お子さんが不登校なのは集団生活が苦手だからかもしれません
本日は、お子さんが不登校なのは集団生活が苦手だからかもしれませんについて説明していきます。
こんなことありませんか?
- お子さんの発言や行動が理解できない
- この子だけ意思の疎通ができない
- この子だけ、何で普通のことができないのかと愕然とする
これらの問題は、お母さんとお子さんとの脳機能の違いが原因の可能性があります。
脳機能の違いにより、学校のような集団生活が得意なタイプと苦手なタイプが存在することもわかっています。
ここでは、社会性が高く集団生活が得意な「論理タイプ」、個性が強く個別対応の方が適している「感情タイプ」
感情タイプの子どもは、集団生活が苦手であり、そのために学校に行きたくない、もしくは学校生活が心身ともに負担になり、心のエネルギーを消耗し、結果的に不登校になる可能性が高いと考えられます。
ただ、感情タイプのお子さんでも学校生活に適応している例は多くあります。
その場合、家庭での母親の関わり方が非常に重要です。
例えば、子どもが学校から疲れて帰ってきた場合でも、心のエネルギーを満たしてあげるようなサポートや、充電してあげるような関わり方をしているケースが多いです。
つまり、適切なサポートや理解の提供、そして心のケアが行われることで、感情タイプの子どもでも学校生活に適応し、成功を収めることができるのです。
家庭環境や親子関係が、子どもの学校生活に大きな影響を与えることを示唆しています。
では、心のエネルギーを満たす関わり方は、具体的にはどうすれば良いかという点ですよね。
以前のブログでも触れたように、お子さんを受容する関わり方が大切です。
ただし、このアプローチを実践するには、お子さんとお母さんのそれぞれのタイプを理解した上で行った方が効果的です。
この論理・感情タイプテストは、主に我々リジェネのこれまでの対象者からの聞き取りと様々な文献や資料などたくさんの先人の英知を元に考察を重ねた中で作成しました。
テスト自体は、モラハラ解決に作られたものですが、このテストは、夫婦だけでなく、お子さんとお母さんのタイプを理解する上でも有効ですので、ぜひ活用して下さいね。
お子さんの不登校の解決にお役に立てていただければ幸いです。
この記事はこんな方におすすめです
- お子さんの脳機能のタイプが知りたい方
- お子さんの行動や発言の理由を知りたい方
- お母さんご自身の取扱説明書を知りたい方
もくじ
論理タイプと感情タイプの違い
ざっくり説明すると、論理タイプはマルチタスクが得意であり、感情タイプは一点集中が得意です。
例えば、お子さんと同じ空間に居ても、論理タイプと感情タイプでは、全く捉え方や見え方が違います。
- 情報処理の方法
- 社会との繋がり方
- 認知の方法
これらが全く違うために、片方の普通が、もう片方に取っては普通ではないのです。
お子さんとのトラブルに発展しやすいのが、論理タイプと感情タイプの組合せです。
論理タイプからすれば「普通のこと」や「当たり前のこと」が、感情タイプには通用せず「何でそんなことをするんだ?」「ありえない」「同じ失敗を何回するんだ」「ちゃんとしろよ」と、論理タイプが常に怒っている状態になります。
これらの日常的なストレスが積み重なることで、お子さんとの間に溝が深まり、亀裂が入り、やがて修復不能の段階までに至ることが多いと思います。
この状態は、モラハラの理詰め行為やカサンドラ症候群の症状の一部として苦しみや葛藤として取り扱われてきました。
そうなれば、相手の行動の一つ一つにイライラしたり、存在自体が鬱陶しく感じてきて、家庭内に常に緊張感がある様な状態になります。
お母さん自身の特性とお子さんとの特性そして相互理解に繋げるとイメージしてください。
論理タイプと感情タイプについては、優劣などなく単に脳の構造が違うというだけです。
ただ、社会的には論理タイプの方が仕事ができると判断されやすくトラブルは少ない場合が多いでしょう。
感情タイプの人は自分の欲求に忠実で、自由人が多いため、破天荒なエピソードが多く、芸術家肌で一目置かれる存在である人が多いのも事実です。
また、論理タイプが大人であるならば、感情タイプは何歳になっても無邪気な子どもの様で愛嬌があったり魅力的な人が多い印象になります。
ちなみに僕は、感情タイプで、妻は論理と感情の混合型です。
僕の若い頃は、仕事で上司にビックリされるほど「とんでもない失敗」が多く怒られてばかりでした。
数々の失敗を体験して社会を生き抜くために、後付けで論理性を身につけたタイプです。
このように後付けでインストールした論理アプリでしかすぎない為、動かすには脳のエネルギーをめちゃくちゃ使います。
昨年その疲労の蓄積によって、急に倒れてメニエール病になりました。
医師からは、無理をしてきた脳疲労によるものと診断され、無理は出来ない身体となりました。
今でもスイッチを切ると、超マイペースで周りに対して1ミリも配慮することはできません。
人の話を聞いている最中に「頭がフリーズする」「頭が真っ白になる」ため、自分の体質を自覚し対策をして対応しています。
