モラルハラスメントとは
今回は、モラハラとは何かを知りたいあなたに書きたいと思います。
このページを検索して発見してくれた方はきっと今「モラハラで悩んでいる」状態だと思います。
「自分がされていることが本当にモラハラなのか」「自分がしたと言われていることが本当にモラハラであるのか」を知りたいと思って探してこられたと思います。
モラハラの定義を検索した方ならばわかると思いますが、ふわっとしていて分かりにくかったと思います。なぜなら基本的には「被害者側の感じ方」にはなりますので、明確な基準というものがないからです。
では、結局は被害者だと大きい声を上げた方が勝ちではないのか?と思う人もいるでしょうが、それは違います。私が実際にたくさんの人と面談してきた中で、ハッキリと明確化出来るひとつの基準を見つけました。
しかし、先にお話させていただきますが、リジェネがみつけたひとつの理論に過ぎず、調停や裁判等で明確な基準として設けられているものではありません。その点はご了承ください。
最後まで読んで頂ければ幸いです。
この記事はこんな方におすすめです
- モラハラについて知りたい方
- モラハラ被害を受けている方
- モラハラ加害者の特徴を知りたい方
本日の結論
- 相手を尊重せず軽視する積み重ねが人格否定へと繋がる
- 相手をコントロールしたいと思う気持ちが強く出来ない時に相手を非難・攻撃するのがモラハラである
もくじ
モラルハラスメントの定義
倫理や道徳といった意味を持つ「モラル」と、いやがらせという意味を持つ「ハラスメント」を合わせた「モラルハラスメント」を略した言葉で、目に見える「身体的暴力」ではなく、嫌がらせ発言・無視・舌打ち・わざとらしく物音を立てる等 相手を精神的に追い込む「精神的暴力」であり、相手が嫌がる(傷つく)行動・言動を取るものです。倫理や道徳に反して相手に嫌がらせを行うことを指します。
どこからどこまでがモラハラになるのか、それは「本人がどのように感じたか」というところでのみの判断となりますが、人格を否定する暴言や無視でツライという気持ちがおありならば、それは既に精神的暴力を受けているという事になります。
モラルハラスメントというものは、職場や家庭など、大人同士の間で起こることが多く、無視や暴言の他、わざと不機嫌に振る舞ったり嫌がらせをするといった行動が多くみられます。
モラハラをする加害者の多くが外での評価は高く逆に被害者の評価は低くみられる傾向があるため、周りにはなかなか気付いてもらいにくいのが現状です。「このくらいの事はモラハラにはならない」「これくらいはみんなガマンする事だ」と思っておられるかも知れませんし、誰かに相談してそう言われた事もあるかも知れません。
被害者本人も気付かぬ内にどんどんと精神を破壊されて正常な判断が付きにくくなります。
私も夫が立てる物音で心臓がやたらとバクバクして、無視をされ怒りのオーラを出されていると頭が真っ白になっていましたが、それがモラハラを受けているというのに気付くには少し時間が掛かりましたし、夫も「自分が正しいことを教えてあげている」という認識だったため、自分がモラハラをしているという自覚は非常に薄かったと言います。
トリビア
- ちなみに「モラハラ」というフレーズは、フランスの精神科医、マリー=フランス・イルゴイエンヌが提唱した言葉です。
現在も1999年初版当時の書籍を参考にしているカウンセラーが多くみられます。 - 加藤諦三先生が仰られた「愛だと思い込んで相手を支配するサディズムの変装を、モラルハラスメント加害者が愛だと思い込んで理解できない」という方が理解しやすいかなと思います。
モラハラはパワーゲーム
上項までは一般的なモラルハラスメントの定義をお話してきましたが、ここからはリジェネでモラハラ専門相談をしてきた中で明確化されていった部分をお話ししたいと思います。
まず、イメージするモラハラ被害者や加害者というのはどのような人々でしょうか?
