あなたに合ったカウンセラーの選び方

本日は、あなたに合ったカウンセラー(支援員)の選び方について説明いたします。

私たちの元には毎日、多くの相談が寄せられていますが、その中には明らかに病院を受診した方が良い人や他のモラハラプログラムを受講しての二次被害を訴える方も増えてきました。

そのため、本日は、あなたに必要な支援を見極める方法についてご説明いたします。

この記事はこんな方におすすめです

  • カウンセラー選びで悩まれている方
  • 自分に合った支援先の情報が知りたい方
  • カウンセリング以外の支援方法が知りたい方

ちなみに、この情報提供は、私たちの面談に誘導しようとしているものではありません。

むしろ、このような情報提供を行っているサイトが存在しないこと、そして明らかに病院を受診すべき人が、我々を経由することで適切な支援を、すぐに受けれないのが問題だからです。

どんな悩みにも対応できるカウンセラーは存在せず、それぞれ得意分野が異なります。

見極め方として、基本的には我々のプログラムを受講した方々からの情報提供と、私自身が10年以上の臨床経験から得た情報を元に構築されています。

以下に見極め方と相談先のメリットとデメリットを書いていきます。

最後までお読みいただければ幸いです。

もくじ

  1. 解決法が一つしかない
  2. そもそも解決法が書いていない
  3. 支援方針への適切な説明はあるのか
  4. できれば顔出しをしている人を選びましょう
  5. 病院
  6. 公的機関の相談窓口
  7. 民間の心理カウンセラーなど
  8. セミナー
  9. 自助グループ(エンカウンター)
  10. さいごに

解決法が一つしかない

解決法が一つしかないカウンセラーの事例

  • 自分自身が悪い奴になれば、モラハラは治る
  • 自分自身を褒めれば、夫のモラハラは治る
  • 全ての問題は幼少期の親子関係にある

など、たった一つの解決法で全ての問題は解決すると主張をするカウンセラーもいます。

ただ、モラハラと言えども、人によって状況は異なります。

被害や症状の程度も異なり、軽い嫌味を受けている人と、DVを受けている人の解決法が同じであることはありません。

また、モラハラに至るのは複雑な要因が絡み合っていることがあります。

例えば、夫がキレやすいという場合でも、Aさんは高ストレスな職場環境に置かれていたり、または、うつ病や適応障害の症状が影響している可能性があります。

一方で、Bさんがキレやすいのは、無自覚のASD(アスペルガー障害)があるためで、自分のルールに執着しており、そのルールに反した行動に対してキレやすくなっていることがあります。

表面的には、同じようにキレている様に見えますが、調査やテストを行ってみると、根本的に異なる理由があることがわかります。

これらの事例に対して、たった一つの方法論だけで対処するのは、どう考えても難しいことが、この例からも理解できると思います。

また、解決法が1つしかないカウンセラーの傾向として、その一つの自論に異常に固執しているため、自分の理論に従わないクライアントの方が100%おかしいと考え、説教をする傾向があります。

これらの傾向は中級以上のカウンセラーに多く見られ、ある程度、実務経験をこなした自信から生じることがあります。

こういったカウンセラーが不幸なのは、助言を提供してくれるような師匠やメンターがいないことです。

また、師匠などがいなくても、クライアントの反応を見て、明らかに拒否したり、助言に対して反論した場合、素直に謝るべきですが、そういった傲慢なカウンセラーは自身の技量不足や非を一切認めません。

これらを認めたくないがために、自分の正しさを証明しようとしてクライアントに説教をするのです。

この行動はある意味で、モラハラのコントロール欲と類似しており、支援者としてあるまじき行為と言えるでしょう。

そもそも解決法が書いていない

ブログに解決法が記載されていないカウンセラーは注意が必要です。

特に、お客様の声だけを掲載し、ビフォーアフターの成功事例だけを示すパターンがよく見られます。

経済的DVを受けていた夫が毎月50万円を家計に貢献するようになりました」といった実例があっても、それを実現するための方法やアプローチを読者は知りたいはずです。

こういったカウンセラーは、クライアントのニーズや疑念を無視していると思います。

また、解決法がウェブサイトやブログに明示されていなくても、情報提供のために料金を請求する場合は警戒すべきです。

情報商材を販売する時代は、10年前に終了しました。

現代の令和時代においては、インターネットを通じて容易に論文を閲覧でき、図書館に行けば高額な料金がかかることなく、心理学者や研究者が執筆した原著論文などが簡単に読めます。

