のため、幼少期は言語化能力が低く、自分の思いを言語化しづらかったです。
近所付き合いもほとんどなく、地域のコミュニティにも属していなかったため、社会に揉まれることなく大人になりました。
友人たちも、自分と同じコミュ障の子ばかりであり、特にユーモアがあることを言う子もおらず、どんな会話をしていたかも記憶にありません。
通常の成長過程との違い
通常は、大人になるにつれて、特に姉妹がいるなら、変な服装や髪型、言動など、いわゆるイタイ行動や発言などは「その格好はダサすぎる」「そんな女の腐ったような言い方をするな」「だからお前はハブられるんじゃ」など、ボコボコにツッコまれながら軌道修正され、社会適応していくはずです。
しかし私にはそれがなく、友人も同類だったので、二十歳ごろにはみんながミナミの帝王みたいな服装であったり、中にはセカンドバッグを持っていたり、かなりイキリ倒した言動や行動を連発していたのは記憶にあります。
私を含めて彼らに共通しているのは親が過保護という点です。
母親が息子のバカな行動を肯定し、誰にもツッコまれず大人になったため、これらが改善されず、家庭内という閉鎖的な空間になった時に、これがモラハラという形で再現されるのです。
妻の影響で変わった
では、私はどうやって冗談が通じる体質、つまり自身の変な部分に対してツッコミを受け入れられるようになったかというと、妻の影響が大きいです。
妻は3姉妹の三女ですが、家庭内で一見「ケンカしている?」と思う位に率直な意見を交わす家族です。
恋愛自体や新婚当初は、その形は潜めていましたが、次第に家庭内のパワーバランスが妻が強くなってくるにおいて、私もボコボコにツッコまれるようになってきました。
ツッコミを受け入れられた理由
では、発達障害の私がどうやってツッコミを受け入れて社会性を身につけられたのかというと、私も妻もお笑いが好きであるという点です。
私の人生において私に対して、笑ってしまうほど的確にツッコミが出来る人はいませんでした。
ツッコミと悪口は紙一重だとは思いますが、そのツッコミが的を射ていてかつ面白ければ、私の場合はそうだとは思えたので受け入れることができました。
気づいたこと
ツッコまれることで気づいたのですが、私の場合は自分の行動や発言に対して様々なプライドがあると思っていましたが、本当はそうではないことに気づきました。
現在、私が大事にしていることは仕事と自分のルーティンくらいであり、これ以外は本当にどうでも良いことに気づきます。
なので、ファッションから家庭内のインテリアなどは、全て妻が決めています。

意思のない人形ですね
思考パターンの特性
白黒思考である
これは、幼少期はかなり強くありました。
ASDは脳の構造上、曖昧さがわからないため、物事を「正しいか間違っているか」「良いか悪いか」「勝ちか負けか」「敵か味方か」などの極端な白黒思考に陥りやすいです。
特性である「特定の物事への執着や強いこだわりがある」も白黒思考に影響しており、自分が正しいと信じることに固執し、他人との違いを許さない傾向がありました。
意見が食い違ったり相手の考え方が理解できないと、すぐに相手を敵と見なすことがありました。
敵と味方の二分法
大人になるまでは、自分を褒める人は味方、嫌味を言う人は敵と端的に分けていたため、結果的に自分に実害がない人ばかりが残っていたと思います。
そのため「自分の周りは敵だらけ」という思想が強く、常に人を警戒していた記憶があります。
一方で、少しでも好意的な態度を取った人は味方と認定するため、物凄く単純な人間だとは思います。

