10年以上モラハラに悩んだ夫婦が解決した事例
今回は10年以上モラハラに悩んだ夫婦がモラハラ解決した事例をご紹介したいと思います。
セッションでのリアルな描写を書いているため、長くはなりますが内容を参考にして頂き、最後まで読んで頂ければと思います。
もくじ
※プライバシーに配慮して本人特定が出来ないように一部内容を変えています※
変わりたいのに変われない理由を探していた
今回のおふたりは、被害者である妻側が長年モラハラであると認知したうえで10年以上もの期間ずっとセミナー等で自分を整えて耐えていました。
加害者である夫側は、夫婦喧嘩はよくするけれど離婚をするほど大きな問題があるとは認知しておらず「あなたはモラハラだ」と言われてはじめて問題に気付いたパターンです。
妻の気持ち
- 夫にモラハラされていると気付いていたが耐えていた
- 夫から「理解しようとせず常に責めてくる言い回し」で対応され話せなくなる
- 自分なりにセミナーやスピリチュアル等さまざまな講座を受けて頑張ってきた
- 夫は行動してくれるが、何かトラブルがあると長時間の説教で責める
- 夫以外からも振り回されやすく実家の親にも責められ続けている
- 自身の過去に問題があるというのは気付いていてずっと振り返っているが解決されない
- モラハラをしてくる夫と離れればすべて解決する気がする
- 友人も少なく毒親のため、家族にも相談できなくて苦しい
- 夫は「しつけ」というが、私はそう思えず見るのもつらい
- 自己責任と説教する割に自分のトラブルは私のせいにする
- 夫婦喧嘩をするたびに「離婚する」と10年以上いってきたので夫は本気にしない
- 長年の気持ちが爆発して「今回は本気 あなたはモラハラだ」と伝えた
- 病弱で仕事もままならないので離婚をするには正直いって不安
- 離婚する為にパートを始めたがパワハラやクレームが多くて自分を変えたいと思った
- 私が変わりたいという気持ちがあるのと夫も変わりたいと言ってくれるから期待する気持ちがある
こちらの被害者である妻は、機能不全家庭で育ち毒親の監視下を離れても、職場や学校などたくさん「私を振り回す嫌な人」の出会う経験をされてきました。
長年抱えている生きづらさを解消するために、心療内科以外にもセミナー等受けられるものはすべて受けてきたけれど、人生が好転するきっかけにはならなかったそうです。
リジェネでの支援を受ける方の多くが過去にセミナーを受講した経験がある場合が多いです。
我々の支援以前に受講した事例
- 役所など公的機関のカウンセリング
- 心療内科など病院
- 民間のカウンセラー
- トラウマ治療
- ゲシュタルト療法
- 占いやスピリチュアル系
- 断捨離などのお片付けセラピー
- 整体やダイエットなど
上記以外にもありますが、セミナージプシー的にいろんな問題を多方面から解決しようと模索しては上手くいかず心が折れてしまうケースも多々あります。
モラハラ被害者の中で機能不全家庭で育った場合には、過去の経験から心を許すと痛い思いをするので、そもそも開かないという選択を取っている方も多くいます。
その場合には「秘密主義」と思われてしまうほど自身のことを何も言わず、全てを抱え込んで感情を押し殺し時が過ぎるのを耐える傾向があります。
自分のルールを押し付けていた
夫の気持ち
- 妻は気に食わないと離婚だとばかりいう
- 自分ばかり家事をしているので、動かない家族に苛立つ
- 妻は問題が発生すると自分が悪いとばかりいう
- しかし周りから私のせいにされてばかりいるというので指摘したら泣かせてしまった
- 子育てや家事の意見が真逆で妻の努力が足りないといつも感じる
- 妻を問い詰めて泣かせてしまったが理由がある
- 過労で倒れそうなときに育児の相談をされて話を聞けなかった
- 妻の話は長くて要領を得ないので聞くのがしんどい
- 育った家庭が倹約家だったので、妻や子が物を大切にしないと腹が立つ
- 妻の正しいことと自分の正しいと思うことが合わないと感じる
- 妻が本気で離婚したいとパートまで初めて焦った
- 妻との話し合いはいつも消化不良で終わる
- 妻は子どもが一番大切だと主張するが、過保護すぎると思う
- チェックテストをするとモラハラに該当していたと気付いた
- ブログを読んで自分のことを書いてあるのかと思いびっくりした
