モラハラをすぐに止める方法
モラハラ行為を止めさせるには
モラハラをすぐに止める方法は3つあります。
- 相手に期待せず相手の感情に煽られないこと
- 相手の感情や価値観を自分と重ね合わせないこと
- 相手の感情に共感すること
まず、相手に期待せず相手の感情に煽られないこと とは、「分かって欲しい」または「分かってくれるはず」という期待を持ち過ぎず、相手の感情(怒り)に過剰に反応しないことです。
「なんでそんな事もわからないのか?」と罪悪感を与えたり、「お前が物分りが悪いからこんな事になったんだ!!」とつい反論したくなるような言い回しをしたり…必ず自分の得意なリングに相手を引きずり込んでから試合をするので、その勝負に乗らないで不戦勝しましょう。
次に、相手の感情や価値観を自分と重ね合わせないこと とは、いくらあなたとパートナーが親しい存在でも、どんなに思い出を共有していたとしても、別の人間です。同じ映画を見て感動する部分や感想が違うように、感情や価値観が同じである必要などありません。また、違っても悲しむ必要もありません。
ご飯を何も言わずに食べる姿を見てどう思いますか?
「美味しいのならば、表情や言葉に表すはずだから、きっと美味しくないんだわ」と思うかも知れませんし、「文句も言わずに残さず食べているなら、美味しいんだね」と思う人もいるでしょう。人それぞれに表現方法も違うので、勝手な憶測はトラブルに繋がるので注意しましょう。
もし、あなたがパートナーや家族に対して「価値観や感情が違う」事に寂しさやモヤモヤ、または違うことが許せない感情があるのだとすれば、それはあなた自身の問題です。
最後に、相手の感情に共感すること とは、キャバ嬢のように可愛らしく接待をするイメージや、同じ様に受け止めて自分に取り込まないといけない様に思うかも知れませんが、全く違います。相手が話した会話に対してそのまま投げ返すだけでいいのです。
例えば…
「注文と違うもので腹がたったから、店員にバカか!って怒鳴ってやった」と言ったとします。きっとあなたの頭の中では、「え?店員さんにバカって怒鳴るの?最低!」など色々な事が頭に浮かぶと思います。きっと今までだと、
「え!?そんなミスで怒鳴るの?それは社会人として恥ずかしくない?」などと返答していたかもしれません。お分かりかと思いますが、この会話方法だとモラハラが発動してしまいます。
「 注文と違うもので腹がたったから、店員にバカか!って怒鳴ってやった 」
「そっかー。注文と違って腹がたったから、怒鳴ったんだね」
相手が話した会話をそのまま投げ返しているだけですが、相手の気持ちに寄り添っているように見えませんか?
「あなたは、そう思うんだね」「嫌な気持ちになったんだね」
こちらは何の感情も込めずに、そのまま投げ返すだけですが、きっと相手は満足した表情を浮かべると思います。 相手と自分の価値観が違うんだなと受入れる部分が少し難しいと思いますが、慣れればモラハラを簡単に止める事が出来ます。疑問があればお問い合わせ下さい。