モラハラ加害者への言い返し方 2025年まとめ
以前に「モラハラ被害者が正しく言い返す方法」と「言い返すのが苦手な人のためのモラハラ加害者への対処法」について記事を書きました。
その中では、モラハラ加害者に対しては「極力関わりを減らす」「会話量を減らす」「暴言には毅然として止めるよう伝える」などを提案し、それらを実行することでモラハラ被害が軽減したという報告も、講座を受講された方々から数多くいただきました。
しかし、はっきりとした暴言とまでは言わなくても、遠回しな皮肉や嫌味などの受動攻撃など、日常的にモラハラ加害者と対峙することはストレスが多く「できることなら離婚したいし一緒にいるのもしんどいが、経済面で離婚できない」「モラハラ未満の事象に対する具体的な対処法があれば嬉しい」との要望をいただきました。
そこで今回は、より具体的な「加害者への言い返し方」をまとめてお伝えします。
今回は加害者への関わり方や姿勢、態度などの心構えから詳しく説明していますので、パートナーへの対策はもちろん、会社の嫌な上司や部下などのパワハラ対策としても参考にしていただければと思います。
もくじ
- 加害者への関わり方や姿勢や態度
- 堂々とした態度を作る3つのポイント
- 攻撃された時の基本的な対応
- 口げんかに勝つ基本戦略
- 効果的な言い返し方のテクニック
- 察しろタイプへの言い返し方
- 受動型ASDタイプへの言い返し方
- 優柔不断タイプへの言い返し方
- 内輪話で仲間外れにされた時の言い返し方
- 自慢話や武勇伝への言い返し方
- 暴言・人格否定への言い返し方
- マウント攻撃への言い返し方
- 脅しへの言い返し方
- 濡れ衣を着せられた時の言い返し方
- 相手に非がある時の言い返し方
- しつこい指摘への言い返し方
- 適切な謝罪と毅然とした態度
- まとめ
加害者への関わり方や姿勢や態度
このメソッドの目的は、こちらから攻撃を仕掛けるのではなく、攻撃を受けた時に言われっぱなしにならず、少しでも言い返すことで今後のモラハラ被害や嫌味を軽減することです。
単に言い返し方を身につけるだけでなく、オドオドした態度から堂々とした態度に変えることで、モラハラの攻撃対象にならない体質に変えていくメソッドです。
正当防衛の考え方を持つ
あなたが嫌な人や嫌味を言う人になる必要はありません。
相手から攻撃をされたから「一度だけ反撃をして攻撃を止めさせる」つまり自分の身を守るために一度だけ攻撃をする正当防衛の考え方です。
これだと反撃をすること自体のハードルが下がります。
批判を鵜呑みにしない
モラハラ被害者の方は幼少期から、毒母などから「お前が悪い」「お前はブスだから何を着ても似合わない」などと言われ続けてきたため、相手からの批判を鵜呑みにしてしまう体質が染み付いています。
しかし、これらはあくまでも相手の主観や感想でしかありません。
相手が悪意のある批判をしてきたら、ひろゆきのように「それってあなたの感想ですよね?」と流すようにしてください。
堂々とした態度を作る3つのポイント
1. まばたきの回数をコントロールする
心が動揺している人は、まばたきの回数が多くなります。
1分間に20〜30回が平均的ですが、緊張や興奮状態の時などはこれより多くなり、堂々としていない印象を与えてしまいます。
反論する時は、極力まばたきをせずに相手の目を見て伝えることを意識してください。
たとえ動揺していても、それを隠すことができます。
2. 正しい姿勢を保つ
堂々としていない人や動揺している人は、猫背になりがちです。
反対に、背筋がピンと伸び胸を張っている人は堂々として見えます。
特に女性に多い巻き肩で猫背の姿勢は、攻撃的な相手からすると頼りなさそうに見え、生き物として弱そうに映るため、つけ込まれやすくなります。
相手になめられないためにも、まずは姿勢を正すことをお勧めします。
3. 通る声で話す
モラハラ被害者に多いのが、声が小さかったり、モゴモゴと何を言っているかわからない話し方です。
小さい声や通らない声は、相手から堂々としていないように見えたり、つけ込む隙があるように映ります。
一方で、大きな声や通る声で返答するだけで、堂々として見え、力強さやポジティブな印象、威圧感などを与えることができます。
腹式呼吸の練習方法 大きな声が苦手な方は、腹式呼吸で腹から声を出すことをお勧めします。
発声した時にお腹を動かすことがポイントです。