現在の心理療法は基本的に、専門的な理論を元に一般の人が日常生活で応用できるように開発されたものであり、完全にオリジナルな理論は存在しません。

多くの場合、昔からある理論を組み合わせたものです。

もちろん、最新の心理学理論も研究されていますが、真っ当な研究であれば論文として公開されているでしょう。

しかしながら、最も重要なのは、モラハラ解決や心理学の知識を単に学ぶことではなく、目の前の問題を早急に解決することです。

そのためには、学んだ知識を持つだけでなく、それを自身の問題解決に実際に活かすことが重要です。

「知識を持っている」ことと「知識を実際に活用できる」ことには大きな違いがあります。

例えば、野球をしたことがない人でも、バットの振り方は何となく知っているかもしれませんが、それだけではいきなり120km/hの球を打つことはできません。

120km/hの球を打つためには、日々の素振りやバッティングセンターで80km/hから実際に球を打つ練習など、持続的なトレーニングが必要です。

その努力を継続することで、ようやく120km/hの球をバット当てることができるようになるはずです。

モラハラ解決においても同じです。

必要な知識を学ぶことは比較的容易ですが、実際にその知識をモラハラ夫に対して適切なタイミングで活用できるかどうかが肝心です。

このような実践には、自分のメンタルをコントロールできる能力が不可欠であり、場当たり的ではなく、戦略的なアプローチが求められます。

これらを自然に実行できるようになるためには、徹底的な指導とサポートが必要です。

その点で、私たちのようなカウンセラーやコーチが存在するのです。

支援方針への適切な説明はあるのか

これは、病院などではインフォームドコンセントと呼ばれるもので、例えばがん患者の場合、治療方針、使用する薬の内容、必要性、副作用などを患者が理解できるように説明する行為を指します。

同様に、私たちも初回面談でクライアントの現状を聞き取り、問題点を把握し、介入方法や支援方針を選択します。

この際には、予想される副作用(デメリット)なども説明し、クライアントが納得し、合意した上で支援を進めています。

たとえば、モラハラ被害者プログラムでは、感情の回復プロセスにおいて、喜怒哀楽など全ての感情の強度が増加することがあります。

この過程で、怒りの感情も増加し、しんどく感じることがありますが、これらは回復過程のひとつであり抑圧する必要はないと説明します。

その際、怒りの感情を適切に扱う方法を説明するなど、回復過程でのプロセスを説明します。

このような説明が不足しているカウンセラーが多いという声をよく聞きます。

その背後には、カウンセラー自身が「インフォームドコンセント」という概念を理解していないことがあるかもしれません。

さらに、見立てや介入法についての知識が不足し、回復プロセスの仕組みを把握していないことが理由に挙げられます。

具体的な例を挙げてみましょう。

あなたが病院で治療を受ける際、医師が治療内容や薬の使用方法、回復プロセスについて説明できないのは、不安ではないですか?

初回面談では、積極的に不明点や疑問点を質問し、ご自身が理解し納得できる状態で支援を受けられることをお勧めします。

できれば顔出しをしている人を選びましょう

単純な質問かもしれませんが、誰にも相談できないような悩みを抱えた際、顔出しをしている相手と顔出しをしていない相手、どちらの相手に相談しようと思いますか?

例えば、電話での面談でも、相手が顔を見せていると、安心感や親近感が生まれ、信頼感を抱きやすくなります。

特にモラハラ解決の相談は非常にセンシティブな内容となるため、誰にでも相談できるわけではなく、信頼性のある相手に相談することが求められます。

また、顔出しをしない相談員と面談をする場合、その理由について不安を感じることがあるでしょう。

この人を信頼していいのか、顔出しが出来ない事情があるのではないのか、支払った料金に見合った面談が提供されるのか、といった疑念や不安が生じる可能性もあるでしょう。

このような問題を解決するためにも、顔出しをしている相談員を選ぶことをお勧めします。

病院

一回の面談時間は通常、30分から60分程度で、料金の相場は保険が適用される場合には約4,000円から8,000円ほどが一般的です。

メリットとしては、心身の疲労、不眠、食欲不振、うつ症状などがある場合、適切な処方薬を提供してくれるため、カサンドラ症候群(うつ症状)、躁鬱病、パニック障害などの症状からの脱却が可能です。

デメリットとしては、精神科や心療内科は広範な症状、例えば精神疾患や発達障害などを取り扱うため、モラハラ解決に特化していないことです。

DVに特化した精神科も増えてきましたが、日本では数軒しか存在しません。

また、一般的に精神科や心療内科は保険診療が主流で、初診時には話を聞いてくれますが、2回目以降は薬の効果を確認するだけで、短い時間しか話を聞いてくれないということが多いと言われています。

さらに、モラハラの解決には2者間(夫妻など)のコミュニケーション改善が必要であり、具体的なアドバイスが必要です。

そのため、膨大な情報を収集する必要があり、それらを病院で提供するのは難しいと考えられます。

公的機関の相談窓口

まず、無料で相談ができるというメリットが挙げられます。

しかし、デメリットも存在します。

私は以前に公的機関で相談員を務めた経験があり、例えば、役所のDV相談窓口に配置される相談員の多くは、社会福祉士や精神保健福祉士などの専門家ではなく、一般の地方公務員が主になります。