- 自分には妻しかいないので夫婦としてやり直したいのでチャンスを逃したくない
実際に私も初回面談で状況を確認した時は解決までは相当厳しく長い道のりになると考えていました。
このご夫婦は、10年以上もモラハラで喧嘩を繰り返していてもたった半年で再構築に成功しました。
夫婦で何度も話し合いをしても上手くいかず離婚するしかないとお互いに思ったが、最後にやってみようとネットでモラハラについて検索し「夫婦で受けられるモラハラ専門カウンセリングだったから」との理由で我々を頼って頂いたとのことでした。
はじめはお互いを非難するような状況でしたが、本来の冷静さを取り戻したこと&見たくない自分ととことん向き合う努力をされたと思います。
自身の加害性に向き合うというのはとても難しいことですが、ふたりで一緒に日常に落とし込むまで努力をされました。
完璧主義をやめる
リジェネの介入法
- 夫が妻に対してマイルールを守ることを強要していたことに気付いて貰った
- 夫側の「しなければならない」が多すぎたので自己理解して貰った
- 妻側もポジティブ思考が強くマイナス要因から潔癖的に避けていることに気付いて貰った
- 妻も夫に寄り添って欲しいという本音を言っていなかったことに気付いて貰った
- 正しさの定義が夫婦間で違いがあることに気付いて貰った
- 夫と妻は違う人間であると認識して、まずはお互いを尊重する様に伝えた
- お互いのことをわかった気にならず、不明点は確認し合う様に伝えた
- 感情のコントロールは自分自身で行うのが基本だが、出来ない時はお互いにフォローし合う様に伝えた
- 自分のメンタル面の不調時の自覚と対処法をお互いに共有し、相互にフォローし合う様に伝えた
- 妻はつらい時に「話を聞いて欲しい」かまってちゃんタイプであると自覚してセルフコントロールを学んで貰った
- 夫にはタスクを抱えすぎて苛立たないようにセルフコントロールを学んで貰った
- お互いの違いを楽しめるくらいに多様性を認めるように伝えた
我々から、させていただいた支援は以上のポイントを中心に行いました。
特に注意深く何度も話したことは、セルフコントロールについてです。
自身でコントロール出来るようになるというのが、最大の目標ではなく「自分の容量を理解する」ことが目的です。
ですので、セルフコントロールだけでは及ばない時に素直に頼れるように、自身の一次感情に敏感になってもらえるようにしていただきました。
「なにをしてほしかった?」「どうしてほしかった?」という自分の気持ちを掘り下げるワークを基本はひとりでしますが、夫婦で受講する強みとしてふたりで出来るようになってもらいました。
この記事を書いた人】
経験と専門性
- 夫婦でモラハラを解決した実体験者
- 10年間で2500件超の相談解決実績
- 行動心理学をベースとしたモラハラ加害者・被害者の心理分析
- 加害者と被害者の思考・行動パターンの解明と改善指導
- 発達障害特性を持つ夫婦関係の調整とサポート
- カサンドラ症候群からの回復支援
- 夫婦間コミュニケーション改善や改善方法の開発
- 同じ経験を持つ専門家として、あなたの状況に寄り添うことが可能
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
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まとめ
今回は被害者と加害者に捉われずふたりで向き合っていくという本気の気持ちが繋がって解決に至ったケースです。
今回、講座の受講に至ったのは、夫の加害者更生のブログを読んだのが決め手だったとのことで、みなさんも、ぜひご一読頂ければと思います。
こちらのご夫婦は、被害者体質講座と加害者体質講座を受講後に夫婦問題解決講座を受講されました。
まずは一人で抱え込まずに気軽にご相談してくださいね。
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
もし「記事は理解できたけれど、うちの場合はどうすればいいのかわからない…」と感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにお話を聴かせてください。
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