- 無声音で「スッ」という音と同時にお腹を動かす
- それを早く連続して行う
- お腹の動きは同じままで「あ」など発声しやすい音で発声する
周囲にびっくりされることがあるため、風呂場や車の中など一人の場面で練習することをお勧めします。
攻撃された時の基本的な対応
落ち着いた態度を徹底する
相手から攻撃をされた時こそ、落ち着いた態度を取ってください。
「ハイハイ、また始まったな」とスイッチを入れ、心拍数が上がりそうならば深呼吸をし、姿勢を正し、動きはゆっくりと、大きく低い声で対応するよう心がけましょう。
特に悪意のあるタイプの加害者は、あなたが動揺する態度が見たいから、わざと攻撃したり嫌な口撃をしてくるケースがあります。
まずは、この「攻撃されたら動揺する」という図式を崩していきましょう。
そうすることで、加害者は求めている反応が見れなくなり、攻撃への意欲が低下していきます。
客観的な第三者目線で状況を見る
相手に口数で圧倒されて呑まれそうになった時は、客観的に第三者目線でこの場面を見てみてください。
「うわっ、この人、めっちゃしょうもないことで、ブチギレてる」「器が小さすぎるよな」「コイツ、やっぱ頭おかしいよな」「キレ方が異常よな」「こんな話、何時間もする話じゃないだろ」などと、この場面へのツッコミが結構出てくると思います。
この時点で、あなたはこの場を相手よりも冷静に客観的に見れています。
相手は自分の感情に任せて感情がコントロールできないため、怒りに任せてブチギレているのが理解できると思います。
これを理解できている時点で、この場ではあなたの方が明らかに冷静で落ち着いており、優位であることに気づくと思います。
攻撃してくる相手ほど目を見ること
攻撃をしてくる相手ほど、目を見て話すことが重要です。
目を見ないと「ビビっているから目を見れない」と判断され、ますますつけ込まれます。
嫌なことを言ってくる時ほど、相手の黒目を見て、動揺していることを見せないようにしましょう。
長時間の攻撃には仮病で回避
相手からの攻撃が長時間続き、どうしても耐えきれない場合は、仮病を使ってその場を回避するのも有効な手段です。
「頭が痛い」「責められすぎて胃が痛い」「動悸が激しい」「胸が痛い」など、自身の心身を守るための手段として活用してください。
理不尽な暴言にまともに付き合う必要は一切ありません。
口げんかに勝つ基本戦略
口数で相手を圧倒する 口げんかに勝つのは、説得力の高い方が相手を黙らせることができますが、毎回そのようなフレーズが出てくるとは限りません。
では、どうすれば口げんかに勝てるのか?それはシンプルに口数が多い方が、ほぼ勝ちます。
口数で相手を圧倒することで、相手を黙らせることができます。
ゆっくりと穏やかに話す
相手が興奮して早口で捲し立ててきたとしても、あなたは常にゆっくりと穏やかに話してください。
これは、相手に呑まれないことと、興奮している相手を落ち着かせるのが目的です。
また、言い返すのが苦手な人は、矢継ぎ早に言葉が出てきません。
なので、自分のペースに引き込む位に、落ち着いてゆっくり話せば良いのです。
逆に、あなたが相手に合わせて早口で応戦すれば、相手はさらに興奮してヒートアップしてきます。
効果的な言い返し方のテクニック
イエスバット法で相手を受容してから反論する
相手から攻撃を受けた時に反論する場合は、「だって」「でも」と返すと言い訳をしているような流れになるので、そうではなく一旦、相手の主張を受容した上で反論しましょう。
これは、相手は「そう思うんだ」と否定も肯定もせず、受容のみします。
その上で「こっちも言いたいことを言わせて貰う」という、イエスバット法という話法です。
例えば「何かさ、昔はもっと細かったのにね」などと嫌味を言ってきた場合は「う〜ん、何か年齢を重ねると代謝が悪くなるのよね。じゃあさ、私も言うけど、あなたも、結構、お腹が出てきたよね」と、一旦、相手の主張は受容した上で、相手の欲求を満たしつつ、こちらの感想も述べる。
そうすることで、相手の意見も、こちらの意見も尊重した関わりを持てるようになります。
オウム返しで相手の攻撃を止める
相手から不意打ちを喰らうと、咄嗟に反応できない場合があります。
そんな時には、まず相手の言ったことを、オウム返しで返す、可能ならば簡単に内容をまとめて返してください。
これらは、我々カウンセラーが使う技術ですが、矢継ぎ早に話す相手に対して頭を整理させるために使います。