そんなにガチガチのテストではないので、何個当てはまったら、どっちのタイプと言う括りはありません。
どっちも高得点、どっちにも当てはまらないと言う人は強く思う方だなというレベルのゆるっとさで答えてみてくださいね。
論理・感情タイプの脳内の解説については、実例を元に詳細に書いてあるので、気になる方は参考にしてみて下さい。
ちなみに夫のタイプも理解されると、家族全体の相性なども理解できて、より適切なコミュニケーションが取れるようになってくると思いますので、ぜひ試してみて下さいね。
論理タイプ・感情タイプの親子の組合せと特徴について
- 母が論理(集団)タイプで子どもが感情(個別)タイプの場合
- 母が感情(個別)タイプで子どもが論理(集団)タイプの場合
- 母が論理(集団)タイプで子どもが論理(集団)タイプの場合
- 母が感情(個別)タイプで子どもが感情(個別)タイプの場合
①母が論理(集団)タイプで子どもが感情(個別)タイプの場合
論理タイプの母親の傾向として、社会性やルール、規範を重視することが挙げられます。
そのため、子どもが感情タイプの場合、不登校になっている現状を、社会から逸脱している悪いことのように捉え、1日も早く再登校させることを優先する傾向があります。
論理タイプの母親からすれば、社会生活を営むのが当たり前であり、感情タイプの子どもの社会性の欠如や、身勝手な行動がわがままに思えて、理解しにくい傾向があると思われます。
感情タイプの子どもからすれば、お母さんは常に「正論ばかりを押し付ける」「自分のことを全く理解してくれない」と捉え、心を閉ざしてしまう可能性が高いです。
②母が感情(個別)タイプで子どもが論理(集団)タイプの場合
また、反対に感情タイプの母親の傾向として、子どもが論理タイプの場合、不登校に関して特に責めることはせず、不登校自体を悪いこととは考えない傾向があります。
ただし、感情タイプの母親が悩むこととしては、お子さんが本音を言わないために理解し難いことや、何に悩んでいるのか理解できないことなど、コミュニケーションが取れないことへの悩みが多いと思われます。
一方、論理タイプの子どもからすると、「お母さんはかまってくれない」と感じ、放置されているという孤独感を抱いている可能性が高いと考えられます。
③母が論理(集団)タイプで子どもが論理(集団)タイプの場合
母子ともに、社会性や規範を重視するため、不登校である現状においては、社会から逸脱していたり、悪いことをしているという感覚に陥りやすいです。
また、母親も「どうして学校に行けないの?」と正論で理詰めしてしまい、お子さんも「学校に行きたいけど行けない」というもどかしい想いを上手く言語化できなかったりするので、更に心を閉ざしてしまう傾向があります。
論理型のお子さんは、学校に行けない現状を十分に理解しており、将来への不安や焦り、みんなと同じようにできないことに対する自己評価の低さなど、さまざまな葛藤を抱えています。
そのため、まずはお母さんが正論ではなく、お子さんの感情や気持ちに寄り添い、心のエネルギーを満たすことが重要です。
④母が感情(個別)タイプで子どもが感情(個別)タイプの場合
母子ともに感情タイプの場合、お互いに個を尊重するため、干渉せずに比較的ドライな関係になりやすいです。
例えば、子どもが毎日、朝までゲームしていることについても咎めるようなことはしません。
そのため、お子さんからすれば、自由で快適なように感じます。
感情タイプのお子さんは衝動的で、今が良ければいいという思考に陥りやすいため、お子さんとは将来について真剣に話す関わりを持つことが必要です。
さらに、感情タイプは計画性の想像も乏しいため、ざっくりでも良いのでお母さんが行動計画や期限を決めて行動させる必要があります。
まとめ
さいごまで読んで頂きありがとうございました。
論理タイプと感情タイプの違いはいかがだったでしょうか?
あるある!と感じていただけたり、お子さんのここが理解できないと感じていることが明確になったりしたのではないでしょうか。
論理タイプ・感情タイプと、明確に別れている人は少なく、部分的には論理や感情の方ももちろんいます。
自身をもっと知ることで、相手を知ることに繋がり、相互理解に繋がりますので、ぜひ問題解決のヒントとしてお使いくださいね。
不登校のお子さんを持つ保護者の方々と関わってきた経験から、毎回感じるのは、不登校に対する苦労や孤独を一人で抱えているお母さんが本当に多いということです。
加えて、夫からの理解が得られず、不登校が長引くことで妻に対して暴言を吐くなど、夫がモラハラ化し精神的に限界になる相談に来られる方が本当に多いからです。
そうなる前に、私たちに相談してください。
子どもの不登校は見守るだけでは解決しません。
不登校の解決には専門的な知識とアプローチが必要です。
大切なお子さんが社会的に自立できるように、私たちリジェネは全力でサポートさせていただきます。
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