なぜモラハラをするのか

今回は、なぜモラハラをするのかを知りたいあなたに書きたいと思います。

このページを検索して発見してくれた方はきっと今「モラハラで悩んでいる」状態だと思います。
「自分なぜモラハラをしてしまったのか」「なぜあの人はモラハラをするのか」を知りたいと思って探してこられたと思います。

モラハラ加害者の思考や生い立ちからについて書きたいと思います。

この記事はこんな方におすすめです

  • モラハラ被害を受けている方
  • モラハラ加害者の思考が知りたい方
  • 幼少期からモラハラ被害を受けている方

今回の結論

  • 相手に過剰な期待をして思い通りにコントロールしたい欲求が抑えられない
  • 相手をコントロールするのではなく自分をコントロールして自分で自分の機嫌を取る事が目標

もくじ

  1. モラハラ加害者は人格障害なのか
  2. モラハラはいやがらせが目的!?
  3. 加害者に罪悪感はないのか
  4. モラハラと家庭環境
  5. 毒親と被害者と加害者
  6. モラハラの連鎖を絶つ

モラハラ加害者は人格障害なのか

モラハラをしてしまう人を「人格障害」であると考えている人達が非常に多いです。

我々は診療などが出来ませんが、確かにその要因は大きくあると思います。
モラハラから女性を救う団体やその他カウンセラーについても「解決できない」もしくは「あなたが変わりなさい」「環境を変えなさい」というのが、主流の考えだと思います。
確かにモラハラをしてしまう人の多くが、ストレスに耐性がなく、コンプレックスを抱えているといえます。しかし、それは誰もが持ち合わせている問題です。

モラハラというものは自分のストレスを相手にぶつけることによって解消するというストレス処理方法であって、モラハラをしてしまう人の全てを障害として切り捨てるだけでは解決には向いません。加害者本人ごと切り捨てるならば解決になりますが、事情があって難しい人もいるでしょう。

我々の所に相談に来られる方の中で、発達障害の特性が多く見受けられる方であっても病院では診断をされなかったケースがほとんどです。

それは、病院で診断をされるハードルの高さだけではなく、本人の困りごとと周りの困りごとは違うからです。

例えば、太っている人に対して言ってはいけないと感じながらも「デブですよね」といってしまうのはADHDで、見たままを言っているので何も悪いことだと思わないのがASDの特性です。周りからすると言われたくないことや代わりにフォローせねばならないことが多く疲弊しますが、ASD特性が強い場合だと本人の困り感はそれほどありません。


また、例えば仕事で自分は頑張っているのに思い通りいかず、次々と悪いことが重なってしまいどうにもいかない時に、普段なら許せる些細な言動がどうしても許せなくて怒ってしまった…みなさんも一度はしてしまった経験がないでしょうか?

これはモラハラをする人の日常的な心理です。

加害者を擁護する気は全くありませんが、こういった心の処理は基本的に0歳から7歳の間で人格形成をする中で、親やその他の人間関係と培うことで学び愛着形成の段階で身に付けるものです。

その時期に何らかの要因があって自分自身の認めたくない部分や劣等感を感じなくていいようにする為に身に付けた防御方法であるということは理解してください。

加害者の場合は、このようにストレス耐性がなく自分で自分をセルフコントロールする習慣もないために家族やパートナーへストレスを投げて処理をする・過度な期待やマイルールを押し付ける等の依存的甘え行動を起こしています。
本人人とっては、「そこまで悪いものと認知していない」場合も多くありますが、いかに自分が稚拙な自我を持っているのかを自覚し、自己コントロール出来るようになるのかがリジェネでのトレーニング作業となります。
過去と向き合って内省して、今後に向けての対策を考え日常からコントロールするように生きるのが目的です。

簡単にいうと自分の機嫌は自分で取るが目標となります。

夫婦間で起こっているモラハラという問題は見えている一部にしか過ぎません。

加害者特性である自己中心的なマイルールやそれらを強制するコントロール体質・ADHDとASD傾向による発言や行動が、被害者の恐怖心を増幅させます。
加害者の行動言動全てが自分自身の問題であり、モラルハラスメントを乗り越えるには自身としっかり向き合って、自分との関わり方を変えて、相手と自分を尊重し、お互いのコミュニケーションを変えることが出来れば、自ずとモラルハラスメントは減少しています。

モラハラはいやがらせが目的!?