耳障りのいいことしか言わない人のが信用しちゃいけないとは思うな。
人格否定する人とは距離置くのはいいけどね。
自分の防御力が激よわなのに気付けたのも、よかったね。
対人支援職で変化
ただ、対人支援職を始めて、対象者がいわゆる元犯罪者、詐欺師、元ヤクザ、反社、元風俗嬢など海千山千の人たちを相手にするようになり、利害関係のために平気で嘘をつく人ばかりだったため、物事の本質を考えるようになりました。
そうすることで、相手の言うことを鵜呑みにはせず、まずは疑ってかかり、何事も自分で考えるようになってから、物ごとをフラットに見れるようになりました。
人というのは良い部分も悪い部分、陰と陽の部分があることも理解し、二元論で片付けられるものではないと理解してから、極端な白黒思考は軽減していったように思えます。
感謝や謝罪ができない
これは、できる時とできない時があります。
例えば、何かプレゼントなどをもらった時に、自分が本当に欲しいものなら嬉しいですが、そうでない時はテンションはローのままで、一応「ありがとう」とは言います。
これらの経験から、私が他人に何かプレゼントする時は、本当に欲しいものを事細かく聞くようにしています。
ちなみに現金は大歓迎です。
広義の感謝は理解できない
広義の感謝でいうと、ポジティブシンキングのような「全ての人に感謝」というような思考は理解できません。
私の場合は、自分に直接的に関わった人や、利害関係にある人には感謝はできます。
しかし、会ったこともない人や、全く関わっていない人にはできないし、されると相手も気持ち悪いだろうとは思います。
体裁上の謝罪はできる
謝罪については、幼少期から父親や部活の顧問などから理不尽にキレられたため、その場を切り抜けるために謝罪をすることは身につきました。
公的機関で勤めていた経験もあり、クレーマーなどに対して謝罪することには何の抵抗もなくできるようになりました。
妻と仕事をするようになり、意見の相違などで現在も度々ぶつかることがあります。
その際は、自分が譲れない部分以外は謝罪するようにしています。

ふぁッ??????????????
家事でのダメ出し
家事の分担として、基本的に洗い物、洗濯、風呂掃除、ゴミ出しは私が担当です。
それらに対してダメ出しをされると、自分がやっているのに、なぜ否定されないといけないのかとイラっとします。
ただ、これらも徐々に行動改善をしていき対応しています。

ダメ出しと認識する時点で歪んでいるので、出直しッ!!!!!
自分の中の歪んだ認知集
最後に、自分の中のマイルール、歪んだ思い込みの一例を紹介します。
ハッキリ言って昭和の価値観丸出しです。
自分の中では幼少期から、これらの思い込みがあるため、口には出しませんが、多様性を重視しろなどと言われると、色々生きづらさや違和感を感じながら生きています。
具体例
- 女性は化粧をするものだと思っている
- ベリーショートの女性が理解できない
- 年甲斐もなくオッサンのロン毛は不潔である
- 女性はムダ毛を処理するものと思っている
- メイクしている男性アイドルに違和感がある
- ニューハーフやオナベも理解しがたい存在である
- 接客業で挨拶しない人が信じられない
- 道を譲ったのに礼をしない人が信じられない
- 人前でイチャつく人が信じられない
- 母親なのに女性性を出す人が信じられない
- 年長者は敬われるべきと思っている
- 専業主婦で家事をしない女性が理解できない
- 初対面でタメ口で話す人が理解できない
- 養育能力がないのに子どもを作る人が理解できない

人に勝手にレッテルを貼って軽々しく批判する人は、私は好きじゃない。
夫のこういった思考は大嫌いです。(特に差別系)
自分が弱った時や自分の大切な人が…などの想像する力が弱いからだと思います。
聖人君子であれとは思いませんが、想像して欲しいです。
夫からすると、偽善なのかもしれません。
誰かを傷つけることを全ては回避できなくても、私の大切だと思う範囲の人が悲しくないようにしたいなと思います。
私は自分がすっきり笑っていたいのです。(わがまま)
【この記事を書いた人】
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
前編・後編を通して、ASD・ADHD夫の脳内での思考や感情を具体的に解説してきました。
これらは性格の問題ではなく、脳の構造による特性です。
発達障害は治りませんが、本人が特性を理解し、パートナーも理解することで、対処法は山ほどあります。
私自身も妻との10年以上の共存の中で、多くの特性を改善してきました。
あなたのパートナーとのコミュニケーション改善に、この記事が少しでも役立てば幸いです。
何より大切なのは、お互いを理解し、歩み寄る姿勢です。
今後必要なスキル
夫婦関係を再構築するためには、新たなスキルが必要になります。
相手を理解するための「話の聴き方」、そして相互理解を深めるための「相手に伝わる言葉での伝え方」などです。
これらについては、また別の機会に詳しく説明していきます。
モラハラ問題の解決は決して簡単ではありませんが、一歩ずつ着実に進めていくことで、必ず関係性は改善していきます。
我々リジェネは、そのプロセスを全力でサポートいたします。
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
もし「記事は理解できたけれど、うちの場合はどうすればいいのかわからない…」と感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにお話を聴かせてください。
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あなたが少しでも穏やかな毎日を取り戻せるよう、心から願っています。

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