産後うつセルフチェックテスト|心の不調を改善する実践ガイド
産後の心の不調に悩むママは決して少なくありません。
約10%の女性が産後うつを経験しますが、症状が長引く背景には、パートナーからのモラハラ被害が隠れているケースが増加しています。
産婦人科での治療だけでは根本的な解決に至らず、家庭内の問題が未解決のまま症状が慢性化してしまうことも珍しくありません。
当サイトでは以前「モラハラ被害者に多い『産後うつ病』とは」という記事で、この問題の背景について詳しく解説しました。
今回は、より実践的なアプローチとして、客観的なセルフチェックで現状を把握し、その後の適切な対処法を段階的に実践する方法をお伝えします。
現状の把握が改善への第一歩となります。
一人で抱え込まず、具体的なアプローチから始めてみましょう。
産後うつ病とは?
産後うつ病は、妊娠中から出産後1年以内に発症する可能性があるうつ病の一種で、日本では出産を経験した女性の10〜15%が発症するといわれています(厚生労働省「周産期医療体制のあり方に関する検討会」より)。
ホルモンの急激な変化、出産による疲労、育児環境の不安、パートナーからのサポート不足、睡眠不足の蓄積などが複合的に影響して発症します。
重要なポイント
- 出産後2週間〜1年以内に発症
- 単なる「マタニティブルー」とは異なる持続的な症状
- 早期発見と適切な対応で改善可能
産後うつ病は自然に治ることが少なく、症状が進むと日常生活に大きな支障をきたします。
重症化する前に、まずは客観的なチェックで現状を把握することが大切です。
産後うつ病チェックテスト
以下の項目で、最近の自分の状態をチェックしてみてください。
診断結果
- 5個以上該当:産後うつ病の可能性が高い
- 8個以上該当:中程度の産後うつ病の可能性が高い
- 12個以上該当:重度の産後うつ病の可能性が高く、専門的なサポートが必要
産後うつから心を守るための実践ガイド
「完璧なお母さん」なんて存在しない
産後うつの裏には「完璧な母親でいなきゃ」というプレッシャーが潜んでいることがよくあります。
でも考えてみてください。生まれたばかりの赤ちゃんのお世話なんて、誰だって初めてなんです。
うまくいかなくて当たり前。
泣き止まなくて当たり前。
幼い頃から「頑張らなきゃダメ」「完璧じゃなきゃダメ」と言われて育った人ほど、この罠にハマりやすい。
自分ができていないところばかり見つけて、自分を責めてしまうんです。
完璧主義が強すぎると、思うようにいかない育児でどんどん心がすり減っていきます。
今まで普通にできていたことができなくなって、それがまた自分を責める材料になってしまう。
特に、人からの指摘を素直に受け止めてしまう人は要注意。「もっとこうした方がいい」と言われると、それを真に受けて自分を追い詰めてしまいがちです。
自分に優しい言葉をかけてみませんか
- 「私、十分頑張ってるじゃん」
- 「完璧じゃなくても大丈夫」
- 「しんどい時は助けを求めていいんだ」
感情が不安定になるのは当たり前
産後に気持ちがジェットコースターみたいに上下するのは、本当に自然なこと。
だって、出産って命がけの大仕事ですよね。交通事故にあったのと同じくらい体がダメージを受けているのに、生まれたての赤ちゃんは24時間体制でケアが必要。一瞬も目が離せない。
本当なら脳みそを空っぽにして、誰かに全部お任せして寝ていたいのが正直なところ。でも現実はそうはいかない。
そんな状況で、パートナーが的外れなアドバイスをしてきたり、「効率よくやれば?」なんて言われたりしたら、イライラするのは当たり前です。
感情を押し殺す必要なんてありません。むしろ、きちんと表に出すことが大切。
感情を解放する方法
- 信頼できる人に本音を話す
- 思いつくままに日記に書き出す
- 泣きたい時は遠慮なく泣く
今の自分のペースでいい
今のあなたは、心も体も普段の50%くらいの力しか出せない状態だと思ってください。
小さい子がいると、今まで当たり前にできていたことが全部後回し。
お昼ご飯を食べようとした途端に泣き出したり、トイレに入った瞬間に呼ばれたり。
やることは山積みなのに、脳のキャパはいつもパンパン。
