モラハラ夫に復讐したくなる理由と正しい対処法とは
本日は、モラハラ夫に復讐したくなる理由と正しい対処法について説明します。
モラハラ被害者の方には「夫が許せません」「夫にやり返したいです」と言う方が多いです。
実際にモラハラ被害を受けていたのだから、加害者に対して怒りの感情を持つのは当然です。
また夫への怒りの感情は被害者の心の回復過程で必ず出てくるものでもあります。
ただし、復讐や仕返しがしたい程の強い怒りが出る方は、被害者の全体の2割程度です。
そこで本日は、なぜ、復讐したい程の強い怒りが出るのかを、被害者の心の回復過程の説明も含めて説明していきます。
もくじ
- 被害者の心の回復過程の説明
- モラハラ夫は反省もしないし謝らない
- 本当は仕返しではなくモラハラ被害を減らしたい
- モラハラ夫には毅然と言い返すこと
- ネットにある夫への復讐法のデメリット①
- ネットにある夫への復讐法のデメリット②
- まとめ
この記事はこんな方におすすめです
- モラハラ被害者の方
- モラハラ夫が許せない方
- モラハラ夫への正しい対処法が知りたい方
被害者の心の回復過程の説明
モラハラ被害者の心の回復過程としては、以下の流れで回復していくのが一般的です。
自責期
今まで夫からことある毎に「俺を怒らせるオマエが悪い」「全てオマエのせいだ」と否定され続けたため、自分自身を加害者だと思い込んでしまいます。
また「私が全て悪いんだ」「私がダメなんだ」と自分を責め続けた結果、どんどん自分に自信がなくなり、うつ状態になっていたと思われます。
うつ状態とは気分が落ち込むだけでなく全ての感情のゲージが下がり、喜怒哀楽の哀だけではなく、喜・怒・楽のゲージも全て下がる状態です。
そのため、怒りの感情も下がり、行動力などのエネルギー、意欲なども低下します。
他責期
心身共に疲労している中、ネットで検索すると、自分が夫にされていることが、モラハラかもしれないと思い始めます。
また、我々のような専門家に相談し、あなたがされていることは「モラハラです」と断定された時に、まずは、自分は悪くないんだと安心するが、その後「悪いのは私ではなく夫だったんだ」「私は被害者だったんだ」「夫が許せない」などと怒りの感情が湧いてきます。
反復期
この時期は感情の振り幅が激しく、一番しんどい時期です。
- なぜ私があんなに酷い目に遭わないといけなかったのか
- なぜ私がこんなにも理不尽な扱いをされたのか
- アイツのせいで私の精神は無茶苦茶にされた絶対に許せない
などを反復します。
反復期は、モラハラ被害を受けていた期間が長いほど、心の傷が深いほど、長く続きます。
つまり、モラハラ夫へ仕返しがしたい程の強い怒りを抱えるというのは、モラハラ被害の期間と心の傷の深さに比例するのです。
自責期の時点でもストレスは、かなりあるのですが、全ての感覚を抑圧していて気付かなかったため、それらのストレスが反復期になり一気に爆発するようになります。
また、モラハラ被害を何度も思い出しては怒りが増幅するため、この時期は常にイライラする精神状態になります。
但し、トラウマの克服には、これらの反復作業は必要です。
今まで抑圧していた夫への怒りの感情を外に解放することで消化できるようになります。
また、それらを何度も咀嚼することで怒りの感情ゲージが下がっていき、メンタルが安定していきます。
モラハラ夫は反省もしないし謝らない
次に、夫への具体的な仕返しの内容を確認すると
- 夫のことが絶対に許せない
- 夫に心の底から謝って欲しい
- 夫を反省させて更生させたい
などが出てきます。
結論から言うと、身も蓋もないですが、モラハラ夫は心の底から謝ることもないですし、反省もしません。
但し、あなたの方から離婚届を突きつけたり、家出、同然で別居などをすると、
離婚や別居を回避したい想いから、謝ったフリや反省するフリはします。
これらが、なぜフリかと言うと、モラハラ夫は、あなたにモラハラをしたことに対して、全く悪いことだとは思っておらず、本当に「あなたが俺を怒らせる」
「アイツがバカだから教えてやった」などと思っているからです。
モラハラ夫が、あなたに対して心底、謝罪をしたり、自分の過ちを反省して更生をする可能性があるのは、自身の加害性を認め、加害者プログラムを受講し、日々、内省を行うほかにありません。
ですので、これらを現時点の夫に期待すると、あなたの心が擦り減るので、止めるようにと伝えています。
このように告げると被害者の方は、かなり絶望されます。
ちなみに、夫からの謝罪を求めたり、反省をさせたいというフレーズは大抵の場合、本音ではなく、根底には「私のことを大切に扱って欲しい」「私を傷つけないで欲しい」という想いが隠れています。
本当は仕返しではなくモラハラ被害を減らしたい
モラハラ夫からの謝罪や自省を期待できないことに気付いたため、次に、あなたが本当に求めていることは「夫への復讐ですか?」と再度、尋ねます。
すると言葉に詰まります。
そこで、先ほどお伝えした本音を確認します。
実は、あなたは夫に仕返しがしたいのではなく「私のことを大切に扱って欲しい」「私のことを、これ以上傷つけないで欲しい」と思っていませんか?と尋ねます。