ボコボコに暴言を吐かれても言い返さない悲壮感のある被害者・ガラが悪く怒鳴り散らす煽り運転をする加害者みたいなイメージしている人が多いかも知れませんね。
実際は責める言い方も様々で、黙って無視し続けたり、何も責めずに引きこもったりと様々なタイプがいます。
また被害者も言われたら言い返す時だって人間ですからありますし、被害者側が間違っていることもありますので、100%の加害者も100%の被害者もそうそういません。
人間関係には必ず力の勾配があり、例えば「会社ではパワハラする上司が、家では妻に頭が上がらない理由は、妻が会社の専務の娘である」というような感じだとわかりやすいでしょうか。このように水が上から下へ流れるように力関係の勾配というものは必ず存在します。モラハラ加害者にとっては高い位置を取ることが目的となっている人が多いですね。しょうもないことでもマウントを取ろうとするのは、このパワーゲームにおいて負けたくないからでしょう。
被害者がよく責められる材料として言われているのは
被害者が責められる材料
- 学歴
- 性別
- 経済力
- 社会的地位
- 年齢
- ブランド
- 生まれた地域など
モラハラ加害者の方々はパワーゲームにおいて必ず勝とうとしますから、真逆の理論の人もいらっしゃいます。
例えば、「会社勤めしている人間はバカ」「Fラン大学出てるくらいなら中卒のがマシ」「アイフォンを使ってる方が情弱」「今のトレンドは機能性で高級ブランド買うのはダサい」など自身の正当化をするための理論であり、立場を保持するためですから、どんなしょうもないことでもマウントを取ります。これは不安で仕方ないからです(ここは後述します)。
基本的には一般的に正しいとされる基準で、自身の力をアピールし、自分の意見を受け入れなければ異常者であると定義するかのような言い回しをしてこられると、被害者心理としては「わたしが間違っているのかもしれない」と思ってしまうのは当然です。これは、生まれながらの被害者タイプでなくとも長期間繰り返されることによって不安を煽られ続け自己肯定感が低くなってしまいある意味で被害者として強化されてしまいます。
このように加害者は、自身のコントロール欲が満たされない時に、相手を否定してでも無理にコントロールする行為を共通でしているとわかりました。
ですので、リジェネでは過剰なコントロール欲を制御せず相手に求める行為をモラハラであると定義しました。
モラハラ被害者の特徴
- 向上心があり、責任感が強い
- 争いを好まず温和で明るい
- 人の役に立つのが好きな頑張り屋
- 劣等感を持っており、我慢強い
- 小さな幸せで大きな満足感を感じやすい
モラハラ加害者の特徴
- 家のことは全て自分中心でないといけない
- プライドが高い
- 家と外での態度がまるで別人のように違う
- 嫉妬心が強く人の行動を制限しチェックする
- 都合が悪くなると巧みにごまかす
被害者を減らすには加害者を減らすこと
今でも多くの場合、離婚と別居を勧めるのがセオリーです。そして、モラルハラスメントをする人間は自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)なので治らないと言われています。自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)や発達障害について研究も進んでおり、リジェネでは被害者を根本的に救う為に加害者心理を研究した精神分析学者ハインツ・コフート氏の精神分析的自己心理学を応用しています。
リジェネでは、コフートの自己心理学とコミュニケーション術その他の心理学を合わせてモラハラを解決する事に特化した内容に常にアップデートを重ねています。
加害者に対してのカウンセリングを始めたのもその理由であり、加害者自体の「生きづらさ」を解消する事で本人の苦しみも含めて、全てのモラハラ被害をひとりでも減らしたいという気持ちで行っています。
加害者の場合、「あなたはモラハラだから別れて欲しい」と言われて子どもと共に出ていかれたというような悩みを抱えてから相談に来られる場合が圧倒的多数で、加害性に気付いて自ら相談される方は全体の1割にも満たないほどです。
ですので大半の方は、突然パートナーから離婚を切り出された・調停の通知が来てしまったなど、「パニックや取り返しのつかない絶望感」からスタートします。
初回相談では、どういった経緯で今の状況まで至ったのかを必ず聞かせていただいていますが、みなさん口を揃えて「出て行ったきっかけがわからない」「大したことと思えない」「多少は言ったがお互い様だと思う」となぜこのような結果を招いたのかを理解出来ていない人が大多数です。
こんな状況になるのだから、大きなきっかけがあったと考えるのが自然なことです。
たしかに出て行ったきっかけだけを切り取ると、ヒステリックな女が突然異常にキレて出て行ったと思えるでしょう。しかし、多くの場合が今までしてきたことの積み重ねからの不信感です。このように相手を軽視していることすら気付かずにいることは、モラハラ関係なく多くの夫婦間でみられる現象です。
さいごに
最後まで読んで頂きありがとうございました。
本日はモラハラ全般について説明させて頂きました。
あなたが一日でも早く、その苦しみから解放され、少しでも生きやすくなるために、私たちリジェネはサポートさせていただきます。
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