わかったフリをしない事が大切
人間というのは会話をする際に、情報を省略して話しています。
「昨日は何をしていましたか?」と聞かれて、起床してから就寝まで、何を食べていつトイレに行ったか、そんな全ての工程を話す事はしませんよね。
じゃあどう話すかと言うと・・・適当に印象に残った部分をピックアップして、相手が望んでいそうな事を添えて答えていると思います。
「これは言わなくていいや」と自分でもあまり意識しないで、自然と情報を処理していく・・・その自然としている行為が、情報の省略で、その際にあくまでも「あなたの基準」で省略や削除をしているという事
相手の会話であれば「相手の基準」ですね。
その「個人の主観」で情報は、省略されているというのが、本日のポイント
「このくらい言わなくてもわかる」と省略された情報がある
どうしても会話の優先度が低くなるのが、感情の部分についてです。
実際は「出来事や時系列」よりも「その時どう思ったか」という感情が「わかってほしいポイント」に繋がるヒントなので、とても重要な事なのですが、どうしても感情は省略されがちです。
本人が言っていない省略された情報
カッコの部分、余白、行間とも言いますかね
その部分を、質問をすることにより、相手に補足説明させて確認していく
そして、質問に答える本人にも答えることで自覚してもらう
というテクニックです
例えば・・・
「何でも思ったこと言っていいよ」
「好きにしていいよ」
と言われて、本当にしたら怒られた(怒った)という経験はありませんか?
「何でも言っていい」の言葉の裏には「好きにすればいい」という言葉の裏には、
・どんな感情が隠れているのか
・どんな葛藤があって発した言葉なのか
・そのままの意味なのか
・どういう会話を望んでいるのか
それを、質問で確認していく
基本は5W1HでOK
でも、責めるような質問はNG
もしかしたら、【○○をしてほしい】という
一言も発していないお願いが隠れているかもしれない
聞いたこともない新しいルールが適用されているかもしれない
表現は怒りだけど本心は悲しかったり、苦しかったり
はたまた絶望して、諦めたのかもしれない
それを質問して確認してから、「自分に出来るのか」許可して負担にならないか判断すれば良いのです。確認して、理解しないと断りようもないですからね。
すこし余談だけど・・・
「○○さんってほんと真面目だよね」とか
「○○ちゃんってかわいいよね」とかさ
批判されてる可能性もあるよね。だいたいは声や顔で判断出来るやつね。そういうのは、スルー&シャットダウンでOK
どういう意図で言ったのかとか、それに対して異常に腹ただしいのなら、自分自身の心の仕組みに気付くヒントになるから、余裕のある時に自分の心の中を考察してみるのもいいよ(*´ω`*)
でも、本当に心から褒めているのに、全然受け取ってくれない人もいるからね。それはそれで・・・興味深いのだけれど・・・
日本人は不用意な発言で、場を乱す事を嫌う傾向にあるので「私ならこう捉える」で押し切ったり、あ・うんで理解しようとしたり「私ならこのくらいで伝わる」とやんわり伝えようとするよね。
空気感で完璧に伝えることが、全てにおいて出来ればいいけれど、実際聴いてみないとわからなかった!勘違いしていたなんて事は、よくあるのはこのせいなんだから、質問してみれば話が早いのですよ。
モラハラなんかこの極みの現象に過ぎません。
「わかったふりをしない」
「かっこつけない」
「賢いフリをしない」
「自分と周りに嘘をつかない」
少し馬鹿だと思われようが、変に歪んで捉えてこじれてしまうよりも1日の中の数分だけ5W1Hを意識する事からはじめましょう\(^o^)/