そのため、モラハラやDV解決に必要な専門知識は通常備わっていません。

さらに、2、3年ごとに別の部署から異動してくる係長などが面談を行うことが一般的です。

以前にモラハラ=離婚の図式が未だに蔓延している理由でも書きましたが、相談員はモラハラ解決に関する知識が不足しており、適切な紹介先の判断もできません。

その結果、モラハラ被害者の方が相談に行くと、悩みの程度にかかわらず、離婚を勧められることがほとんどだと言われています。

被害者としては、離婚を考えていない場合でも、どこに相談すべきか分からない中で役所を訪れただけなのに、担当相談員の主観に基づいて離婚を勧められることで、二次被害が多発しています。

配偶者暴力相談支援センターにも相談した方が何人かおり、基本的にDV相談がメインのため、離婚せずにモラハラを解決する方法を尋ねても、離婚しか勧められなかったとの報告があり、相談員の質にばらつきがあるように思われます。

民間の心理カウンセラーなど

一回の面談時間は通常、30分から60分程度で、料金の相場は5,000円から30,000円ほど幅広いです。

民間の心理カウンセラーの中には夫婦問題を取り扱うところもありますが、モラハラ解決に特化している所は少ないため、専門知識が乏しいと思われます。

また、民間の心理カウンセラーは、国家資格ではなく、誰でもカウンセラーとして独立できるため、知識やスキルにはかなりのばらつきがあります。

基準の一つとして、カウンセラーのウェブサイト、ブログ、またはメルマガを読んでみて、モラハラの解決法について記載があるか確認してみてください。

民間のカウンセラーの中には、「ビフォーアフターばかりを書いているブログ」が多いです。

例えば「夫婦仲が最悪だったのに突然、モラハラ夫が結婚記念日に海外旅行をプレゼントしてくれました」といった内容です。

読者としては、どうやってモラハラ夫が劇的に変化をしたのかが気になりますよね?

もし、それらが記載されていない場合、そのカウンセラーがモラハラ解決の知識を持っていない可能性が高いと考えられます。

セミナー

一回の相場は通常、30分から60分程度で、料金の相場は1,000円から5,000円ほどで比較的安価です。

メリットとしては、価格の手頃さだけでなく、オンラインセミナーも存在し、気軽に参加しやすい点が挙げられます。

しかし、デメリットとしては、セミナーのテーマが受講者の現在の問題に合致していない場合、十分に役立たないことがあります。

また、個別のアドバイスは一般的に提供されないため、セミナー受講と本を読むことに大きな違いがないこともあります。

さらに、様々なセミナーに出席し続ける人々は一般的に「セミナージプシー」と呼ばれ、新しい知識を学ぶことに満足感を感じるのみで、実際の行動や実践が少ない傾向があります。

そのため、モラハラ解決には至らないケースが多いです。

自助グループ(エンカウンター)

一回の相場は通常、60分から2時間程度で、料金の相場は1,000円から3,000円ほどで比較的安価です。

最近ではオンラインの掲示板なども存在します。

メリットとしては、自身と同じ境遇の人々が集まり、仲間を作りやすく、孤独感から解放されることがあります。

カテゴリーは多岐にわたり、モラハラ以外にもアルコール依存、薬物依存、パニック障害などを抱える人々のためのグループも存在します。

一方、デメリットとしては、グループの品質に差があり、基本的に専門家(医師・精神保健福祉士)が所属しているグループが好ましいです。

オンラインのグループでは24時間参加が可能で、管理人が絶えず監視できないため、会員同士の誹謗中傷や罵詈雑言などのトラブルが発生することがあります。

多くの人々がそのような問題を経験し、私たち、リジェネの元を尋ねて来られます。

また、モラハラ加害者同士が参加する掲示板も存在しますが、基本的に参加者は自己主張のみで、モラハラ解決に至る専門知識が不足しているため、誤った情報が提供されるリスクがあります。

また、こうした掲示板では発言力が強い人がヒエラルキーのトップに立つことがあり、話し下手な人は発言が難しく、逆に論破されることで二次被害が発生することもあります。

さいごに

最後まで読んで頂きありがとうございました。

今回の情報を元に、あなたの悩みに合った支援先に辿り着き、モラハラ被害が軽減することを願っております。

自分に合った支援先がわからない場合は、ぜひ、私たちリジェネまで連絡をくださいね。

あなたが一日でも早く、その苦しみから解放され、少しでも生きやすくなるために、私たちリジェネはサポートさせていただきます

一人で抱え込まずに、まずは気軽にご相談してくださいね。

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