そうすることで、相手は自分の話を聞いていると感じ、少し怒りが軽減します。
また、自分の言ったことを改めて相手から聞かされることで、自分が何に怒っているのかを客観的に見ることができ、ここでも怒りのゲージが下がっていきます。
決断を迫られた時は先延ばしする
被害者の方に多いのは、加害者に丸め込まれて、無理難題や理不尽な要望などを、勢いに押されて呑まされてしまうというケースです。
この場合、明らかに嫌だと断ることができれば良いのですが、それをすると相手が激怒したり、押し切ろうとしたりする場合は、その場では返事をせずに、一旦考える時間をもらい「時間をください」と決断を先延ばしにしてください。
そうすることで、冷静になり、頭を整理できます。
相手の主張や要望を冷静に分析し、矛盾点や論理が破綻している部分を洗い出し、要望を受けられない理由などを理路整然とまとめてください。
客観的なツッコミで相手の勢いを止める
相手の勢いを止める手段として有効なのが、ツッコミを入れることです。
相手が怒っている場合は「口が臭い」「鼻毛が出ている」などと言うと、悪口と捉えられ相手がさらに逆上するので、客観的に相手の状態を伝えるのが効果的です。
例えば「いつもより声が大きいですね」「すごい剣幕ですね」「さっきと言っていることが違いますね」と伝えると、自分の取っている行動をビデオカメラで見せられているような状況になり、ふと我に返ることがあります。
また、言い方や口調について言及すると、さらに相手の攻撃を止めることができます。
これは、本人は自分の主張や内容は正しく、間違っていないと思って言ってくるのですが、言い方や口調はかなり攻撃的であり、冷静で落ち着いた状態ではないため、落ち度があることを認めざるを得ないからです。
相手を油断させてから反論する
これは、相手に対して逆に不意打ちを喰らわす形になります。
相手が散々、言いたいことを喋り倒している間、相手をじっと観察していて、あなたへの批判、論理が破綻している部分やツッコミどころを洗い出し纏めて置きます。
そして相手が、ひとしきり話し終えて満足し油断し、口ゲンカに勝ったと満足している時に「さっきの言い方、やっぱおかしいよね?」「そこまで酷い言い方しなくてよくね?」「さっき言ってた部分と、ここが違うんだけど?」などと、一気に反論します。
そうすることで、相手は動揺し慌てるため、上手く切り返せないと思います。
これらは、言葉が出にくい人でも使いやすく、加害者に対しても効果的な手法です。
察しろタイプへの言い返し方
自分の意見をはっきり言わない、いわゆる察しろタイプについては、発達障害やグレーゾーンで言語化能力が低い場合と、明らかに本人も自分の意思や思考を自覚しているのに、口に出さないパターンがあります。
後者の状態は、自分の意見を言えない状態ではなく「言いたくない」つまり「出来るけどしない状態と同じ」です。
これは、赤ん坊に対して、お母さんが「カレーが食べたいの?」と聞いて、赤ん坊が「うん」と頷くか「ううん」と首を横に振るかで、次の選択肢を提案する状態と同じであり、これは赤ん坊だから通用しますが、大人になると、これは単なる甘えでしかありません。
なので、この様な確信犯的な態度については、毅然と「わからないので、はっきり説明してくれる?」「どういうこと?」と口で説明させる様にしましょう。
それでも改善されない場合は、はっきりと「私はあなたのお母さんじゃないんだけど?」と伝えても良いかと思います。
受動型ASDタイプへの言い返し方
受動型ASDのような「自分の意見をはっきり言わないタイプ」「元々、口数が少ないタイプ」への言い返し方ですが、このタイプは、言語化自体が苦手であり、意見自体を言えないケースもあります。
こういう人に、もっと思うことは、ハッキリ言って欲しいと言っても、それ自体は脳機能的に限界があったりします。
ですので、あなたからの要望や改善点がある場合は、シンプルで且つ、端的に言うくらいの方が伝わるケースがあります。
例えば、長女と長男がいて、夫が長女のみを溺愛していて、長男にはあからさまに、風当たりが強い場合などは「何で長男をいじめるの?」と問いただしても「いや、そういうつもりはない」など、モゴモゴと言い訳をするのが関の山です。
そうではなく、このタイプには「今後も長男をいじめるのであれば、離婚も考える」という言い方をすれば、ASD特性もあり、それらが夫の中でルール化され、態度を変える可能性があります。