こんな状況で今まで通りにできるわけがない。
「理想のお母さん」と現実の自分を比べて落ち込む必要はありません。
今の状況でできることから始めましょう。
特に、自分を責めがちな人は「できなかったこと」ではなく「できたこと」に目を向けてください。
どんな小さなことでもいいんです。
自分を褒めるコツ
- 今日一日、無事に過ごせた
- 少しでも何か食べられた
- ちょっとでも休めた
パートナーとのコミュニケーション術
「しんどい」「疲れた」だけじゃ、男性には伝わりにくいもの。
具体的に状況を説明してみましょう。
伝え方のコツ
- 「夜中の授乳で2時間しか眠れてない」
- 「授乳のたびに起きるから、まとめて眠らせてほしい」
- 「○○を手伝ってもらえると本当に助かる」
そして、感謝の気持ちも忘れずに。
「いつもありがとう。でも今はもうちょっと助けてほしいな」
パートナーへの伝え方例 「出産後、体調も気分も不安定で困ってるの。○○を手伝ってもらえると助かるな。一緒に乗り越えていきたいの」
自分をケアする時間を作る
基本の生活リズム
- 赤ちゃんが寝たら一緒に寝る(家事は後回し)
- 栄養のある簡単な食事(コンビニ弁当でも全然OK)
- 少しでも外の空気を吸う
ちょっとしたリラックス方法
- 深呼吸やストレッチ
- 好きな音楽を聴く
- いい香りを楽しむ
人とのつながりを大切に
- 信頼できる人とLINEやメール
- オンラインのママコミュニティに参加
- 同じような状況のママ友との交流
専門的な支援が必要な時
こんな状態が2週間以上続いたら、迷わず専門機関に相談してください。
- 日常生活がままならない
- 赤ちゃんのお世話ができない
- 自分や赤ちゃんを傷つけたい気持ちになる
- 消えてしまいたいと思う
相談できる場所
- 産婦人科・精神科:医学的な診断と治療
- 保健センター:保健師さんが相談に乗ってくれる
- 子育て支援センター:育児の悩みを聞いてもらえる
- 産後ケア施設:専門的なサポートを受けられる
※この記事は情報提供を目的としており、医学的診断や治療の代替となるものではありません。
気になる症状がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。
【この記事を書いた人】
経験と専門性
- 夫婦でモラハラを解決した実体験者
- 10年間で2500件超の相談解決実績
- 行動心理学をベースとしたモラハラ加害者・被害者の心理分析
- 加害者と被害者の思考・行動パターンの解明と改善指導
- 発達障害特性を持つ夫婦関係の調整とサポート
- カサンドラ症候群からの回復支援
- 夫婦間コミュニケーション改善や改善方法の開発
- 同じ経験を持つ専門家として、あなたの状況に寄り添うことが可能
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
モラハラの問題で苦しんでおられる方々の少しでも力になりたいと思っています。
まとめ:一歩ずつでいい
最後まで読んでいただきありがとうございました。
困った時は一人で悩まず、専門家や信頼できる人に相談してください。
あなたの健康と幸せが、赤ちゃんの幸せにもつながります。
産後うつは珍しいことではありません。
適切なサポートがあれば必ず良くなります。
大切なポイント
- 自分の状態を客観視する
今の状況を冷静に見つめる - 完璧を目指さない
「今できること」だけに集中する - 助けを求める勇気
一人で背負い込まない - 少しずつ改善していく
小さな変化を積み重ねる
モラハラで苦しんでいるあなたへ
私たち夫婦も、かつては離婚寸前まで追い込まれました。
しかし諦めずに夫婦で協力し、モラハラの問題と真正面から向き合い、解決することができました。
現在は幸せに暮らしています。
すぐに離婚だと諦めないでください。解決への道は必ずあります。
私たちがどのようにして危機を乗り越えたのか、被害者妻と加害者夫の両方の目線でリアルに書いています。
被害者の視点から学ぶ
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