モラハラ加害者は、自分の「いい部分と悪い部分を認知出来ない」体質があります。
その為パートナーの「悪いと認知している部分を認められない」ありのままを愛せない・認められない傾向があります。
それは、自他の境界線が曖昧で、特にパートナーや家族に対しては、同一視している(依存している)からこそ「僕の妻だから〇〇出来るはずだ」などのモラハラ行為を行います。
これはモラハラ被害者からすると意外かもしれませんが、加害者は被害者に対して「嫌いだからモラハラをしている」訳ではなく、被害者に対して「接しやすい」と感じていて、期待しているから依存して攻撃している行為です。

だからといって許されるものではありませんがね。

モラハラをされた後に優しくなった経験がありませんか?それは、自分の思い通りになってコントロール欲が満たされたからです。

加害者に罪悪感はないのか

モラハラ加害者は、自分の価値観や固定観念が強く、マイルールを尊重する傾向にあり、怒りの情動に流されやすくモラハラという行為で、自分のストレスを相手にぶつけて解消しています。
モラハラをしてしまった事について、「当然だ」「罰を与えている」という自己正当化する思考が強いので、自身のモラハラ行為に対しての罪悪感はあまり感じていません。
自己嫌悪や後悔を感じる事は多々ありますが、自分自身の認めたくない部分や劣等感を感じなくていいようにする為に身に付けた防御方法により、ストレスの処理を意識無く進んでしてくれる人(両親やパートナー)が身近にいる為に、モラハラをしてしまう自身の弱さに向き合わずにずっと行い続けてしまいます。
その心の処理をするようになった要因のひとつが、「コミュニケーション不全の家庭で育った」という事が影響していると言われています。

モラハラと家庭環境

「毒親」というフレーズも最近見かけるようになってきました。「コミュニケーション不全の家庭で育つ」というのは毒親に育てられているという事で、モラハラとミスコミュニケーションは密接な関係にあります。
毒親というのは、本人は無自覚ではありますが、子どもを所有物化して自分の利益の為に使います。
自分自身の価値観を子どもに押し付け、何をやってもダメな子であるという認識を子供に持たせて親の言いなりにさせようとします。
しかし、至って本人は無自覚である為「これは全てあなたの為を思っている」「親の愛だ」と子どもが疑問をもった事に罪悪感を持たせて、思い通りにコントロールしようとする未熟な親です。
その親の元に育ってしまった子は、通常であれば無条件に貰える親の愛を条件付でしか貰えず、また頑張って努力しても相手の期待に添えなければ意味がないという認識を持ちます。
そういった劣悪な環境から逃れるために、自然と防御する方法を身に付けます。
それが、他人を信用しないという考えになり、ダメな子だと育てられた反動で「自分自身には非がない」という考えになるのです。

毒親と被害者と加害者

また逆にモラハラをされている妻も毒親の家庭に育っているというケースもあります。
その場合、自然にモラハラを受け入れてしまう・逆に機嫌を伺う行動を取り続けモラハラパーソナリティーを育成してしまうという事もあります。
モラハラ加害者も被害者も実は、幼少期に植え付けられたイメージで、家族とはこう関わるものだ・女性(男性)にはこう関わればいいと思い込んでしまっている(意識なくしてしまっている)ということです。
モラハラ夫の父がモラハラ夫であるというのはよくあることですし、母親が過干渉やヒステリーであったりもします。

モラハラの連鎖を絶つ

しかし、幼少期の養育環境が性格に影響するということは、誰しも当てはまるものです。親や生育環境はモラハラを引き起こす根本的要因ではありますが、成長と共に自らの環境を変化させる事は可能です。
また、学校や友人もしくは映画や小説などといったものからも個人の性格を形成させる要因になるものはたくさんあります。
後からいくらでも変えることが出来るものですので、モラハラの家庭に生まれたからといって親や環境を恨み、ずっとモラハラを引継ぐ必要性はないのです。

モラハラ被害者体質改善こちら

  • 問い合わせはLINEがスムーズ
  • LINEだけのお得なクーポンあり
  • 365日24時間いつでも相談OK

ぜひ登録してくださいね!