少々、厳しい言い方になりますが、ASDは相手の気持ちが理解できない特性があるので、そんな人に長男の気持ちを考えろと言っても理解できません。
なので、こっちがしてほしい要望とルールを伝えることで、ASDの特性を逆手に取り、新たなルールを作ることで結果的に、行動改善をさせるという手法です。
優柔不断タイプへの言い返し方
優柔不断な人への言い返し方として、何につけても、決めるのが遅いし、考えすぎて迷って選べない人っていると思います。
なぜ、このような行動を取るのかというと、優柔不断な人は「失敗したくない」「損したくない」と言う心理が強くあるからと思われます。
また、こういう人は、人に意見を求める割に、アドバイスを全く聞かなかったり「でも」「だって」などと言って、全く行動しません。
では、こういう人をどうやって行動させるかというと、損得勘定を明確に提示することです。
特にASDや自己愛性パーソナリティ障害傾向の人には、これらが顕著です。
「Aと比べてBの方が絶対にコスパがいいよ」「食べログで3.8の店だから間違いないよ」など、わかりやすく「こっちの方が得だよ」と言う提案を行いましょう。
そうすることで、彼らに振り回される無駄な時間は軽減されていくはずです。
内輪話で仲間外れにされた時の言い返し方
「自分以外が内輪話で盛り上がる」場面では、つい空気を読んで愛想笑いをしてしまうかもしれませんが、今後はつまらない・わからない話にはその態度をやめましょう。
単に話の内容や人物を知らないだけなら、「興味がない」という顔をしていて構いません。
モラハラ加害者は、意図的に疎外感を与え服従させるため、あなたを仲間外れにします。
それが集団の場でも常態化しているなら、「いじめを容認する」コミュニティに属している可能性があります。なるべく早く離れるのが望ましいでしょう。
義家族など関係を切れない場合は、滞在時間を減らす、相手と子どもだけで行ってもらうなど工夫してください。
また話の流れを止めて「それ誰の話?」「何の話?」と聞くのも有効です。
モラハラ加害者は主語や5W1Hを抜いた会話を好む傾向があるため、質問するだけで水を差せます。
ただし反感を買う可能性もあるため、愛想笑いで長時間拘束されるよりマシかどうかはあなた次第です。
自慢話や武勇伝への言い返し方
これは特に昭和世代のモラハラ夫に多いですが、「俺の若い頃はさ」「バブルの時はさ」「俺らの世代は」などと、自身の過去のしょぼい栄光や武勇伝をひけらかす人が結構います。
また、こういう話は説教くさくて聞いている方もつまらないし、苦痛でしかありません。
これらの言い返し方としては、明確に「いつの話をしているの?」「30年前から止まっていない?」「え?タイムマシーンにのってきた?」などと笑いながらツッコミを入れると、そこからはバツが悪そうになり、このような会話は減っていくと思われます。
暴言・人格否定への言い返し方
「何で、そんなこともできないんだ?」「お前って社会不適合者だよな」などの暴言には、まともに取り合う必要はありません。
「社会不適合者ってどういう意味で言ってる?」と聞き返しましょう。
質問されると相手は答えざるを得なくなり、攻撃の流れが止まります。
「そのままだよ」「何でわからないんだ!」とキレられても、めげずに食い下がり「いや、こっちの質問に答えてくれる?」「私のどこが社会不適合者なのか、答えて」と質問を続けましょう。
さらに、「専業主婦は楽でいいよな」などの発言に対しても「専業主婦は楽でいいって、どういう意味?」と聞き返します。
「そんなこと自分で考えろよ」などとキレる場合でも、決して怯まずに「いや、意味がわからないので、ちゃんと説明してくれる?」とゆっくりと低い声で聞き返してください。
これらを繰り返すことで「面倒くさい奴」という印象を与え、攻撃を減らすことができます。
マウント攻撃への言い返し方
マウントとは、学歴、社会的地位、年収などで相手を見下す行為です。
相手が怯んだり落ち込んだりする反応を期待しているため、その期待とは真逆の反応をすることが効果的です。
例:「うちは代々医者家系のエリートしかいない。それに比べてお前の家系は高卒ばかりでバカばかりだよな」
- 「それが何?」「自分のことをエリートって言うの恥ずかしくない?」とツッコむ
- 「そうだね。高卒ばかりで学歴は低いけど、そうやって人を馬鹿にはしない人格者ばかりよ」とカウンターを食らわせる