すると「そうです」と大抵の場合、仰います。
そうであるならば、どうすれば、夫からのモラハラ被害を減らせるのかを一緒に考えませんか?と伝えると「お願いします」と仰るので、ここから本格的な被害者プログラムの開始になります。
あなたがモラハラ被害を受けるのは、長年の被害者体質が要因とお伝えし、被害者体質の改善を促します。
モラハラ夫には毅然と言い返すこと
まずは心の境界線を作るワークを行います。
これは、ざっくり言うと、あなたが言われたくないことを明確にし、モラハラ夫に「私が言われたくないことを言うな」と毅然と伝えるワーク、つまりNOをハッキリ言うのが目的です。
まずは、あなたが「夫から絶対に言われたくないこと」「言われて嫌だったこと」を紙に書き出す様に伝えます。
これは自分の本音を理解する作業でもあります。
例えば
夫に言われたくないことの事例
- 私のことをバカだと言うな、見下すな、偉そうに指示をしてくるな
- すぐに舌打ちをするな、召使いみたいな扱いをするな、私はオマエの母親ではない、このクソマザコンが
- 専業主婦は楽ではない、だったらオマエが一日やってみろ、やれば、このしんどさがわかる
などです。
夫に伝えるタイミングは2つ
- ①該当する暴言を言ってきた時
- 「そういうことを言うのは止めて」「絶対に許さないから」と告げる。
- ②夫が素面の時
- 今後も私と一緒に生活をするなら「こういうことは言わないで欲しい」「我慢の限界でしんどいから、これだけは守って欲しい」と毅然と伝える。
その際に、夫への人格否定のフレーズは言わないこと。
先ほどの例なら、「クソマザコンが」というフレーズは夫への人格否定になるのでNGです。
これは、厳密には話し合いではなく、妻側の意思を一方的に伝えるだけです。
現状は夫から一方的に人格否定という攻撃を受けているので、攻撃を止めろと伝えるだけです。
あくまでも、夫と対等な関係を築くのが目的であり、妻側がされたくないことを、夫に具体的に伝えて、モラハラ被害を減らすのが最大の目的です。
これらを伝えても、夫からの暴言が収まらない場合は「こんな生活が続くなら離婚した方がマシだ」「一人で暮らす方がよっぽど楽だ」と一度は告げても良いでしょう。
モラハラ夫は、今までどれだけ暴言を吐いても、あなたが離れなかったため、自分の元から離れない所有物のように思っています。
この図式を崩すためにも、離婚をちらつかせる一言は効果的です。
ただし、これを言う前に判断して欲しいのが、夫が逆上したりDVを振るってきそうであれば、実行するのは控えてくださいね。
ネットにある夫への復讐法のデメリット①
ちなみに、何人かの被害者妻からネット上に氾濫している、夫への復讐法についての質問があったので、デメリットを説明していきます。
ネットに氾濫しているスカッとする復讐の事例
- 夫のご飯に唾を混ぜる
- 夫の歯ブラシで便器を掃除する
- 夫の財布から現金をこっそり抜く
これは客観的に見たら、スシローの醤油差しペロペロ少年やJKに体液をかける変態のオッサン達と変わらないので止めましょう。
デメリットとしては、あなたが変質者や犯罪者のような扱いを受ける可能性があります。
当たり前ですが財布から現金を抜くのは窃盗罪になります。
また、夫のご飯に唾を混ぜている自分自身を客観的に想像してください。
キモいし、めっちゃ怖くないですか?
あなたの友達から、夫へ積年の恨みをはらしたくて「ご飯に唾を混ぜてるんだよね」と笑顔で淡々とエピソードを聞いたらドン引きでしょ?
この人、穏やかで優しかったのに怒らせたら、めちゃくちゃやばい奴やん、狂ってるやんと思って、付き合うのを止めよと思うでしょ?
だから、まれに夫がドMで女王様の唾が飲みたいという性癖があるなら、それは復讐ではなく、むしろ性的欲求を満たしてあげていることになるので止めましょう。
ネットにある夫への復讐法のデメリット②
ネットに氾濫している可愛い復讐の事例
- 夫の枕をスリッパで踏む
- 夫の下着や靴下を洗わない
- 夫の嫌いなものばかり作る
- 夫の髭剃りでムダ毛を処理する
その他も多数ありますが、総じて、バレにくい嫌がらせをするという時点で発想がストーカー気質で気持ち悪くないですか?
それと、自分が同じことをされる可能性があるとは微塵も思ってないですよね。
こういう行動を取る人は、夫に直接、言いたいことを言えないから、陰湿な行動を取り、おかしな方向に行ってしまう訳です。
自ら狂人になるのではなく、言いたいことは面と向かって言えばいい。
嫌なことは嫌だと毅然と言えばいい、それだけです。
また、デメリットとしては、このような嫌がらせをいくら行っても、夫からのモラハラ被害が減ることはありません。
長年、続けていると、夫は嫌がらせをされていることに気付いて、あなたに対して、ブチギレる可能性があります。
なので、陰湿な行為は止めましょう。
まとめ
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
ネット上の陰湿な復讐法に惑わされずに、モラハラ夫には毅然と対応して頂ければと思います。
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