このように冷静に切り返すことで、相手のマウント行為は効果を失い、むしろ相手が気まずい思いをするようになります。
脅しへの言い返し方
「殴るぞ」「しばくぞ」「殺すぞ」などの脅迫には、冷静にハッキリと対応しましょう。
「えっ、もう一回言ってくれる?録音するから」「それ脅迫罪なんで、ちゃんと証拠を残すから、だから、もう一回、言って」と再度伝えることで、相手は怯むはずです。
濡れ衣を着せられた時の言い返し方
絶対に自分は言っていないと確信があるならば、ハッキリと「私ではない」「それは人違いだ」「絶対に言っていない」と言い張りましょう。
「嘘をつくな」「とぼけるな」と怒鳴られても「私ではない」「証拠はあるのか?」と言い張ってください。
間違っても、相手の圧力や威嚇に負けて冤罪を認めることは絶対にしないでください。
相手に非がある時の言い返し方
モラハラ加害者に多いのは、自分の言ったことやしたことに対して責任を取らず、言い訳ばかりするケースです。
何を言っても他責であり、自己正当化や自己弁護をしてきます。
これは聞けば聞くほどムカついてくると思います。
この場合、あなたが加害者に求めているのは謝罪の言葉だと思いますので、相手が色々と言い訳を並べてくる時に、たった一言「とりあえず謝ってくれるかな?」とズバッと言い切りましょう。
そう伝えることで「何でだよ?」などと食い下がってくると思いますが、それでも怯まずに一歩も引かずに「いや、そんなのいいから謝ってくれる?」と毅然とした態度で臨みましょう。
これらはなかなか最初からうまくいかないと思いますし、反発もすると思いますが、このような態度を続けることで、モラハラ加害者にダメなことをしたら謝らないといけないという概念を植え付けることができていきます。
しつこい指摘への言い返し方
相手が何度も同じ指摘をしてきたり、しつこい時は「もういいかな?」「言いたいことは、これで終わり?」と伝えましょう。
その際には、動揺している表情は絶対に見せず、堂々と且つ大きな声で淡々と伝えることが重要です。
相手はあなたが怯んだり動揺する反応を期待しているため、その期待とは真逆の反応をすることで、つまらないと感じさせ、同じような攻撃を減らすことができます。
適切な謝罪と毅然とした態度
相手が言ってくることに対してあなたが認めざるを得ない部分もあるかと思います。
その際はその部分だけは謝罪しましょう。
ただこれは謝ったら負けとか勝ちとかそういう話ではなく、自分に非があると思ったら毅然とした態度で謝る、ただそれだけです。
ここで問題なのはその一つの謝罪を引きずって動揺し、他の言いがかりについても謝罪してしまうことです。
悪意のある加害者はこの部分は敏感なため、あなたが非を認めたら動揺している、またはチャンスだと思い、他の部分の粗探しを行いあなたの落ち度を探そうとしてきます。
その部分について全く非がないのであれば謝罪する必要はありません。
相手の言いなりになる必要はありません。
あくまでもそれはそれ、これはこれと毅然とした態度で臨んでください。
【この記事を書いた人】
もーちゃん
モラハラ解決相談所リジェネ 副所長 | 元モラハラ加害者ASD夫|2015年〜妻と共にモラハラ被害者・加害者体質改善講座を運営|10年間で2500件超の相談解決実績 | 夫婦でモラハラを乗り越えた実体験者
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインでの3記事の連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
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まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の内容が、あなたが抱えている問題解決の一助になれば幸いです。
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
もし「記事は理解できたけれど、うちの場合はどうすればいいのかわからない…」と感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにお話を聴かせてください。
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